皆さんは「朝食」をしっかりと食べていますか?
朝にしっかりと食べるとその日の活動がスムーズに行くと良く言われていますが、特に『和食』の基本である『一汁三菜』というスタイルは栄養バランス的にも理想的なものとなっています。
また、2013年には『ユネスコ無形文化遺産』にも『和食』が登録されるなどで、さらに『和食』ブームが世界中で広まっていますね。
(↑上記は『吉野家』さんの「特朝定食」を引用。)
主食である「米」はエネルギー源としての「炭水化物」と、「完全栄養食品」である「たまご」と、それを補う「魚」。
そして「発酵食品」である「納豆」や「味噌」を使った「味噌汁」」の中の具に「わかめ」などの海藻類と「味つけ海苔」。
まさに完壁な栄養バランスですね。
とここで、面白い話がありまして実は『日本人』にしか消化が出来ない食材があります。
その食材とは。
『海苔』。
2010年に『日本人だけしか生の海苔を消化出来ない』という研究結果が発表されました。
これは驚くべき研究結果ですね!
『日本』は海に囲まれた島国です。
今のように海外から食材を輸入出来なかった『日本人』は、自国で生産された食材を食べるしかありませんでした。
そんな中でも「海苔」は海に囲まれた島国だからこそ、食べていた食材のひとつになります。
他の国はほとんどが、大陸で国と国が繋がっていますからね。
入手しようと思えばいくらでも入手出来ます。
そんな所から唯一、消化酵素が『日本人』の腸内で出来上がってきたんたんです。
長年かけての『日本人』の『遺伝子』が生きる糧を身につけていったんですね。
ただ、これは「生海苔」というだけで、加熱をすれば誰でも食べることが出来ます。
最近では、加熱処理をしたものがほとんどですので、外国の方でももちろん食べることが出来ますよ!
さて、逆に『日本人』のほとんど(正確には約7割)の人が、摂取出来ないものがあります。
それが、『牛乳』。
先に言っておきますが、誹謗中傷を目的に書いているわけではございませんので、ご理解の程よろしくお願いします。
意外ですよね。
子供の時、給食では必ずと言って良いほど「牛乳」が出されており、良く男子なんかはおかわりをするために、ジャンケンなんかで争奪戦をしていたという記憶が残っています。
そんな『牛乳』ですが、ほぼ毎回でてましたよね。
たまに出る「コーヒー牛乳」や「イチゴ牛乳」の特別感と言ったら、それだけで興奮していたことを覚えていますが、実は『牛乳』は『学校給食法施行令』という法律で『牛乳』を出さなければいけいと決まっているのです。
正確には『ミルク』となっているので、「脱脂粉乳」なども含まれますが、現在ではそのほとんどが『牛乳』になっていると思います。
では、『日本人』の約7割が『牛乳』の何を摂取出来ないのか?
その答えは『牛乳』に含まれてる「乳糖」と呼ばれる糖質が『日本人』の約7割が分解出来ないんです。
それを「乳糖不耐症」と呼び、これに該当する人は『牛乳』を飲むと下痢をしてしまうんですね。
これは欧米人よりも東洋人の方が多く、特に農耕民族であった『日本人』はその消化酵素がグンを抜いて持ち合わせていないという研究結果になっています。
今まで、『牛乳』を飲んでお腹を壊していた皆さん、これで理由が分かりましたね。
でも、安心してください。
やはり、「カルシウム」を簡単に摂取出来るのは『牛乳』ですから。
1日に1リットル以上飲まなければ。
そしてもうひとつ。
『日本人』が摂取して分解しづらいものがあります。
それが『アルコール』。
欧米人などは『アルコール』を摂取した際の分解酵素の活性化がほぼ100%に対して、特に『日本人』の約半分以上の方がこれが活性化しない、もしくはもともと無いんです。
だから決して無理をして飲んではダメなんですよ。
『酒は呑んでも飲まれるな!』
これから暖かくなり、お酒を飲む機会が増えてくると思いますが、くれぐれも無理はせずに楽しく飲んで下さい。
そして、朝食をしっかりと取り健康に気をつけて日々の生活を過ごしていきたいですね!