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『世界最古の国』日本

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大嘗祭 特別御朱印 その②

 

さて、今回は前回同様、品川区にある『蛇窪神社(へびくぼじんじゃ)』、そして行けたら台東区下谷にある『小野照崎神社(おのてるさきじんじゃ)』についてお伝えしたいと思います。

 

 

まず初めに前回お伝えした蛇窪神社ですが、この神社の創建は鎌倉幕府の第2代執権(執権とは鎌倉殿の補佐をして政務を統轄していた官職の事を言います。また、鎌倉殿とは鎌倉幕府を統轄していた武家の棟梁のことで、当時の武士は鎌倉殿=鎌倉幕府を指していました。

また、『平家物語』では鎌倉殿=「源頼朝」のことを指しています。)

北条義時の三男の重時の五男が仏門に入り「法圓上人」となり、現東京都の大田区大森にある「厳正寺(ごんしょうじ)」を開山しました。

そして、その家臣たちがこの蛇窪付近に移り住みこの為、現在でもこの地域付近では厳正寺の檀家が多く見られます。

 

 

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(↑上記の写真は鎌倉の鶴岡八幡宮

 

とここで少し話はズレますが、この法圓上人の兄弟で長女の「葛西殿」は5代執権北条時頼正室となり、後に8代執権北条時宗などを産んでいます。

 

また、時頼は得宗専制(伊勢平家一門である、北条氏一門で鎌倉幕府の実権を握り政務を執り仕切る事)の先駆けとなり、その子の時宗の時代に最盛期を迎えます。

 

そして、鎌倉幕府の最後の執権・北条守時赤橋守時)や、室町幕府初代将軍・足利尊氏(尊氏の正室はこの北条守時の娘)も法圓上人の父である北条重時の玄孫になります。

 

その為、重時の子孫が鎌倉幕府室町幕府の実権を握っていた事になり、またその祖先である伊勢平氏には武家政権を初めて確立した「平清盛」がいる事から、豊臣政権以前では源頼朝以外は全ての時代でこの伊勢平氏が政権を握っている事になります。

(2代将軍頼家・3代将軍実朝は頼朝と妻である北条昌子の子供の為)

 

 

 

さて話は戻しまして、蛇窪神社ですが法圓が厳正寺を創建してから半世紀後の2代目当主で法圓の甥である法密上人の時にこの辺り一帯が大飢饉に襲われるのが必至な程の旱魃(かんばつ)になりました。

そこで厳正寺の北西(戌亥)の方角にある龍神社に雨乞いの断食祈願したところ、大雨が降りこの危機を免れることが出来ました。

これに感動した法圓の旧家臣たちは蛇窪の地に神社を観請(神社を移す事)し、現在の地に蛇窪神社が創建されました。

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余談ですがこの戌亥(北西)の方角は陰陽道では、怨霊や魑魅魍魎(山や川の妖怪)などの災いが出入りする方角と言われおり、「天門」と呼ばれています。その為、この方角の神社で祈願しました。

 

 

また、その後この神社に湧き水が出る洗い場に白い蛇が住んでいましたが、時が過ぎ洗い場が干上がってしまった為に現在の戸塚公園の池に移り住んでしまいました。

ある時にこの地に古くから住んでいる森谷氏の夢枕に白蛇が現れ「一日も早くもとの住みかに帰して欲しい」と懇願し、そのことを神社の宮司に話し、宮司は弁天社を創建する事に決め白蛇を祀る事にしました。

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そして、この神社の主祭神はアマテラスとなっており、配祀はタケミカヅキの子の天児屋命アメノコヤネノミコト)・応神天皇になっています。

 

その為に、令和の大嘗祭の際にも特別御朱印を配布したわけですね。(これは自分の見解なので、あしからず。)

ただ、個人的にはかなり気に入っている御朱印になっています。

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また、この神社は『東京福めぐり』と言う特別御朱印も頂ける神社となっていまして、先程も上がった戸越公園の近くの戸越八幡神社もこの中に入っています。

何か『福』に縁があるのがこれを見ても分かります。

 

 

と、ここまで蛇窪神社についてお伝えして来ましたが次回は台東区にある『小野照崎神社』について、お伝えして行きたいと思いますので、ご期待お願い致します。

(やはり、行けなかったかぁ。)