2024年2月6日に、『総務省』が公表した『家計調査』で、1世帯当たりの外食における年間支出額の「ラーメン部門」が明らかになりました。
その堂々1位は「山形市」‼︎
なんと年間支出額が1万7593円で、これまでの2016に「山形市」叩き出した1万6613円の過去最高額を越え、更新することとなりました。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC061640W4A200C2000000/
2024年2月9日利用。】
その更新記録は980円。
「山形市民」が単純計算で全員で2016年よりも1〜2杯分、多く食べてきた計算となります。
「山形市」の官民がそれぞれでPRを挙げ、それについてくように食べに食べまくった結果なんですね。
ではなんでここまで固執して、「山形市民」のみんなが『ラーメン日本一』の座にこだわっているかと言うと、それはそれまで8年連続首位として、不動の立場にあった「山形市」が、2021年に「新潟市」に首位の座を獲られてしまったからです。
翌年の2022年には「山形市」が首位を奪還し、さらに「山形市」vs「新潟市」がヒートアップ。
だから、「山形市」にとっては『ラーメン日本一』の連覇が掛かった、「新潟市」にとってはさらに首位奪還の掛かった大事な年だったのです。
と言う事で、おのずもがな2023年の2位は「新潟市」となりました。
年間支出額は、1万5224円。
その差額は、最終的に2369円と突き放しての「山形市」の勝利。
でも、実は7月までの時点では「新潟市」に首位の座を許していました。
その差は328円。
「新潟市」の誇る「新潟5大ラーメン」の前に、もがき苦しんでいたんですね。
(※「新潟5大ラーメン」とは、「新潟あっさり醤油ラーメン」・「新潟濃厚味噌ラーメン」・「燕三条背脂ラーメン」・「三条カレーラーメン」・「長岡生姜醤油ラーメン」の5つ。)
この「新潟5大ラーメン」は、カップラーメンにも出る程に全国的にも認知されており、やはり食べたいと思わせるような強者ばかり。
だから、僅差の2位のポジションでもがき苦しんでいたのです。
そんな転機が訪れたのが、8月。
全国的にも猛暑となった2023年に、「チャンス‼︎」とばかりに躍り出たのが、「山形市」を代表する「冷やしラーメン」。
【出典:『VISIT YAMAGATA』公式サイトより。
https://www.visityamagata.jp/topics-yamagata-tsumetaimen/
2024年2月9日利用。】
その特徴は、通常の温かいスープでは無く、冷たいスープに氷が乗っていること。
去年の茹だるような猛暑にうってつけの代物です。
これで、怒涛の勢いでその差を盛り返した「山形市」はそのまま突っ走り、見事に連覇を成し遂げたのです。
まさに、デットヒート‼︎
この闘いの両者には、賞賛を与えたい気持ちでいっぱいです。
ちょっと話はそれますが、そんな両者の共通点、一体なんだか分かりますか?
それは両者共に、『米どころ』と言う地域。
【出典:『マカロニ』公式サイトより。
https://macaro-ni.jp/56972?page=2
2024年2月9日利用。】
だから、普段の食卓で米を食べているので、わざわざ外食でも米では無く、麺(ラーメン)となったんです。
確かに、現地の人たちにしてみれば、その気持ちが分かる気がする。
せめて、外食だけでも…。と言う思い。
そんな地域性の似た両者だったこそ、白熱した闘いが出来たんですね!
今年は一体どんな攻防戦になるのかが、今から楽しみです!
ちなみに、ラーメンのお供としても、これだけでもおかずやおつまみになる、『餃子の日本一』も2024年2月6日の同日に『総務省』の『家計調査』から公表されました。
その結果は、3年ぶりに1位の「浜松市」。
【出典:『浜松餃子 特設サイト』公式ホームページより。
https://www.hamamatsu-gyoza.jp/
2024年2月9日利用。】
これまた、餃子界の3強が独占する形となったので、次回はラーメンも餃子も常連が占めるか、はたまた新星が現れくかが、楽しみです!
しかし、どこも美味しそうだなぁ!
全制覇、目指すかッ‼︎