2023年7月18日に関東地方では東京都・埼玉県・千葉県・埼玉県の1都3県に『熱中症警戒アラート』が『気象庁』と『環境省』から発表されました。
【出典:『NHK』公式ホームページより。
https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20230717a.html
2023年7月20日利用。】
『アメリカ』のカリフォルニア州デスバレーでは現地時間17日に、なんと53℃まで気温が上昇。
『中国』でも北西部・新疆ウイグル自治区トルファン盆地の三堡で16日、気温が52.2℃と国内最高気温を記録したと報道されています。
『ヨーロッパ』でも熱波によって『ギリシャ』では山火事が発生、『イタリア』でも48℃を超える可能性があるとして『保健省』が16都市を対象に極度の健康リスクを示す警告を発表しました。
全世界的に『酷暑』に襲われている状態が続いている状況となっています。
『日本』では、このような暑さの時に『水分補給』としての代表的なスポーツドリンクが『ポカリスエット』と『アクエリアス』。
(※以下、『ポカリスエット』は『ポカリ』と、『アクエリアス』は『アクエリ』と表記。)
実はこの2つスポーツドリンク、その用途によって使い分けられていることをご存じでしょうか?
その大きな差は『ポカリ』は体調を崩して、風邪をひいたり、食欲がない時に飲むことを推奨している事。
【出典:『ポカリスエット』公式ホームページより。
2023年7月20日利用。】
『飲む点滴』を商品コンセプトとしている事からも分かるように、体調を崩している時にこそその能力が発揮出来るんですね。
例えば、風邪をひいて起き上がるのも辛い時に、とりあえず『ポカリ』を飲んでいれば必要最低分の栄養素を摂取することができます。
特に『ポカリ』の最大の特徴である、あの甘味は糖質を500ml当たり31gも含まれています。
糖質は、身体の健康維持や修復に使われる大事な成分です。
だから、風邪をひいている時には最適なんですね。
逆に『アクエリ』は『ポカリ』に比べて、独特な酸っぱさを感じるスポーツドリンクです。
こちらは、まさに運動後に飲むことを推奨しており、理由はその酸っぱさ。
『アクエリ』の酸っぱさはクエン酸によっての味になっており、クエン酸は疲労回復に効果的な成分です。
だから、運動して疲れた身体に不足した水分と糖質・ナトリウム・そしてクエン酸を加えた『アクエリ』が最適となっているんです。
ただし、どちらも糖質が多いため、1日にたくさん飲んだり、健康だけど特に運動という運動をしていない人は肥満になる恐れがあるので注意しましょう。
要は、用途によって飲み分けて適量の水分補給をすることが大事ということです。
そんな2つのスポーツドリンクが共に推奨しているのが、やはり『熱中症対策』。
『厚生労働省』は、熱中症対策の一つとして、ナトリウムを100mℓあたり40~80mg含んでいる飲料を推奨しており、摂取のタイミングは20~30分ごとにカップ1~2杯程度摂取することが望ましいとしています。
『ポカリ』のナトリウム量を100mℓあたり49㎎としており、『アクエリ』はナトリウム量を100mℓあたり40㎎となっています。
だから、『熱中症対策』としてはバッチリのスポーツドリンクなんです。
ただし、何度も言いますが飲み過ぎには注意が必要です。
糖質が多いスポーツドリンクを暑いからと言って、バカバカ飲んでさらにドカ食いなんてしたら、1日の摂取カロリーを大幅に超えて、肥満になってしまう可能性があります。
だからこそ、適量というのが最適なんですね。
そんなスポーツドリンクですが最近では、冷凍で氷にしているものも販売しています。
この酷暑な夏に、こう言った商品も活用しつつ乗り切りたいですね。
特に小さなお子さんには、身体に当てて冷やしてあげたりすると『熱中症対策』として活用できますよ。