2023年も早くも6月が中旬となり、早い所ではもうすでに『夏季賞与(ボーナス)』をもらっている人もいるでしょう。
『帝国データバンク』の調査によると、今年は全体でみると前年比の2.4%ほど上昇する見込みとなっているようです。
楽しみですよね。
そんな『ボーナス』を貰っての楽しみがなんと言っても、「たまの贅沢」。
それから『御中元』。
自分では買わないようなものも、貰えると嬉しいのが『御中元』ですよね。
なかでも『御中元』で定番と言えば、『ハム』。
【出典:『丸大食品 煌彩ギフト』より。
普段は中々食べれないような、厚切りにしてフライパンで焦げ目がつくまで炙り、それを贅沢にかぶりつく。
間違いなく、ビールが進みます。
でも、ここでひとつの疑問がわいてきました。
「『ハム』と『ベーコン』って一体何が違うんだろう?」と…。
その違いは豚の部位や製造方法。
『ハム』は世界的には豚のモモ肉を使うのが一般的で、『ベーコン』はそのままの通り、豚のバラ肉を使っています。
ただ、『日本』では『ハム』と言ったら豚のロース肉なんですがね。
それから、製造方法も若干の違いがあって、どちらも塩漬け・燻製をすると言う工程は同じです。
その後に、茹でたり蒸したりするのが『ハム』で、そのままなのが『ベーコン』になります。
だから、『ハム』は余分な塩分や脂が抜けて、しっとりと柔らかくジューシーな味わいで、『ベーコン』は燻製の匂いを感じ、塩気の多い味わいとなっているんですね。
どちらも美味しくて、甲乙つけ難いですね。
次に気になったのが、『炒飯』と『焼飯』の違い。
その違いは、最初にたまごを炒めるか、最後にたまごを仕上げとして炒めるかの違いです。
前者が『炒飯』で、後者が『焼飯』となりますが、関東では『炒飯』が、関西では『焼飯』が人気な理由がただひとつ。
それは、関西圏ではもともと「鉄板文化」が根強かったため。
だから先にご飯や具材を火力の強い鉄板でチャッチャと炒めて、最後の仕上げでたまごを混ぜて炒めると言う『文化』が根付いていったんですね。
そんな理由から『焼飯』は、ご飯や具材に焦げ目がついて香ばしい味に。
逆に『炒飯』は最初にたまごを炒め、次にご飯を炒めるので、お互いが良く絡み合い、マイルドな味になるんです。
だから、厳密に言えば全く違う味・商品だったって事です。
ちなみに、『炒飯』や『焼飯』の隣にかまえる『ラーメン』や『中華そば』。
【出典:『ラーメン福実』より『Aコース(ラーメ+半チャーハンセット』】
どっちが正しいかと言うと、正解はどちらも正しいとなります。
元々、『日本』では『中華そば』として親しまれていましたが、『インスタントラーメン』が『浅間山荘事件』をきっかけに爆発的大人気となり、『ラーメン』と言うことばが、世間に知れ渡ります。
それを機に『ラーメン』=『中華そば』となっていったんです。
現在では『中華そば』と言えば、「昔なつかしい醤油ラーメン」だけと言うイメージですが、厳密に言えば、味噌ラーメンだって塩ラーメンだって豚骨ラーメンだって、全部『中華そば』と名乗っても良いんですね。
と、今回はどっちがどっちか意外と知らない3つを紹介しましたが、他にもまだまだたくさん違いが微妙に分からないものがあります。
余談ですが、朝食などのバイキング(ブュッフェ)で良く目にする『クロワッサン』。
その型は、真っ直ぐ型と三日月型がありますが、これにはちゃんとした理由があるんです。
それは、真っ直ぐ型には「バター」を使用しており、三日月型には「マーガリン」を使用している違い。
この違いも、意外と知られていないんですよねぇ。
奥が深い…。