3月に入り、来月から新スタートとという方も多いと思いますが、皆さんは通勤、通学に関してどの程度の時間を毎日費やしているでしょうか。
また、その手段として何を利用しているのでしょうか。
実は、『首都圏』など大都市がある場所では『電車』での通勤・通学が多く、他の地方では『自家用車』での通勤・通学が多い傾向となっていることをご存知でしょうか。
その理由は、まず『電車』の駅の多さと、本数の多さにあります。
例えば、「東京」の都心部を環状運転で走っている『山手線』。
(上記は『東京山手線』Wikipediaより引用。)
一周、40.4kmを約1時間で回る『日本』で最も有名な電車のひとつですが、その駅数はなんと
29駅。
『山手線』の内側の面積、たったの63㎢に対して29駅もあるんです。
2〜4駅くらいの間だったら、歩きや自転車でも余裕で通える距離です。
『国土交通省』は、令和元年に『自転車通勤導入に関する手引き』という計50ページによるものを発表しており、そこには通勤・通学の手段として、自転車を使うと、企業側・従業員側のメリットと注意点、また国や自治体による『自転車通勤支援制度』が書かれています。
(上記は『自転車通勤導入に関する手引き』より引用。)
都内では、コロナ禍の影響で、このように通勤・通学に自転車で通うという方も少しずつ増えつつはありますが、まだまだ『電車』などの『公共機関』を利用している方が多くなっています。
それもそのはず、『山手線』では通勤ラッシュ時以外でも、常時3〜5分に1本の間隔で『電車』が来るのですから。
(上記は『新宿駅 JR山手線』時刻表より引用。)
逆に地方はと言うと、通勤・通学ラッシュ時ですら1時間に2〜3本。
多くても4本しかなく、少ない時間帯には1時間に1本しか来ないというのが当たり前です。
1本乗り遅れてたり、乗り過ごしたら次に『電車』が来るまで早くても20〜30分、下手すると1時間近く待ってなきゃいけないなんて、時間の無駄でしかありませんからね。
まあ、そもそも大都市に比べると乗客数も、駅数も人口密度も少ないのですが。
ここで2020年3月末時点での、『都道府県別 自家用乗用車の100世帯当たり保有台数』と言う資料があります。
(上記は『自動車検査登録情報協会』より引用。)
ここで面白いのが、地方の方が多くて大都市の方が保有台数が少ないと言うこと。
いかに、普段の生活に『自家用乗用車』が必要だと言うことが分かりますね。
また、『総務省』の『統計局』が発表した『社会生活基本調査から分かる都道府県ランキング』と言うものがあります。
この中で、『通勤・通学時間が長い!ランキング』ではその時間を多く費やしているのが、なんと『首都圏』の1都3県。
(上記は『総務省 統計局』より引用。)
ここで分かるのは、『首都圏』に住む人たちがいかに通勤・通学時間を費やし、その中で生活をしているかと言うことです。
ストレス社会と言われいる現代の中で、どれだけストレスを発散を出来ているかが、その後の生活にも深く関わってきます。
出来るだけ、ストレスを溜めずに生活することが大事となってきます。
また、現在の『世界情勢』の中でさまざまなモノの値段が上昇しています。
それは生活に絶対に必要なガス代、電気代、水道代、そして小麦や大豆、キャノーラ油をはじめとした食料品やガソリン代までも。
さらに、『国土交通省』は2月16日に鉄道の運賃・料金制度を見直す方針を明らかにしました。
これは、今後の安全対策なども視野にしたもので値上げにつながる可能性もあると見られています。
こうした値上げの泥沼化した現在の『日本』。
今後、どのように改善・対策していくべきかをしっかりと考えて生活しなければいつの間にかお金がなくなっていると言う状態に陥るのは、安易に想像が出来ます。
今一度、家族や仲間で話し合いが大事なんですね。