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『世界最古の国』日本

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円安・円高

2023年10月3日に『外国為替市場』は、去年の10月20日以来、約1年ぶりに一時1ドル=150円台となりました。

 

 

 

 

およそ1年前の2022年10月3日に1ドル=150円台をつけたのは、なんと1990年8月以来、32年ぶり。

 

 

 

その理由は、『日本』と『アメリカ』の金利差が広がっている中で、低金利の『日本円』を売って、より高金利の『アメリカドル』を買う動きの歯止めが効かなくなってきたからです。

 

 

 

 

 

と言っても、よく分かりませんね。

 

 

 

 

分かりやすく言うと、『日本』の銀行にお金を預けても『普通預金』だと、2023年10月16日現在の金利は大手金融機関(大手の銀行)で0.001%。

 

 

 

 

100万円預けて、1年間で1000円の利子にしかなりません。

 

 

 

 

 

逆に『アメリカドル』の金利はと言うと2023年10月10日現在で、0.15%。

 

 

 

 

100万円預けて、1年間で15万円の利子になります。

 

 

 

 

そしたら皆さんだったらどっちにお金を預けたいですか?

 

 

 

 

もちろんこの状況であれば、『アメリカドル』ですよね?

 

 

 

 

だから、投資家は『日本円』を売ってより高い利子がつく『アメリカドル』を買うんです。

 

 

 

ただ、これはあくまでも2023年10月16日時点の『日本円』の相場と、2023年10月10日時点での『アメリカドル』の相場。

 

 

 

 

1年後にどうなっているかは分かりませんので、いまが良くても悪くなる可能性も大いにあります。

 

 

 

逆に変わらず、もしくはさらに高金利になる可能性も…。

 

 

 

 

だから常に意識していかなければいけないんですね、投資家は。

 

 

 

 

そして、この『日本円』を売ったり買ったりすることによって起こる為替の現象を『円相場』、『円安・円高』と呼んでいます。

 

 

 

 

では一体、『円安・円高』とは何なのかと言うのを説明していきます。

 

 

 

 

簡単に言うと、『日本円』が売りに出されている状態のことを『円安』。

 

 

 

 

『日本円』が買われている状態の『円高』と呼びます。

 

 

 

 

『日本円』の価値が低い=安いから『円安』で、『日本円』の価値が高い=高いから『円高』と言われるんです。

 

 

 

 

ここで間違えてはダメなのは、基準が『アメリカドル』であると言うこと。

f:id:TOTAN:20231019074016j:image

f:id:TOTAN:20231019074025j:image

【出典:『アメリカ1ドル札』Wikipediaより。

https://en.m.wikipedia.org/wiki/United_States_one-dollar_bill

2023年10月20日利用。】

 

 

 

アメリカドル』の1ドルを基準として考えなければいけないのです。

 

 

 

 

例えば、『日本円』の価値が低くなった時に、『アメリカドル』の1ドルに基準を合わせようとすると、『日本円』の設定の金額を高くしないと、1ドルと同じ価値を見いだすことが出来ないのです。

 

 

 

 

 

なぜかと言うと、それだけ『日本円』が『アメリカドル』と比べて価値が低いから。

 

 

 

基準が低いものを、世界基準にまで持っていくには自国の通貨(『日本』で言えば『円』)を上げなければいけない。

 

 

 

だって貧乏だから…。(実際には色々な要因がありますけど。)

 

 

 

分かりやすく言うとね!

 

 

 

 

 

これが『円安』です。

 

 

 

 

逆に『円高』の場合、『日本円』の価値が高いからみんな『日本円』を買ってくれます。

 

 

 

 

そうなると、『アメリカドル』よりも『日本円』の方が価値が高くなるので、通貨の価値があがります。

 

 

 

 

だってお金持ちだからね!(こちらも実際には色々な要因があります。)

 

 

 

 

と言うのが『円安・円高』の基本的な考えです。

f:id:TOTAN:20231019075311j:image

【出典:『幻冬舎ゴールドオンライン』公式サイトより。

https://gentosha-go.com/articles/-/42332

2023年10月20日利用。】

 

 

 

 

 

いよいよ、分からなくなってきました来ましたね。

 

 

 

 

 

もっとより具体的な例で理解していきましょう。

 

 

 

 

 

例えば、1ドル=100円が基準値だとします。

 

 

 

 

ここで、仮に私たち『日本人』が『アメリカ』に旅行するために、手元にある1万円をドルに両替するとします。

 

 

 

 

この時に、『為替相場(レート)』が1ドル=100円だった場合は、10000円÷100円=100ドルとなります。

 

 

 

 

でもこの時の『為替相場(レート)』が1ドル=125円だった場合は、10000円÷125円=80ドルとなります。

 

 

 

 

同じ『日本円』で両替したのに、マイナス20ドルの損をしていますよね?

