2022年の大河ドラマ『13人の鎌倉殿』が終わり、2023年は『どうする、家康』が始まり早くも3ヶ月が過ぎました。
それと同時に季節も『春』となり、なんだかあっという間に時は過ぎて行きますね。
『13人の鎌倉殿』の最終回では、『鎌倉時代』の正式な歴史書である『吾妻鏡』を愛読する『徳川家康』が特別出演するというサプライズがありました。
『花より男子』世代の私としては、『花沢類』を演じる『小栗旬』氏と、『道明寺司』を演じる『嵐』の『松本潤』氏が、それぞれ22年・23年の大河の主人公として見事に『バトンタッチ』をしたシーンには感銘を受けました。
さて、『鎌倉時代』の棟梁は元々は『源頼朝』と言うのは、歴史でも習っており当然の周知となっています。
いわゆる『源氏』。
【出典:『源氏』Wikipediaより。】
ここから『武家政権』が始まり、『江戸幕府』終焉までの約700年間、『武家』による政治支配として長きに渡ります。
面白いのが、『鎌倉幕府』・『室町幕府』・『江戸幕府』と『幕府』を成立し世襲制にした棟梁たちは一貫してみんな、『源氏』であったことです。
『足利尊氏』を代表とする『足利氏』も、『徳川氏』もみんな『姓(かばね)』は『源氏』だったんですよ。
特に『足利氏』に至っては、『源氏』とは『鎌倉時代』から血縁関係であり、『御門様』と言う地位であり有力『御家人』でした。
【出典:『足利氏』Wikipediaより。】
中でも、『源頼朝』など4代に渡る『源氏』がいなくなり、『執権』と言うかたちで政治を動かしていた『北条氏』とも、唯一『足利氏』は血縁関係を結び、続けていったことで、政治的対立を避け、勢力を維持してきました。
だから、『北条氏』は『足利氏』に、まさに『クーデター(反逆)』によって滅ぼされたと言うことになります。
酷い話ですよね…。
また、『徳川氏』は『江戸幕府』を成立させる際に、上記2つの血統への憧れから『源氏』を自称したとされています。
それまでの『征夷大将軍』が『源氏』であったことに習ってね。
【出典:『徳川氏』Wikipediaより。】
だから、『武家政権』は『明治時代』になるまでずっと『源氏』が『日本』を統治していたことになるんです。
そしてもうひとつ面白いのが、『明治時代』以降、『日本政府』の中心である『薩摩』と『長州』。
いわゆる『薩長』です。
これも実は初代『薩摩』の当主である『島津忠久(惟宗忠久)』は,「源頼朝の御落胤」だとする伝説があるのです。
いわば、『源頼朝』の子。
それが、ずっと『島津氏』として残り、最後には『江戸幕府』を滅亡させて、『明治時代』以降は、その出身者たちが常に政治の中心に君臨し続けているんですね。
【出典:『島津氏』Wikipediaより。】
また、『長州藩』の当主であった『毛利氏』は、『13人の鎌倉殿』にも登場し、『鎌倉幕府』の初代『別当』として、『幕府』創建に尽力した『大江広元』の子孫です。
【出典:『毛利氏』Wikipediaより。】
だから、『幕府』を創るのに尽力し、『幕府』を終わらせるのに尽力した一族なんですね。
そして、現在でもその出身者たちが政治の中心に君臨している訳です。
要するに、12世紀後半から、『日本』の政治の中枢には『源氏』の意志を継いだ者たちがずっと居続けていると言うことなんですね。
ちなみに、『薩長』はかつて、『関ヶ原の戦い』では『西軍』すなわち、『豊臣政権』側についていました。
だから、『江戸時代』では『外様大名』となり『江戸』から遠く離れた場所に藩を所有させられたわけですが、のちにその2つの藩が『明治政府』をつくります。
『豊臣氏』の『桐紋』を掲げてね!
だから、大きく見ると根本的にはずっと変わっていないと言うことなんですよね。
我が国『日本』は‼︎
これぞ、世界で一番長く続いている王朝の国、『日本』。
そんな『日本』の本当の中心は…。
『天皇』
なぜなら『源氏』も元々、『天皇』の子孫であるから‼︎
ねっ、全てが繋がっているでしょう?
そして、『織田氏』も『豊臣氏』も『徳川氏』の血統を受け継いでいる家系があります。
それが、現行の『天皇』を含めてた『皇族』の方々。
『昭和天皇』の世代からね。
これが『日本の歴史』。