(令和元年(2019年)10月22日に行われた天皇陛下の『即位礼正殿の儀』ですが、なんと言いますか。驚きと感動、そして日本人であり良かったと思いかつ誇りにも感じる日でしたね。
今回の儀式は明治以降、生前退位と言うのは無く現在生存されている方(当たり前ですが自分も含めて)には未経験な体験でしたが、日本国民も含め全世界が感心を持った儀式でしたね。
それを証明するにテレビの視聴率は20%超え、または全世界のSNSでも話題になった程です。
(視聴率20%超えと言う事はその時間にテレビを見てる日本国民だけで5人に1人以上はいると言う事になり、ラジオで視聴されてる方や現地に来れた方、またあえなく仕事があった方などを含めたらもっと多くの日本国民が今回の儀式に関心を持っていたと思われます。)
と、この『即位礼正殿の儀』ですが平安時代にはすでにこの儀式が行われており、この原型は古墳時代にあり、天武天皇の時代にはこの儀式のしきたりが確立されていったと言われています。
さて、この『即位礼正殿の儀』ですがこれは、国内外(世の中)に対して皇位継承が行われ即位する事を宣明を致す儀式で、そこには皇族・世界各国の国家元首・日本の三権の長(立法・行政・司法権)などが参列致します。
また、この儀式は国内外に示す皇室儀式の中でも最高の儀式になり、『三種の神器』のうち剣璽(草薙剣・八尺瓊勾玉)・御璽(天皇が用いる公式な印章)・国璽(国家の表徴として用いる公式な印章)を継承すると共に、唯一天皇陛下のみが許された玉座である高御座(皇后陛下は御帳台に昇ります)にこれを安置し、全世界に対して『御言葉』を申し上げられ、宣明致します。
(剣璽等継承の儀はこの日の当日、即位礼正殿の儀が行われる前に行われる儀式でここで剣璽・御璽・国璽の継承がなされます。)
そして、参加者は皇族・内閣総理大臣・三権の長・国家元首(各国の国王など)・各界の著名人などが参列致します。
その後、参列された方を招待し晩餐会が開かれますが5日に渡って繰り広げられます。また、今回は和食(日本食)をベースにした料理が出されたそうですが、これは和食が世界無形文化遺産に選ばれた事や、来年に東京でオリンピックが開かれる事で、世界にもっと知って欲しいと言うのがあったからとされています。
(今回のメニューの一部ですが、箸が苦手な方の為にナイフとフォークも用意してあります。)
とここで、テレビなどでも話題になったのが天皇陛下が高御座で『即位礼正殿の儀』を行う直前に今まで雨がずっと降っていたのに、止んで更に虹が掛かると言う神懸かりの様な出来事が起きました。
しかも、元々この『剣璽』のうち『草薙剣』は『天叢雲剣(アメノムラクモノツルギ)と呼ばれており、これを使用する際には必ず雨が降る言われている神剣で、それをも断ち切るはやはり天照大御神(太陽神)の正統なる末裔だからなのでしょうか。
本当に不思議で凄くですよね!
と、今回は神社仏閣は出て来ませんがそれに関係のある天皇陛下の『即位礼正殿の儀』をお伝えしましたが、次回は『大嘗祭』についてお伝えして行きたいと思いますので、ご期待ください!