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『世界最古の国』日本

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夏越しごはん

2023年6月30日、本日でいよいよ今年も半年が終わろうとしています。

 

 

 

『日本』では古来より、一年の前半の最終日、今年前半に知らず知らずのうちに犯してしまった罪や穢れ(『厄』)を祓い、残りの半年間の『無病息災』を願う神事として、『夏越の祓(なごしのはらえ)』が全国の『神社』で行われています。

 

 

 

 

中でも、有名なのが『茅の輪くぐり』。

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【出典:『神田明神』公式Twitterより。】

 

 

 

 

『芽の輪くぐり』の作法は、まず正面立って一礼をしてから入って「8の字」を描くように、左側から周り、正面に来たら、その都度一礼をしながら3周します。

 

 

 

 

 

その際に、

水無月(みなづき)の夏越(なごし)の祓(はらえ)する人は千歳(ちとせ)の命のぶというなり」や、

「祓(はら)えたまへ、清めたまへ、守りためへ、幸(さきわ)へたまえ」

という唱え詞を奏上しながらくぐると、より効果的です。

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【出典:『神田明神』公式ホームページより。

https://www.kandamyoujin.or.jp/sp/event/detail/?id=135

2023年6月30日利用。】

 

 

 

 

そして、これをイメージして2015年から『公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構』が提唱し始めたのが『夏越しごはん』です。

 

 

 

 

『夏越しごはん』の基本ベースとなるのは、粟や豆などが入った雑穀米に、『芽の輪』をイメージして、夏野菜を使った丸いかき揚げをのせて、上からこれも旬の食材である生姜を効かせたおろしダレをかけて食べる丼ものとなっています。

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【出典:『ごはん彩々』公式ホームページより。

https://www.gohansaisai.com/fun/entry/detail.html?i=290

2023年6月30日利用。】

 

 

 

 

どうしてこの食材が選ばれたかと言う理由は、

①.『茅の輪』の由来となった人物が、『素戔嗚尊スサノオノミコト)』を粟飯でもたらしたという伝承から。

 

 

②.小豆などの豆には、『邪気』を祓う力があると古代から考えられていたから。

 

 

③.米は古代よりも私たち『日本人』にとって大事な主食であり、御供物としても使われるほど

『神饌(しんせん)』なものであるから。

 

 

 

④.夏野菜に多い赤色や緑色は『邪気』を祓うと古代から言われているから。

『神社』の『鳥居』も赤色ですよね。

 

 

 

⑤.『百邪(多くの邪気)』を防ぐとされているのが生姜のため。

 

 

 

となります。

 

 

 

 

現在では、デパートやスーパー、店舗でもオリジナルの『夏越しごはん』を提供しており、夏野菜をふんだんに使ったカレーなどもあります。

 

 

 

 

また、それに協賛する『神社』も増えており、一部の『神社』では6月30日に限定何食というかたちで、無料配布をしている場所もあります。

 

 

 

 

これからもっとドンドンと増えて行き、これが『日本』の『行事食』となっていく気がしますね。

 

 

 

 

ちなみに、6月30日に食べられる『行事食』は一般的には『水無月』が有名です。

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【出典:『農林水産省』公式ホームページより。

https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/minazuki_kyoto.html

2023年6月30日利用。】

 

 

 

 

これは『平安時代』の貴族が1年の半分が過ぎた暑いこの日に、冬に氷室で保管しておいた氷を持ち出して、口に含んだことからとされています。

 

 

 

冷凍庫のない当時に、氷を口に含めること自体が貴重であったのと、それが出来る身分の者だったという事が、歴史的にも感じることが出来ますね。

 

 

 

 

そして6月30日にこの氷を口に含むと、その夏の暑さも凌ぐことが出来るという言い伝えもあり、それが庶民に伝わり現在の涼しげな『水無月』となっていったんですね。

 

 

 

 

本日6月30日は、今年前半の締めくくりの日。

 

 

 

旬な物を食べて残り半分の2023年も元気に乗り切って、楽しい年にしましょう!

 

 

 

 

ちなみに私は夏野菜カレーが大好きです。

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【出典:『やずや』公式ホームページより。

https://www.yazuya.com/sp/useful/recipe/zakkoku/natsuyasaicurry/

2023年6月30日利用。】