先日の7月11日に6年目となる『ラーメンの日』を迎えました。
【出典:『日本ラーメンファンクラブ』より。
https://www.nippon-ramen-fc.org/archives/ramen_day/whats
2023年7月17日利用。】
これは『一般法人日本ラーメン協会』がラーメン産業の振興・発展とともに、日本独自のラーメン文化を支えるのが目的のために制定したものです。
なぜ、7月11日なのかと言うと、『7』がレンゲを『11』を箸と見立てたこと。
それからもうひとつ。
『日本』で初めてラーメンを食べたとされている『徳川光圀(『水戸黄門』)』が7月11日に誕生日だったことによります。
もはや国民食のひとつとも言えるべき、ラーメン。
有名どころで言ったら、札幌味噌ラーメン・喜多方醤油ラーメン・博多豚骨ラーメン。
いわゆる『日本三大ラーメン』・もしくは『ラーメン御三家』と言われています。
この3つの地域で発展していったご当地ラーメンには面白い特徴があって、それはどれも『屋台』からスタートしたと言うことです。
だから、現在でこそ札幌味噌ラーメンはこってりと言うイメージが強いですが、初めは意外とあっさりしていたんです。
喜多方醤油ラーメンの歴史も面白く、始めは『NHK』の番組で『喜多方市』の街並みを紹介すると観光客が増加。
そんな中で、もっと『喜多方市』にいてもらえるよう市の職員が考えた結果、団体客用の昼食の場所をラーメン屋を観光業界に紹介。
それが『民放』でも取り扱われるようになり、全国的に爆発的人気となっていったんです。
博多豚骨ラーメンの特徴的である「バリカタ」や「カタ」など麺の硬さを選べるスタイル。
これは元々、深夜や早朝の時間帯に忙しく時間の無い、市場で働いていれる関係者たちに、すぐに提供出来るようにと、店側の気遣いから生まれたものだったんです。
さらに、豚骨ラーメンの代表的な具材のキクラゲと紅しょうが。
キクラゲは、当時まだ海苔の価格がよく変動していた為に、価格の安定しているキクラゲを代用して使った事からが始まりです。
紅しょうがもまだ、豚骨ラーメンが世間的に馴染みが無かった時代、「豚は不衛生!」と言うイメージから「毒消し」の意味でトッピングされるようになったんです。
今では、全国どこでも食べられて、キクラゲや紅しょうがが無かったら、何か物足りない気がしてしまいますよね。
このように、『日本三大ラーメン』に続けとばかりに地元のPRをかけて、始まった『ご当地ラーメン』。
さて、今回『日本ラーメン協会』が設けた7つの定義。
この7つのうち2つ以上に該当していれば『ご当地ラーメン』として、対象となるようです。
その7つの定義というのが、2023年7月現在では、
①.その土地で広まった実績がある
②.特徴、特色、定義などがある
③.発祥から20年以上の歴史を持っている
④.知名度がある(他県や都内に支店を出店、百貨店催事出店歴など)
⑤.その土地の「食文化」や「社会背景」がある
⑥.応援団体が存在する
⑦.行政など公的機関が主体となり、そのメニュー名が設定されている
となります。
そして、今年この条件をクリアした『ご当地ラーメン』の数はなんと180種類。
北は北海道から南は沖縄まで、こんなにも多くの種類のラーメンが『日本』には存在していたんですね。
なかでも、北海道と新潟県の『ご当地ラーメン』のかずの多さ。
1つの都道府県で共に13種類もあるんです。
さすがでよね。
そんな、たくさんの種類がある『ご当地ラーメン』。
いつかは全制覇を夢見て、とりあえず地元エリアのラーメンだけは制覇してみようと思います。
まずは東京都からだなぁ。