4月も半月が過ぎ、新生活に少しずつ慣れてきたとは思いますが、日々の食生活で、皆さんは栄養バランスをしっかりと取れているでしょうか。
ここ最近の寒暖差からも体調を崩している方、または崩しかけているなんて方も多いと思います。
だからこそ、このような時期は特に栄養バランスを気にしながら、楽しく食事をしたいですね。
そんな中でも、特に不足しがちなのが『ビタミンC』。
『完全栄養食』と言われている『最強』の食材のひとつ、『たまご(鶏卵)』。
『たまご(鶏卵)』には『ビタミンC』以外の全ての栄養素が含まれているとして、有名です。
逆に言えば、『ビタミンC』が一切含まれていないという事になります。
でも、『ビタミンC』って一体、私たちの身体でどんな効果を保たらしているかって言うのはあまり、ご存知ないですよね。
ヒトやその他の生物の身体で重要なコラーゲンや、植物性食品からの鉄の吸収を助ける役割を『ビタミンC』はしているのです。
コラーゲンと聞くと、何かお肌に良いとか潤いに必要とか、そういうイメージですよね。
そのコラーゲンはヒトの身体の約30%を占めており、皮膚や血管・軟骨にあり、細胞と細胞を繋げる役割をしています。
また、鉄は『赤血球』を作る上で大事なミネラルです。
そんな生きていく上で大事な『ビタミンC』。
実は、ヒトの身体では生成することが出来ないんです。
だから、食品として摂取するしか、体内に入れることが出来ないんですね。
では、1日に『ビタミンC』はどのくらい摂取する必要があるのか。
『厚生労働省』が発表している『ビタミンC』の必要摂取量は下記の通りになります。
(上記は『厚生労働省』公式ホームページより引用。)
ただし、この基準値は『アメリカ』の医療制度に準じて、表示・記載されているので『日本』には当てはまらない場合もあるので、ご承知ください。
また、『ビタミンC』は過剰に摂取すると下痢や吐き気、胃けいれんなどが生じる場合があります。
1日にの摂取量で安全な『ビタミンC』の上限値は下記の通りになります。
(上記は『厚生労働省』公式ホームページより引用。)
そして、こちらもこの基準値は『アメリカ』の医療制度に準じて、表示・記載されているので『日本』には当てはまらない場合もあるので、ご承知ください。
どんな栄養素も過剰に摂りすぎると、かえって身体に害をもたらすということですね。
そんな『ビタミンC』ですが、野菜や果物、肉類に多く含まれていますが、実は調理する際の加熱には非常に弱く、光や空気に影響を受けやすい特徴をもっています。
さらに、水に溶けやすい性質をもっている『水溶性ビタミン』の一種となります。
だから炒めたり、茹でたりするとその栄養素が溶け出してしまって、しっかりと『ビタミンC』を摂取することが出来ないんですね。
ただ、スープなどの食品と一緒に飲んで食べる場合には、その栄養素も含まれているので、手間にはなりますが、オススメです。
では一体、『ビタミンC』はどういった食品に含まれているかというと、レモンやイチゴ、ほうれん草やピーマン、じゃがいもやさつまいもなどになります。
『文部科学省』の『日本食品成分表』によると、100gあたりに『ビタミンC』の量が多く含まれている食品は、赤ピーマンが170mg、緑ピーマンが150mg、キュウイフルーツ(黄)が140mgとなっています。
『ビタミンC』のイメージが強いレモンは50mgと以外に少ないんですね。
そんな中でも、いま特にオススメの食品は、ブロッコリー。
(上記は『フロムフード』「食品食材栄養事典」より引用。)
というのも、ブロッコリーは野菜の中でも『ビタミンC』の量がトップクラスの食品となります。
その量は100gあたり120mg。
レモンの2.2倍の量になります。
また、昨今の野菜の高騰にあまり影響を受けていない食品なので、お財布にも優しい食品となっています。
さらに、ブロッコリーは電子レンジで蒸すことが出来るので、栄養素もほぼ失われてる心配もなく、スープに入れても、他の食品と一緒に飲んで食べるため、一石二鳥となります。
なので普段の食事に、ブロッコリーを毎日100g程度プラスしてみてはいかがですか?
ゆで卵とブロッコリーを添えれば、一通りの栄養素を摂取出来るので、健康面でも良いですね。
『価格の優等生』・『完全栄養食』である『たまご(鶏卵)』と唯一足りない『ビタミンC』をブロッコリーで補う。
さらに他の野菜のように、値上げの影響もあまり受けていない、お財布に優しい野菜との最強な組み合わせ。
これから意識して食べて行きたいですね。
健康を維持するためにも。
また、ブロッコリーの調理レシピもたくさんあったり、彩りもよいのでおうち時間が増えているいま、改めて栄養素を考えながらより良い食生活を過ごしてみてはいかがでしょうか。
きっと楽しみも増えてくるはずですよ!