 

 

 

 

 

これが『円安』と言うことです。

 

 

 

 

逆に、この日の『為替相場(レート)』が1ドル=80円だった場合は、10000円÷80円=125ドルとなります。

 

 

 

 

こちらは、プラス25ドル得をしていますよね?

 

 

 

 

 

だから『円高』なんです。

 

 

 

 

お分かり頂けたでしょうか?

 

 

 

 

要は『日本円』と『アメリカドル』を比較した時に、どっちが得となるかと言うことなんです。

 

 

 

 

2023年10月19日現在、1ドル=149.82円となっています。

 

 

 

 

約150円なので、10000円÷150円=66.6ドルとなります。

 

 

 

 

あれ、『6・6・6』って…。

 

 

 

 

まぁ、たまたまですよ…。

 

 

 

 

さて、これを踏まえて普段の私たちの生活にどのような影響があるのでしょうか?

 

 

 

 

 

『日本』は、エネルギー資源(石油など)や食料を始めとして、ありとあらゆる品物を輸入している『国家』です。

 

 

 

 

経済産業省』の『資源エネルギー庁』の資料によると、2020年の『日本』の「エネルギー自給率」はたったの11.3%。

f:id:TOTAN:20231020013629j:image

【出典:『経済産業省』>『資源エネルギー庁』より。

https://www.enecho.meti.go.jp/about/pamphlet/energy2022/001/#:~:text=%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E8%87%AA%E7%B5%A6%E7%8E%87%E3%81%AE%E6%8E%A8%E7%A7%BB&text=A2020%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC,%E3%81%A6%E3%82%82%E4%BD%8E%E3%81%84%E6%B0%B4%E6%BA%96%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82

2023年10月20日利用。】

 

 

 

 

逆に言うと、残りの88.7%は輸入に頼っているんですね。

 

 

 

 

 

食料の方はと言うと、『農林水産省』が2023年2月に発表した資料によると『食料自給率』は『カロリーベース』で38%、『生産額ベース』で66%とやはり、輸入に多くを頼っていることが分かります。

(※令和元年度『食料需給表』より。

また、今回は『カロリーベース』、『生産額ベース』の違いの説明は割愛致します。)

【出典:『農林水産省』資料より。

https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/ohanasi01/01-01.html#:~:text=%E7%9B%B4%E8%BF%91%EF%BC%88%E4%BB%A4%E5%92%8C%E5%85%83%E5%B9%B4%E5%BA%A6%EF%BC%89%E3%81%AE%E5%80%A4%E3%81%AF%E3%80%81%E9%A3%9F%E6%96%99,%EF%BC%85%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

2023年10月20日利用。】

 

 

 

 

 

このように、私たちの生活に必要不可欠な大部分を輸入で賄っている『日本』。

 

 

 

 

1ドル=150円となると、実質めちゃめちゃ輸入企業は『日本円』を支払っていることになるんです。

 

 

 

 

逆に、輸出企業は1ドル=150円だと、めちゃめちゃ儲かることになります。

 

 

 

 

なぜかって?

 

 

 

 

例として、自動車産業を見ていくとします。

 

 

 

 

輸出した自動車の金額が5万ドルだとします。

 

 

 

1ドル=100円の時は500万円の売上となります。

 

 

 

でも1ドル=150円となった場合には750万円の売上とり、その差は250万円。

 

 

 

 

同じ車種、同じドルの金額で、『日本円』に両替すると250万円もプラスになるのです。

 

 

 

 

だから『日本』のトップ企業である『トヨタ』は世界を誇る企業として君臨しているのです。

 

 

 

 

それですら、2022年の時価総額トップ50の企業の中に入ることが出来なかったんですから、いよいよか…と感じてしまうのは私だけでしょうか。

(ちなみに『トヨタ』は51位でした。)

 

 

 

 

 

と、このように日々変動する『円相場』。

 

 

 

 

その動きを読むことによって、次に何が起きるかを予測出来る事が可能となります。

 

 

 

 

とは言え、一番我々国民に直結しているのは『ステルス増税』なんだけどなぁ…。