『厚生労働省』は2024年2月19日に、初めて飲酒に関する『ガイドライン』を発表しました。
この『ガイドライン』によると、がんなどの疾患別に対して、発症リスクが飲酒の量によってどれだけ数値が上がるかを例に上げて示したものとなります。
また、性別や年齢によってもその変化が見られることも分かった上で、『純アルコール量』の摂取量に特に注意することが重要だと位置付けました。
その『純アルコール量』を『厚生労働省』が発表した表が以下のものとなります。
【出典:『厚生労働省』公式ホームページより。
https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/001211974.pdf
2024年2月22日利用。】
これを見ると、例えば脳卒中や大腸ガンは男性なら1週間で150g、1日で20gの摂取量で、その発症リスクが大きくなるとなっています。
一方、女性では脳卒中の場合、少しでも摂取するとその発症リスクが大きくなるとされ、大腸ガンでは1週間に150g、1日で20gとなっており、男女共に同じ摂取量で発症リスクが大きくなるとなっています。
脳卒中がなぜ、男性と女性でここまでの差があるのかと言うと、それは基本的に男性より女性の方が体内の水分量が少なく、そのことによって、『アルコール量』の分解も少ないこと。
そして、何よりも『女性ホルモン』の働きによって、アルコールの影響を受けやすいと言うことがすでに知られている事実となっています。
結果として、女性は男性に比べて少ない『アルコール量』、さらに短期間での飲酒で、アルコールによる肝硬変になるなど、身体への影響が大きく現れる可能性があると、今回の『ガイドライン』では公表しています。
さて、では一体1週間に150g、1日に20gの『純アルコール量』とはどのくらいかと具体的に言うと、なんと500mlのロング缶ビール1缶でその量に達してしまうんです。
たった1缶でですよ⁉︎
お酒好きなほとんどの、特に男性は、毎日これ以上に飲酒をしていると思います。
これを参考にして、令和6年度から開始される『生活習慣病のリスク高める量(1日あたりの『純アルコール摂取量が男性40g以上、女性20g以上)を飲酒している者の減少』を目標とし、男女合わせて10%減と設定して、『日本政府』は推奨することとしました。
これからの社会では、中々飲酒するような場が少なくなっていくのが目に見えますね。
4月の花見で宴会なんて言う風物詩も、いつかは見れなくなるのかも…。
管理社会の道標?
ここで、もう一つ具体的にどのように、『アルコール量』を数値化したら良いかと言う計算式があります。
その公式は、
①.「純アルコール量(g)」=「摂取量(ml)」
となり、
②.「摂取量(ml)」×「アルコール濃度(度数/100)」×「0.8(アルコールの比重)」となります。
例に挙げると、500mlのビール1缶5%の度数を計算する場合は、
500(ml)×0.05×0.8=20(g)
となります。
もし日本酒であれば、
1合が180mlで14%の度数だとすると、
180(ml)×0.14×0.8=20.16(g)
となるので、目標値よりも若干超えてしてまっているんですね。
だから、1合も飲まないことが望ましいと言うことになるんです。
これじゃあ、全然呑んでる気がしねぇよ!
と思ってしまう方。
間違いないですね。
これも、『日本人、根絶やし計画』のひとつなのかもしれませんね。
日本酒と言うのは、米から出来ています。
そして、現在『日本』では米を作るのを抑えようとする働きがあります。
その「米」の字を、全然までは「氣」と言う字に含まれていました。
でも現在はその字は「気」と言う字に変更されています。
「米」には7つの『神様』が宿ると古代から、『日本』では言い伝えがあり、それは「『水』・『土』・『風』・『虫』・『雲』・『太陽』、そして作る人」。
そんな「米」だからこそ神聖な作物として、「神様が込め(米)られたもの」と考えられ、現在でも、毎年その年に取れた「米」を神々にお供えし、国民の安寧を祈願する『新嘗祭』を『天皇』自らが行なっているのです。
その祈祷(勤労)を感謝するために出来たのが、『新嘗祭』当日の、『勤労感謝の日』なんですよ!
では、今の「気」の「メ」の意味はと言うと…。
「自分自身または自分に関連した物事をいやしめ、見下す。」と言う意味。
これが、現在の「気」に込められた本当の意味なのです。
『GHQ』によって変えられたね…。
話は戻しますが、海外での『純アルコール摂取量』は、その国によって『ガイドライン』がさまざまです。
【出典:『厚生労働省』公式ホームページより。
https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/001211974.pdf
2024年2月22日利用。】
これは、『日本人』の遺伝子と海外の人の遺伝子では、そのアルコール分解の強さ・低さによってのことが関係しています。
実は『日本人』は比較的、世界中の人々に比べると、アルコール分解率が低いことが分かっているからです。
だから低いとは言っても、このような背景がある事を見逃してはいけませんね。
ただ、やっぱり適量の飲酒量が最も良いとは思いますが!
皆さんも、そう言う事を踏まえて、くれぐれも飲み過ぎには注意しながら飲酒を楽しんで下さい。
適量が重要ですよ!