2024年1月20日未明に、『日本』としては初の『月面着陸』を成功させるという快挙を成し遂げました。
世界でもこれはまだ5カ国しか成し遂げていない事でしたが、『宇宙開発研究機構(JAXA)』は、「ギリギリ合格点の60点。」と厳しい評価。
その理由とては、「着陸自体は成功したけど、月面到達後に『太陽電池』が発電しなくなり、月面でのその後の活動を大幅に縮小せざるを得なくなったため。」としています。
それでも、『月』は『地球』の約6分の1に当たる強さの『重力』しか無い中で、機体の降下速度や姿勢を高度に制御しないと、月面に引き寄せられて衝突してしまうのを、無事着陸成功させたという偉業には変わりません。
近い未来に、『月』の裏側も調査で分かる時が来るのは間違いないですね!
よく、都市伝説では『月』の裏側には都市があって、そこから『宇宙人』が監視しているなどと言われていますが、もしかしたらそれも真実かどうかが分かるのかも…。
さて、『月の住人』と言えば、『日本最古』の物語として有名な『かぐや姫』を想像する人が多いかも知れません。
【出典:『スタジオジブリ』公式ホームページより。
https://www.ghibli.jp/works/kaguyahime/
2024年1月26日利用。】
そんな『かぐや姫』は、実はこういう事だったという考察を今回はしたいと思います。
ここで一番重要になってくるのは、『秦氏』。
『秦氏』とは、『応神天皇』が『大和(『日本』)』を統一する際に『百済』からやって来て協力し、後に帰化し、近畿地方を中心に勢力を伸ばした一族。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BE%E6%B8%88
2024年1月26日利用。】
『日本書紀』には『弓月君』がこれらを率いてと記されています。
そして、『弓月君』は『秦』の『始皇帝』の末裔だったとも『平安初期』に編纂された古代氏族名鑑ね『新撰姓氏録』に記されているのです。
そんな『秦氏』は『百済』から『日本』にやってきた=『海洋民族』と言うのは間違いありません。
なぜなら『百済』は現在の『朝鮮半島』にあった国なので、『日本』に軍団を率いてくるには当時、舟でしか行けなかったから。
話はちょっとだけ飛びますが『応神天皇』=『神武天皇』と言う説があると言うのはご存知でしょうか?
だから、『神武天皇』が行った『神武東遷』が『日向(現在の宮崎県)』から『大和(現在の
奈良県)』まで行けたのは、その『海洋民族』の力を利用して、辿り着いたと言うわけです。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/神武天皇
2024年1月26日利用。】
実際に宮崎県から瀬戸内海を通れば、奈良県までなんて簡単に行ける。
しかもより安全に。
【出典:『Googleマップ』より。】
だから、『瀬戸内海』を行き来し、莫大な利益を得ていたんです。
史実では、実際に『聖徳太子』の側近中の側近である『秦河勝』や、それ以降も『平安遷都』する際には、その経済力を頼り『朝廷』は政治をすすめていたとなっています。
さて、そんな『瀬戸内海』を海路の中心にして『大和(現在の奈良県)』を拠点としていた『朝廷』と『秦氏』。
『瀬戸内海』の内側(『山陽』)はほぼ制することになります。
次に欲しいのは『中国山地』を挟んだ『山陰』。
【出典:『気象庁』公式ホームページより。
https://www.data.jma.go.jp/cpd/j_climate/chugoku/main.html
2024年1月26日利用。】
そして、この『山陰地方』には巨大な勢力国家が存在しています。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%B5%E3%83%8E%E3%82%AA
2024年1月26日利用。】
そこと政略結婚を結ぶ事だったんです。
そしてその政略結婚は見事に成功し、『大年神(正月にお迎えする神様)』と『宇迦之御魂神(ウカノミタマ)』を授かります。
でも、子供は授かったとは言え、嫡子では無いので利害関係が一致せずに、この姫は戻って来てしまったんですね。
『朝廷』と『秦氏』の拠点である『大和』に。
ちなみに、『宇迦之御魂神(ウカノミタマ)』は『伏見稲荷神社』など、『稲荷神社』の主祭神として『稲荷神』と祀られている『女神』です。
そして、この『稲荷神社』の創祀に尽力したのが『秦氏』です。
でも、一度結婚した姫をあまり表だって姿を見せることは出来ません。
だから、本拠地(現在の奈良県橿原市)の近くにあったある山に隠れるように生活させました。
その山というのが『天香具山(あまのかぐやま)』。
【出典:『天香具山』Wikipediaより。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E9%A6%99%E4%B9%85%E5%B1%B1
2024年1月26日利用。】
「か・ぐ・や・ま」の姫。
