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『世界最古の国』日本

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赤坂田町 円通寺 時の鐘

今回は『赤坂田町』にあった『時の鐘』をお伝えしたいと思いますが、これがどうも複雑でして。

 

 

 

と、いうのも赤坂の高台にあった『円通寺』にはじめは『時の鐘』が建てられましたが、その後の大火で寺院が焼失。

 

 

 

その際に、南側の同じ名の寺院に移転したとされています。

 

 

 

 

 

ここも赤坂の高台にあり、鐘の音が遠くまで良く聞こえたそうですが、どのような経緯かは分かりませんが、その後『赤坂見附』付近の『成満寺』に梵鐘は移転し、1678年に8代将軍・吉宗の子で9代将軍・家重の時代から新しく梵鐘をつくり始めました。

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その後、同年の8月28日の明け6つ(午前6時)より幕府からの許可を得て、鐘を撞き始めました。

 

 

 

 

 

 

しかし、その後『成満寺』の鐘楼堂が大破してしてしまい、その時から『時の鐘』は休止されてしまいました。

 

 

 

そしてその後、東京都多摩市に移転をしてしまいましたが、現在でも使用はされていませんが梵鐘は保存さられ残っています。

 

 

 

 

 

また、赤坂の『円通寺』もTBSの坂を登ったすぐ近くにあり、そこに1994年に新たに鐘楼を建ていますので、是非どちらも近くにお寄りの際は拝観下さい。

 

 

 

 

 

さて、話はそれますが東京でも有数の観光スポットである『赤坂』。

 

 

 

 

ここがなぜこのような地名になったかはいくつか説があるようです。

 

 

 

 

まず、江戸城周辺は江戸幕府・開府前は入り江が入り組んでいたと言うのを以前お伝えしました。

 

 

 

 

そして、赤坂周辺は武蔵野台地の東の先端に位置していまして、入り江に向かって流れこむような地形だったことから、江戸城周辺は「坂」が多いんですね。

 

 

 

 

その後、江戸幕府開府からどんどんこの周辺も埋め立てられるようになり、そこに田んぼを作ったところから「田町」と言う地名で呼ばれるようになりました。

 

 

 

また、赤坂は「赤土」の土壌だったという説と「紀伊国坂」だったという説が2つあります。

 

 

 

 

そして「紀伊国坂」の説にも2つあり、1つはその昔、茜の草がたくさん多い茂っていたために「茜坂(あかねさか)」と呼ばれるようになり、それが訛って「赤坂」になったという説。

 

 

 

 

もう1つは染物屋が坂に赤い絹を干していたからという説があります。

 

 

 

 

どちらにしても、江戸城の『赤坂御門(赤坂見附)』と呼ばれるようになった以降は、この地一帯を「赤坂」と呼ぶようになりました。

 

 

 

 

また、ほど近くに『溜池(ためいけ)』という地がありますが、ここは湧水が湧く場所だったために堤防をつくり、文字通り溜池にして上水として利用していました。

 

 

 

しかし、神田上水玉川上水が整備されてからは徐々に埋め立てられ、明治21年には完全に埋め立てられ町名だけが残るようになりました。

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そして、平成に入り「溜池山王駅」が出来る訳ですが、この「山王」とは『山王日枝神社』のことで、江戸城の『裏鬼門』に位置し、『皇城鎮護』の神社となっています。

 

 

 

 

また、『江戸三大祭』のひとつで、『神田祭』ともに『天下祭』と呼ばれた『山王祭』があります。

 

 

 

 

この『天下祭』とは祭の際には、江戸城内に山車が入り将軍に拝謁することが許された唯一の祭になります。

 

 

 

 

さらに一年ごとに交互で現在でもやっている(2020年は新型コロナウィルスの影響で中止しました。)ので、是非一度は見てみたいですね。

 

 

 

個人的には一度、『山王祭』は見たので次は『神田祭』を見てみたいと思っています。

 

 

 

さて、このような歴史の詰まった「赤坂」。

 

 

次回訪れる時はこのようなことを頭の片隅に置きながら、散策するとまた違った景色が見えるような気がします。

 

 

 

ただ、個人的にここより少し先の『国会議事堂』周辺が不気味で息が詰まる感じがしてしまうんですがね…。笑