4月も中旬になり、急に夏日となる日が増えて来た中で、特に気をつけなければいけないのが『食中毒』。
そして世界でもそこの部分には特に最新の注意を払って御食事をなされている方々がいらっしゃります。
それが『皇族』や『英国王室』などの方々。
中でも、『宮中行事』の際の、晩餐会では絶対に避けている食べ物のひとつというのが「魚貝類」の特に「生もの」。
これはその名の通り、火の通っていない「刺身」などを口にして万が一『食中毒』にでもなってしまったら、御公務に支障が出るし、来賓客に多大な迷惑を掛けてしまうからという、心遣いからとなります。
逆に、頻繁に振る舞われる料理のひとつとして、「マトン(羊肉)」があります。
その理由は、至って単純。
『宗教的観点』から豚や牛、鶏などを口にする事が出来ない来賓客にも、安心して食べて貰えるように提供しているそうです。
毎年開催される、『天皇・皇后両陛下』主催の『秋の園遊会』には基本的に「ジンギスカン」が提供されることでも有名ですね。
これも様々な考え、『宗教』によって『禁食』となっている来賓客への配慮によってのことなんです。
また、『皇室』の主催する『宮中晩餐会』では基本的に、『日本食』の王道である「刺身」も提供されません。
その理由は、海外からの来賓客は「生もの」食べる習慣が無く、嫌うからだそうですよ。
だから、基本的には『フランス料理』を『皇室』も『英国王室』も提供するのだとか。
その際には、もちろん自国のお酒も提供されています。
『日本』だったら『日本酒』とかね。
それも最上級品のものを。
他にも『英国王室』では、『宮中晩餐会』の際に絶対に提供していけない食べ物が3つあります。
それは「ニンニク」・「玉ねぎ」、そして「フォアグラ」。
「ニンニク」や「玉ねぎ」はその臭いのキツイ事からなんとなく想像もできるでしょうが、もし『宮中晩餐会』の談話の最中にゲップをしてしまって、相手に迷惑をかけてしまうから、この2つの食べ物は省かれるようになりました。
これも相手への配慮によって生まれた伝統なんですね。
最後のもうひとつ「フォアグラ」は、2023年5月に戴冠した『チャールズ3世』から禁止となりました。
その理由は、ガチョウやアヒルの『肝臓』を強制的に肥大させ、それは「非倫理的」であるからだ!とのこと。
こうしてみると、環境や相手への配慮によって避けられている食べ物・提供されている食べ物の意味がハッキリと伝わります。
ちなみに、『天皇陛下』は基本的に高級食材である「フグ」は召し上がらないようです。
最悪の場合、「死」に至ってしまうこの食べ物を口にしないのは、賢明な御判断ですね。
ただ、現在の『上皇陛下』はそれにも関わらず口にしたことがあったそうです。
また、基本的に『皇室』も『英国王室』も自国に『御料牧場』を持っており、そこから食材を手に入れています。
ここでは一切の添加物は使用されておらず、いわば完全オーガニックの食材のみ!
だから一番自然な食べ物を食しているいるのは、『皇室』や『英国王室』のような方々なんですね。
とは言っても、たまぁに「マクドナルド」や「カップラーメン」も召し上がるそうですが…。
これを聞くと親近感が湧いてくるのも国民に愛されている証拠なのかもしれません。
最後に、2019年に『令和』になってから初の『国賓』として招かれた『アメリカ大統領』の「トランプ夫妻」にもてなされた赤ワインが、「 シャトー・ラフィット・ロートシルト
1996」。
この赤ワインは、1855年に『パリ万博博覧会』の際から始まる『メドック格付け』で、 『グラン・クリュ第1級』の第1位にランクされて以来、首位の座をただの一度も譲り渡したことのないという、大変栄光のある代物。
その値段もとても一般庶民には手の出せない金額です。
あれっ、「ロートシルト」って…。
2024年4月18日利用。】