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『世界最古の国』日本

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幕の内弁当 三種の神器

2023年も30℃を超える日が増えてきて、夏休みに旅行やレジャーに出掛ける予定の方も多いと思います。

 

 

 

 

特に新幹線など電車でのお出掛けの時の楽しみが、なんと言っても『駅弁』。

 

 

 

 

中でも、個人的に一番好きなのが色んな具材が入った『幕の内弁当』。

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【出典:販売元『日本ばし大増』より『東京弁当』】

 

 

 

 

そんな『幕の内弁当』ですが、その歴史は『江戸後期』まで遡ります。

 

 

 

 

その定義は、白飯におかずを組み合わせたいわゆる弁当であり、中でも『玉子焼き』・『焼魚』・『蒲鉾』が入っているものが『幕の内弁当』と呼ばれています。

 

 

 

 

そして、この3品を『幕の内弁当』の『三種の神器』と称されているんです。

 

 

 

 

弁当のおかずの『The・王道』って感じがしますよね。

 

 

 

 

なんと言っても、このどれもが白飯やお酒にピッタリなものばかり。

 

 

 

 

そもそも『幕の内弁当』の語源の由来は、『江戸時代』に大人気だった『歌舞伎』を上演している役者や裏方のために作られたものでした。

 

 

 

上演中の幕と幕の合間に、パッと食べれてご飯の進む味の濃いものだったり、冷めても美味しく食べられるものの方が相性が良かったんですね。

 

 

 

 

だから『玉子焼き』は甘くて、『焼魚』は鮭やサバなど脂っこいもの、『蒲鉾』は揚げ物だったんです。

 

 

 

 

それがいつしか客席にも販売されるようになり、さらに、付け合わせとして甘辛く煮込んだ、『里芋の煮付け』やお新香が添えられいるなどして、発展していったんですね。

 

 

 

 

 

その理由は、『江戸市中』の民衆たちは肉体労働として生計を立てている人が多くいたために、濃い味付けを好んでいたからです。

 

 

 

 

それを娯楽のひとつである『歌舞伎』を見ながら食べたり、お酒のアテにつまんでいたりとしていれば、そりゃ爆発的な人気商品になるに決まっています。

 

 

 

 

こうして『幕の内弁当』は人気を定着しつつ、『明治』に入ると『駅弁』が登場。

 

 

 

 

さらに、人気に拍車をかけ全国に広まっていきました。

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【出典:販売元『大友桜』より『利家御膳』。】

 

 

 

 

 

そして『幕の内弁当』に基本的にどれでもはいっているのは、やっぱり『玉子焼き』・『焼魚』・『蒲鉾』の『三種の神器』なんです。

 

 

 

ただ、現在ではオリジナリティーを活かして、これに囚われない独自の『幕の内弁当』も存在しているので、それはそれで楽しみのひとつでもあります。

 

 

 

さて、『幕の内弁当』の『三種の神器』。

 

 

 

 

では、一体どれがどれを指しているのかと言いますと、一説にはこのようになっています。

 

 

①『玉子焼き』→『八咫鏡

 

②『焼魚』→『草薙剣

 

③『蒲鉾』→『八尺瓊勾玉

 

 

 

代々の『天皇』が即位する際に受け継がれる、『三種の神器』と、『江戸時代』から代々受け継がれる弁当である『幕の内弁当』の『三種の神器』。

 

 

 

 

よく、言ったものですね。

 

 

 

 

ちなみに、現在では蒲鉾は縁起物として『紅白』のものが入っている場合が多いので、そこからも『日本人』に愛され続けてきた理由が分かりますね。

 

 

 

 

そんな『幕の内弁当』ですが、これからの季節は高温多湿の時期となるので、食中毒には気をつけて食べなければ行けません。

 

 

 

 

特に一度、箸をつけてしまったものは後で食べようと取っておかずに、早めに召し上がって下さい。

 

 

 

箸をつけなかったとしても、なるべく早く食べてしっかりと対策して、楽しみながら食べましょう。