2022年10月13日、『デジタル庁』担当大臣である「河野太郎」氏が会見で、『マイナンバーカード』と『保険証』を一体化し、『マイナ保険証』へと2024年秋までに切り替える方針を発表しました。
これで現行の紙の『保険証』は無くなるようになる訳ですが、2024年年末までには『運転免許証』の一体化も目指しているとことも加えて発表しました。
これにはさまざまな意見があり、賛否両論ですが、デジタル化が進んでいることが目に見えて分かって来ています。
さて、皆さんは『運転免許証』に記載してある12桁の数字の謎をご存知でしょうか?
(上記は『警察庁』公式ホームページより引用。)
この12桁の数字には実はたくさんの情報が隠されています。
まず左側から見て最初の1〜2番目。
これは、「管轄している都道府県番号」、もしくは「公安委員会コードナンバー」になります。
これで、その人がどこの地域で『運転免許証』を取ったが一発で分かるんですね。
ちなみに地域別は下記の通りになります。
『北海道地方』
北海道本部→10
函館→11
旭川→12
釧路→13
北見→14
『東北地方』
青森県→20
岩手県→21
宮城県→22
秋田県→23
山形県→24
福島県→25
『関東・甲信越地方』
東京都→30
茨城県→40
栃木県→41
群馬県→42
埼玉県→43
千葉県→44
神奈川県→45
新潟県→46
山梨県→47
長野県→48
静岡県→49
『北陸・中部地方』
富山県→50
石川県→51
福井県→52
岐阜県→53
愛知県→54
三重県→55
『関西地方』
滋賀県→60
京都府→61
大阪府→62
兵庫県→63
奈良県→64
和歌山県→65
『中国地方』
鳥取県→70
島根県→71
岡山県→72
広島県→73
山口県→74
『四国地方』
徳島県→80
香川県→81
愛媛県→82
高知県→83
『九州・沖縄地方』
福岡県→90
佐賀県→91
長崎県→92
熊本県→93
大分県→94
宮崎県→95
鹿児島県→96
沖縄県→97
となっています。
また、海外で『運転免許証』を取得した場合、国内の免許証に切り替えた都道府県の「公安委員会コードナンバー」となります。
次に左側から3〜4番目の数字。
これは初めて、免許証を取得した西暦年となっています。
例えば、1999年だったら「99」、2022年だったら「22」のように分かりやすくなっているんですね。
次の5〜10番目の数字は、個人情報などが記載されており、『国家機密』としてその全貌は明かされていません。
各都道府県、それぞれの『公安委員会』がその基準を設定しているため、統一されていないんですね。
都市伝説では、5〜6番目の数字は筆記試験の結果を表示しているのだとか…。
例えば、「00」だったら100点、「09」だったら91点のように。
ただ、これはそれこそ都市伝説なので、100%の信用はダメですよ。
なぜなら、5〜10番目の数字は『国家機密』だから…。
11番目の数字は、チェックディジットとなっていて、数字列の読み間違いが無いかを検出する数字です。
これは、他にもバーコードやクレジットカード・キャッシュカードなどさまざまな物に活用されている、算出方法として、この全貌も非公開となっています。
最後の12番目は、交付回数となっていて、何回再発行しているかが一発で分かるものとなっています。
例えば、「0」だったら再発行は0回、「1」だったら1回だけ再発行したことがあるというのが、分かるようになっています。
ちなみに個人的には1回無くしているので、案の定、最後の数字は「1」とついています。
このように、普段何げなく見ていた『運転免許証』の数字。
意外と知らないことも多かったですが、これを見て警察の方々はすぐに身元が分かるように、不正が行われていないかが分かるように表示しているんですね。
ある意味では、分かる人には分かるようにと。
そんな大事な情報の入った『運転免許証』、改めて無くしたら大変だと言うことが分かります。
必要ない時には持って歩かないのが一番だ!