2023年も『ゴールデンウィーク』が過ぎて、新しい生活もようやく慣れてきたこの時期。
そんな生活に欠かせないものを、総じてマスコミなどのメディアでは『新・三種の神器』などと呼ばれることもあります。
『三種の神器』とは、『天皇』が正統たる帝の証として、『皇位継承』とともに代々受け継がれる『八咫鏡』・『草薙剣』・『八尺瓊勾玉』の事を言います。
代々、脈々と受け継がれし『三種の神器』は、『天皇』になる為に、絶対に必要ないわば、それを継承できる者のみに与えられる『象徴』なんですね。
そんな『三種の神器』を、『戦後復興』から新しい生活様式へと変化する過程の中、その『象徴』とされ、キャッチコピーとして『新・三種の神器』と宣伝し、普及していった家電。
それがテレビ(白黒)・洗濯機・冷蔵庫。
1950年代、これら3つが揃っている家庭はまだまだ数少なく、購入出来るようみんな一生懸命に頑張って働いていたんですね。
その結果、『高度経済成長期』も相まって、ほとんどの家庭で手に入れることが出来るようになり、現在では新生活ではあって当たり前の家電となりました。
その後は、クーラー(エアコン)や自動車・電子レンジとその時代に合わせて『新・三種の神器』も進化していき、こちらも現在の生活では無くてはならない、『生活必需品』のカテゴリーへと含まれていくようになります。
それを考えると、約70年の間に、いかに豊かになったかが、目に見えて伺えるような時代へと変化していったんですね。
ちなみに現在では、毎年マスコミの投票によって、その年の『新・三種の神器』が発表されており、2022年はドラム式洗濯機・ロボット掃除機・食洗機となっています。
このどれもに共通しているのが『時短(時間短縮)』。
1日24時間しか無い時間の中でいかに、効率性を求めて生活するかを、現代社会に生きる人々は日々考え、求めているんですね。
ちなみに『平成』を『象徴』する『新・三種の神器』は携帯電話(スマホ)・薄型テレビ・ロボット掃除機が圧倒的で、『IT社会』の台頭が浮き彫りとなったと言えます。
他にも、『三種の神器』と総称されるものは多種多様で、その時代に沿ったものが代表となっています。
もしかしたら、過去の『新・三種の神器』という視点で、振り返るとこれから起こりうるものが見えてくるかも知れませんね。
『失われた30年』を取り戻すためにも、こう言った違った観点からの視野が必要なのかも知れません。
個人的には、ウォシュレットもエントリーされて欲しかったなぁ。
ある意味じゃあ、『日本』を代表する家電のひとつなんだから…。
余談ですが、『日本』のトイレ業界の2大巨塔の『TOTO』と『INAX(現・LIXIL)。
これを逆にすると…。
「OTOT(弟)×ANI(兄)」になるんです。
まぁ、都市伝説ですけどね。
他にも同業種で親戚同士が経営し、有名なのは『TOYOTA』と『NISSAN』や『adidas』と『PUMA』。
切磋琢磨して、世界的有名なメーカーへとなっていったんですね。
そういえば現在、世界を席巻している『chat GPT』などの『生成AI』や『IT企業』の創業者は、『PayPalマフィア』と呼ばれる、元『PayPal』の社員が多かったなぁ。
これもたまたまなのかしら…。