現在続いている、混沌とした『世界情勢』の中、『日本』ではあまりその報道は、特にテレビなどではほとんど聞くことが無い戦術があります。
それは、『第6の戦場』と言われる戦術。
『認知戦(Cognitive Warfare)』。
または『認知戦争』と言うこの戦術。
(上記は『NATO』戦略文書から引用。)
陸・海・空・宇宙空間・サイバー空間の次の戦術として注目を浴びています。
ここで何よりも大事なことは、2020年に『NATO』の戦略文書にこの『認知戦』と言うことばが使われていたと言うこと。
そして、今現在『世界』で起きていることに、この『認知戦』と言う戦術を使っていると言うことなのです。
では、『認知戦』において、一番重要なものは一体なんだと思いますか?
この戦術において一番重要なものとは…。
『脳』。
そう、ヒトの脳の性質を利用してそれを武器にすると戦術なのです。
ヒトの『脳』はある情報が本当に正しいかどうか判断できないんです。
また、『脳』はその情報が正しくなくても、実際に起きていることや、そういった事実関係を結びつけて、物事を判断してしまうのです。
現在、『世界中』ほとんどのヒトが利用している『SNS』。
これが『兵器』となるのです。
例えば、『SNS』で「あっちの方が悪い!」と言うのを拡散します。
それをいわゆる『インフルエンサー』や信頼の出来る人たちが拍車を掛けるように言い始めます。
そうすると、信用してしまいますよね?
それが真実では無くても…。
もしそれが『メディア』だったり『国』が介入していたとしたら、それこそ信じきってしまうはずです。
それが真実じゃなかったとしてもですよ。
そういった『脳』の性質を利用した戦術なのです。
『認知戦』と言うのは…。
だからこそ、この『SNS』の時代、さまざまな情報が行き交う中で、『嘘』の情報をしっかりと判断して、また自分自身もその役を行っている可能性があると言うことをしっかりと認識する必要があるのです。
『スウェーデン』では戦時中における国民向けのマニュアルがあり、公開されています。
その中には『偽情報には気をつけよう。』と言う項目があります。
本当はここまで来ているのです、世界では。
それを知らないのは、無知なやつだけ…。
どっかの国民のようにね。
さて、『認知戦』と言うのは、2020年に『NATO』が使った用語です。
そして、これと同様な内容で『アメリカ』の国家情報長官室は2021年4月に年度脅威評価の評価基準として、示しています。
その公開された評価基準として、示された名前は『影響作戦』。
『影響作戦(認知戦)』の内容は、「敵対国が『アメリカ』に対して、経済的・文化的影響力拡大を図るとともに、国家主体で『アメリカ』のメディア等に自らの都合の良い情報(フェイクニュースも含む)をばらまき、世論を誘導し、国家主導者の政策決定を自らの都合の良い方向に変えると言うもの。」と公表しています。
これと同じようなことを、すでに『NATO』は一年前に発表しているんですよ、『世界』では。
『認知戦』と言う表現で…。
これを踏まえて、これからの行動を取らなければ、行けません。
『フェイクニュース』などの『嘘の情報』に加担しないように。
そして、何が本当の『真実』かを見分ける力をつけなければ行けません。
おかしな『情報操作』に惑わされないように。
人が『武器』としてなりえる時代なのですから…。