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『世界最古の国』日本

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打ち水日和

気象庁』は2023年の『秋』は、厳しい残暑は収まらず全国的にへいねんよりも高い気温の状態が続く見込みだと発表しました。

 

 

 

 

そんな中で『東京都』では平成29年から『打ち水日和』と題して、イベントを実施しています。

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【出典:『打ち水日和。』より。

https://uchimizubiyori.metro.tokyo.lg.jp/

2023年9月2日利用。】

 

 

 

 

今までで自治体や団体、企業などがこのイベントに参加し、少しでも『東京都』の『ヒートアイランド現象』対策として『打ち水日和。』を催しています。

 

 

 

 

その参加数はなんと200以上。

 

 

 

 

如何に、『東京都』が一体となって、このクソ暑い日々を少しでも快適に過ごせるようにと努めているということが分かりますね。

 

 

 

 

この『打ち水』と言うのは、すでに『江戸時代』には『夏の風物詩』として確立されていたようで、『俳句』や『川柳』でもその様子が描かれています。

 

 

 

『江戸時代』、まだ電気が無い時代に庭や道路に水を撒くことによって、地表の温度を下げて、『夏の暑さ』を和らげ『涼』を感じるための『日本人』の『生活の知恵』だったんですね。

 

 

 

 

そんな現在へと継承している『打ち水』。

 

 

 

元々は、『安土桃山時代』に大流行した『茶道』から始まったものだと伝わっています。

 

 

 

『茶道』の心得として、『茶室』ではどんなに敵対する相手だとしても同席の際には武器は持ち込まず、心を穏やかにしお茶や風景などの『趣』を感じることが大事となります。

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【出典:『茶道』Wikipediaより。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%8C%B6%E9%81%93

2023年9月2日利用。】

 

 

 

あの、『織田信長』や『豊臣秀吉』、『徳川家康』だってこの『日本人』特有の『美意識』を大事にしていたんですよ。

 

 

 

 

そんな『茶道』の客人を招く時に、「準備が出来ましたよ。」との合図だったのが、『打ち水』。

 

 

 

 

この時から、庭の石や苔に『打ち水』をし、目で感じる『涼』を体感していたんです。

 

 

 

 

そんな『茶道』は権力者達の楽しみのひとつ。

 

 

 

 

だから、他の『大名』もこぞってこの『茶道』を取り入れていきました。

 

 

 

それが『江戸時代』に入り、『参勤交代』の際に『大名』たちも『江戸』に集まり、そこから『打ち水』も全国に広まっていったんです。

 

 

 

 

そんな『打ち水』の作法としては、

①.水を用意する。

 

②.水を撒く。

 

③.『涼』を得る。

 

となっています。

 

 

 

その際には、朝や夕方など日差しが強くない時間帯にやると、その『涼』が持続して効果的です。

 

 

 

逆に日差しの強い時間帯にやってしまうと、すぐに乾いてしまうわ、蒸発してより湿度が高くなってしまうので、ご注意下さい。

 

 

 

 

水もなるべく水道水を使わずに、雨水やお風呂の水など二次利用水を使うと、有効活用にもなるし、節水にも繋がるので推奨されています。

 

 

 

 

また、『打ち水』をやる場所も所構わず水を撒くと言うのでなく、自分の家の敷地内・面している道路までにしておきましょう。

 

 

 

 

その際には、必ず車や歩行者などにはお気をつけ下さい。

 

 

 

 

マンションの場合にもベランダでやることで室内の温度を下げる効果があります。

 

 

 

ちょっとのことが『温暖化』、『ヒートアイランド現象』の対策にも繋がるんですね。

 

 

 

 

それから、『打ち水』を実施している最中に必ず気をつけなければいけないのが実施している本人による『熱中症』。

 

 

 

だから必ず、冷たいペットボトルを持って水分補給をしつつやるのが得策です。

 

 

 

 

あまりにも暑い時には無理は禁物です。

 

 

 

 

出来れば、2人以上でやると負担も軽減されるのでオススメです。

 

 

 

 

そんな『江戸』の昔から継承している、風情のある『日本』の文化、『打ち水』。

 

 

 

 

まだまだ残暑の続くこの季節に、ぜひやってみてはいかがですか?