2024年も早くも3月を迎え、卒業・卒園シーズンとなりました。
子供が自分達(親などの保護者)よりも、より能力が高くなって欲しいと願うのは、至極当然のことだと思います。
それは勉強だけでなく、スポーツや芸術・歌など何でも良いから好きな事を見つけて、それをせめて学生時代には邁進して欲しいと、個人的には思っている次第で御座います。
そんな子供の成長で一番大事なことは、しっかりとした栄養素を摂取すること。
この成長期には、特に10大栄養素が必要だと言われています。
それが、
①.タンパク質
②.脂質
③.炭水化物
⑤.カルシウム
⑥鉄分
⑦.マグネシウム
⑧.亜鉛
となります。
これをバランス良く、しかも適したタイミングで摂取することによって、より能力がアップすることが分かっています。
特に、「15歳までに何を食べるかによって、学力をはじめとする能力」に大きく関係することが分かっており、その理由は、15歳までにヒトの脳や体の土台がほぼ決まってしまうからなんです。
だから、15歳まではしっかりと栄養のある物を食べければいけないと言うことなんですね。
その中でも特に、「子供の脳に特に効く栄養素」はと言うことで、5つの栄養素と目的、その時に必要な食べ物を紹介したいと思います。
まず1つ目は、「集中力を上げたい時」。
チロシンには脳をリラックスさせ、頭をクリアにする性質があり、勉強など集中したい30分前には積極的に取り入れましょう。
食べ物としては、卵・チーズ・肉・ごま・大豆・バナナ・アボカドなど。
テスト前に軽食として、バナナを食べたり朝食は積極的に取り入れたい食べ物ばかりですね。
2つ目は、「落ち着きを取り戻したい時。」
これに必要な栄養素は、トリプトファンという必須アミノ酸の一種。
寝る前やリラックスしたい2時間前に取り入れるのが目安なので、特に夕食時がオススメです。
食べ物としては、豚肉・卵・バナナ・煮干し・チーズ・鶏胸・鰹など。
夜もしっかりと食べて、翌日すっきりと目覚めることが出来るようにしましょう。
3つ目は、「記憶力を上げたい時。」
これに必要な栄養素は、オメガ3脂肪酸。
オメガ3脂肪酸は、脳や体の修復に欠かせない栄養素で、記憶力を上げるのにも効果を発揮します。
また、余談ですが『抑うつ症状』など気分が落ち込んでいる時にも抜群の効果を発揮するので、疲れている時には特に、夕食時に取り入れるのがオススメです。
食べ物としては、えごま油・青魚・くるみ・牡蠣・ムール貝など。
4つ目は「やる気を出したい時。」
これに必要な栄養素は、BCAAという必須アミノ酸。
BCAAは筋肉やスタミナを維持する効果があり、体力があるとやる気にも繋がります。
特に、運動をする子供には積極的に取り入れて欲しい栄養素で、やる気を出したい1時間前には食べましょう。
食べ物としては、鶏胸・鶏モモ・卵・納豆・豆腐など。
最後の5つ目は、「ひらめきを上げたい時。」
これに必要な栄養素は、GABAというアミノ酸の一種。
GABAは、脳の興奮状態をリラックスさせる効果があり、それによって頭の回転が良くなり、ひらめきが上がります。
特に、勉強の合間に取り入れるなどがオススメ。
食べ物としては、発芽玄米・トマト・ジャガイモ・ナス・ブドウ・ミカンなど。
とこのように、沢山の食べ物を適材適所で食べることが、成長段階である子供の脳に効くことが分かりました。
積極的に取り入れて、日々見守りながら成長していく姿を眺めていたいですね!