2023年も折り返し地点を迎え、気温もジメジメと蒸し暑くなってきました。
そんな中で、ある作品が今週の日曜日に最終回を迎えようとしています。
そのある作品というのが…。
『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』。
【出典:『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』公式ホームページより。
https://kimetsu.com/anime/katanakajinosatohen/】
これにともない、なんと『ニューヨーク』にある『タイムズ・スクエア』の大型ビジョン広告でジャックすることとなりました。
【出典:『(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable』より。】
これで全世界でも『日本』の誇る人気アニメ作品のひとつとして、揺るぎない地位を確立したという事を裏付ける確固たる証拠となりましたね。
そんな『鬼滅の刃』ですが、実は私個人的には2019年にアニメで始まるよりも、もっと前からこの作品自体は知っておりました。
ただ、画風が個人的には分かりにくいという点がありまして…。
それを払拭、いやより鮮やかに分かりやすくしてくれたのがアニメでの『鬼滅の刃』だったんです。
なんと言っても、シリアスな本編にちょいちょい出てくるギャグ要素とのギャップ!
これをアニメで同時に観れるとなって、瞬く間に虜となってしまいました。
と言うよりも、このような感じでファンになったと言う方の方が多いと思います。
そして、なんと言っても主人公の『竈門炭治郎』を中心とした『鬼殺隊』の仲間たちと、その最上位の実力を持つ『柱』と呼ばれる人たちの過去・現在の心情。
それぞれが『鬼』によって人生を狂わせるような暗い過去を持ち、そんな世の中を変える為に、『死』をも畏れない強靭な精神力と体力。
さらに、『鬼』は『鬼』なりに、『鬼』として生きる羽目になったこちらも暗い過去を持っていたと言うような登場人物たちの背景に、感銘を受けたんですねぇ。
特に、『日本』の全ての映画で興行収入、第一位を叩き出した、『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』では、映画館で恥ずかしさも目にくれず、子供を横に号泣してしまうほどの感銘を受けました。
【出典:『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』公式ホームページより。
https://kimetsu.com/anime/mugenresshahen_movie/】
『炎柱』である『煉獄杏寿郎』の代々『柱』の家系でありながらも、父親には認めて貰えない辛さ。
それなのにも関わらず、弟には優しく「好きに生きて欲しい。」と願う気持ち。
さらに『鬼殺隊』の仲間や、『無限列車』の乗客全員を絶対に死なせないと言う熱い想い。
まさに、『炎柱』である由縁がこの作品を観て、伝わります。
そのほかにも2期目の『遊郭編』の主要人物である『音柱』、『宇髄天元』やその嫁たち。
https://kimetsu.com/anime/yukakuhen/】
その敵である『上弦の鬼』の兄弟の悲しい過去。
今期の『刀鍛冶の里編』では、『霞柱』である『時透無一郎』と『恋柱』である『甘露寺蜜璃』の過去も明らかになりました。
さらに、『あざ』の出現によりその力をさらに発揮出来るようになると言う事実と明らかとなり、今後の動向が楽しみです。
そんな、『鬼滅の刃』でヒロインの『禰󠄀豆子』の『鬼化』の際に出現する花の模様のような『あざ』。
【出典:『(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable』より。】
この花は一体、なんの花なのかでさまざまな考察がされています。
作品自体の連載が終えてる中での考察。
と言うことは公式に作者からこの花がなんなのか、発表されていないんですね。
だからいまだにさまざまな考察がなされているのです。
ここでの主な候補としては2つの花。
1つ目は、『鬼』が苦手な『藤の花』ではないか説。
もう1つはその模様から『萩の花』ではないか説です。
まず1つ目の『藤の花』は、作中では『鬼』の嫌う花と設定されています。
その理由は、『藤の花言葉』が『魔除け』であるから。
そして『藤の花』は「好日性植物」として、『日光』を好み、対する『鬼』は『日光』を浴びると言う性質があることからです。
ただ『藤の花』の見た目は、どちらかと言うと、花自体は上から下に垂れ下がっているのに対して、『禰󠄀豆子』の模様は上にも下にも描かれています。
それでも『藤の花』が有力な候補だと言う理由は、『禰󠄀豆子』の文字に『豆』と言う字があること。
『豆』と言えば、『鬼退治』の時に「鬼は外、福は内〜」でも使われる『鬼除け』の物。
また、『藤』は「マメ科」に属していることからも『鬼除け』と言う点が一致します。
そして何よりも、『禰󠄀豆子』の「禰󠄀」と言う字は、人間の身代わりとして、罪や穢れ、災いを移し清めてくれるもの。
「豆」は『鬼除け』となるので、これらを足すと、「人間の身代わりとなって、鬼を倒す子」となるのです。
そして、『藤の花』は『魔除け』の意味がある。
しっかりと、繋がっているでしょう?
2つ目『萩の花』。
実は『萩』も『花言葉』は『魔除け』なんですね。
そして『萩』も「マメ科」。
ここで面白いのが、『日本』では有名な『花札』。
これに『萩』が描かれています。
【出典:『花札』より。】
ここでお気づきの方も多いとおもいますが、「萩に猪」、そして「萩に赤丹」。
猪は『嘴平伊之助』と、赤丹は『竈門炭治郎』を連想させます。
でも、それじゃあ『我妻善逸』がいないじゃないか!と思いますよね?
実は『我妻善逸』の趣味は、公式ファンブックには『花札』と公表されているのです。
そして、『竈門禰󠄀豆子』と『我妻善逸』はのちに結婚をする。
だから、『萩の花』のみの『花札』が2枚あるんですね。
【出典:『(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable』より。】
ねっ、全てが繋がっているでしょ?
だから『藤の花』にしても『萩の花』にしても、どちらも『鬼除け』であり、『鬼退治』を意味しているのです。
ここまで計算し尽くされた作品。
6月18日の最終回では40分の拡大で、70分の放送となります。
是非、一度くらいはご覧いただきたいです。
最高ですよ!