時は、下り『聖徳太子』の時代には『秦河勝』は側近中の側近となります。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%A6%E6%B2%B3%E5%8B%9D
2024年1月26日利用。】
その後、『聖徳太子』が亡くなると同族であった『蘇我氏』は『中大兄皇子(のちの『天智天皇』』と『中臣鎌足(のちの『藤原鎌足』)』に滅ぼされます。
(※これを『大化の改新』と言う。)
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%8C%96%E3%81%AE%E6%94%B9%E6%96%B0
2024年1月26日利用。】
さらに弟の『天武天皇』が即位し、この時初めて『中国』の京を真似て造ったのが『藤原京』。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E5%8E%9F%E4%BA%AC
2024年1月26日利用。】
そして、『天武天皇』が『古事記・日本書紀』の編纂を行い始めるんです。
さて、京が橿原市にあったならば『スサノオ』の子孫で香具山にひっそりと暮らしている姫に、上級貴族たちが求婚することは必然。
ここで面白いのが『小倉百人一首』の1番目は『天智天皇』で2番目が『天武天皇』の妃である『持統天皇』。
【出典:『小倉百人一首』より。
2024年1月26日利用。】
その歌と言うのが、
「春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天香山」
ここにも「か・ぐ・や・ま」が出て来ていますね。
話は戻しますが、そんな求婚を嫌がった『秦氏』の一族とその姫。
だって、『出雲国』から逃げてきたんですから少なからず、恥ずかしい行為というレッテルが貼られています。
とは言え、『スサノオ』の血を引いている姫となれば権力のある上級貴族たちが見逃す訳ないですよね。
それを成功すれば、自分たちの家系が『スサノオ』轢いては『アマテラス』の子孫と繋がるんですから。
「そんな政略結婚はごめんだ!」とばかりに、頼ったのは、『秦氏』として一緒に帰化した一族。
『月氏』。
『月氏』と言うのはもともとは、『秦』の時代に遊牧民族として一大勢力をもった遊牧民族です。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88%E6%B0%8F
2024年1月26日利用。】
『秦』の『始皇帝』は、遊牧民族と協力して国家を統一したと伝わっています。
さらには『秦』と『月氏』は共通の敵がいたと言うことも分かっているので、一緒に『日本』に来て、『月氏』が『秦氏』の傘下となり、後に一族となったと言うのは十分にあり得る話。
そして、『月氏』の本拠地となるのが、現在の東北地方。
まだ、『朝廷』の手の届かない所に逃したんですね。
「月に…。」
ちなみに『竹取物語』だと、『かぐや姫』と名付けたのは「秋田」という女性でした。
秋田県は東北地方です。
【出典:『出羽三山神社』公式ホームページより。
http://www.dewasanzan.jp/smarts/index/27/
2024年1月26日利用。】
『月山神社』は東北地方で唯一、『官幣大社』となった神社であり、その主祭神と言うのが『月読命(ツキヨミ)』。
【出典:『ツキヨミ』Wikipediaより。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%82%AF%E3%83%A8%E3%83%9F
2024年1月26日利用。】
これで『三貴子』全てが関わってくるのです。
『天皇家』の祖、『アマテラス』・『出雲国』の祖、『スサノオ』・『月山神社』の『ツキヨミ』と…。
【出典:『アマテラス』Wikipediaより。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%85%A7%E5%A4%A7%E7%A5%9E
2024年1月26日利用。】
ちなみに、『月山神社』の縁年は『卯年』であり、満月には『日本』ではウサギが見えます。
だから『月』なんです。
さらには、『室町時代』以前の『月山神社』の信仰は『八幡神』。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%9C%E7%A5%9E%E5%A4%A9%E7%9A%87
2024年1月26日利用。】
ねっ、全部繋がったでしょ?
『江戸時代』には、死ぬまでに一度は参拝したい場所として、「西の伊勢参りに、東の出羽三山。」とありました。
まさに『陰陽』で、表と裏。
そして表裏一体ということなんです。
『秦氏』を通じて。
「月に帰ったかぐや姫…。」とは、そう言うことだったんですね。
「月氏の場所に帰った(同族の場所に逃げた)、香具山(か・ぐ・や)に住んでいた姫」。
これが、『かぐや姫』の正体。
それを分かる人には分かるように作ったのが『竹取物語』だったんですね。
まぁ、信じるか信じないかはあなた次第ですが‼︎
でも、そうだったら面白いなぁ。
そして今宵は『満月』🌕