2023年6月1日をもって、一般家庭における「電気代」が標準家庭で1世帯あたり、『東京電力』だと881円値上げすることを『日本政府』は認める発表しました。
その値上げ幅は『東京電力』においては平均で15.9%。
なかなかの負担額だと感じ取れることでしょう。
でも、他の『大手電力会社』6社の値上げ幅に比べると全然大したことないということも分かるんです。
その一覧が下記の通り。
・北海道電力 平均23.22%
・東北電力 平均25.47%
・東京電力 平均15.9%
・北陸電力 平均39.7%
・中国電力 平均26.11%
・四国電力 平均28.74%
・沖縄電力 平均33.3%
ちなみに、『経済産業省』が発表した数値はこちらとなります。
【出典:『経済産業省』公式ホームページより。
https://www.meti.go.jp/press/2023/05/20230519002/20230519002-1.pdf
2023年6月2日利用。】
これを見て、皆さんはどう感じますか?
冬には豪雪地帯の『北陸電力』が平均39.7%、常夏の島、『沖縄電力』が平均33.3%となっているのです。
値上げの期間は限定的ではありません。
そうすると、待っている先にはどうなると思いますか?
『日本』の主食である「米」の種類の中で最も有名な「コシヒカリ」。
「コシヒカリ」と言えば、「魚沼産コシヒカリ」はトップオブザトップとして、長きに渡り君臨しています。
事実、品種別検査数量では「コシヒカリ」が第1位。
さらに、都道府県別生産量も『新潟県』は第2位になっています。
【出典:『JAグループ』公式ホームページより。
https://life.ja-group.jp/food/okome/data/
2023年6月2日利用。】
次に『沖縄県』の都道府県別賃金はというと、『厚生労働省』の発表では第42位。
【出典:『厚生労働省』公式ホームページより。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/dl/10.pdf
2023年6月2日利用。】
電気代が高くなり、米農家の生産性は下がり、自国の食料自給率は下がり、『食料危機』になるのは目に見えています。
さらには賃金の低さからの困窮・治安の悪化…。
こうして、今まで通り生活が出来る側と、生活困窮側の『二極化』が生まれてしまうのです。
しかも、それを『日本政府』も容認して…。
そして、恐ろしいことに6月からマヨネーズやインスタントラーメンなどといった食料品を扱う企業が、それぞれ値上げをすると発表。
その数、なんと約3600品目。
特に注目すべきものは、鶏卵を使ったマヨネーズや、カツオやサバ節の不足から値上げを決定しただしやつゆなどの『調味料』。
もう、普通の食卓に並ぶものすらも物価が上昇しているんですね…。
それはもちろん、飲食業界も同じことで、これから先各店舗でも値上がりが必須となることでしょう。
そしての先には…。
以前、『コロナ禍』の時には『国』からの『援助金』でなんとか賄える、耐え忍んできた飲食業界。
でも、今はそれもありません。
では、一体どうすれば良いのか?
それは、その事柄に対してちゃんと調べることと、行動に移すことこそが重要なんです。
事実、今回の電気代の値上げは『旧一般電気事業者』と契約している世帯のみが対象で、2016年に『電力自由化』をして以降の、いわゆる『小売電気事業者』と契約している世帯は対象にはなっていません。
昔から今までずっと使い続けているから、そのままの業者にしている世帯も多いことでしょう。
だからこそ、今一度自分の契約している業者をマ見直す必要があるのです。
やった人とそうでない人、1年後には大きな差が出ていますよ、必ず‼︎
実際、個人的には1年ほど前に『小売電気事業者』に変更したら、月額で約3000円程安くなりました。
ただ、電気会社を変えただけで年間3万円以上も支出が抑えられるんですから。
行動するかしないかだけで、人生すら変わってしまうようなこの時代。
皆さんは、どっちにしますか?