2022年6月25日・26日と観測史上初の6月としては連続で、関東では35℃を超える猛暑日となりました。
そして、翌27日も『環境省』は『熱中症警戒アラート』を関東・沖縄地方に対して発表・そして『梅雨明け』したと『気象庁』は発表しています。
(上記は『環境省』ホームページより引用。)
『熱中症対策アラート』とは、『環境省』と『気象庁』が合同で『熱中症予防対策』として、その危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけて、熱中症予防行動をとるように促す情報です。
これは、令和2年7月から『関東甲信地方』で初めて試験的に行われた情報で、令和3年4月下旬にはそれを全国を対象に運用を開始しました。
その情報は、他の防災情報や気象情報と同じように、関係省庁や、自治体・報道機関や民間事業者へ向けて配信し、それを受け取った者は、この対策に合った予防対策を実施を要請しています。
(上記は『環境省』ホームページより引用。)
その例としては、
①不要不急の外出は避け、昼夜を問わずエアコン等を使用する。
②高齢者、子ども、障害者等に対して周囲の方々から声かけをする。
③身の回りの暑さ指数(WBGT)を確認し、行動の目安にする。
④エアコン等が設置されていない屋内外での運動は、原則中止または延期する。
⑤のどが渇く前にこまめに水分補給するなど、普段以上の熱中症予防を実践する。
などとなります。
だから一昔前のいわゆる『根性論』では済まされない、人の生死に関わるような気温となってきたんですね。
現在、『日本』では新型コロナウィルスの予防対策として、外出の際には常時、マスク着用の状態です。
そのタイミングで『熱中症予防対策アラート』を実施すると言うのは、なんとも不思議とは思いますが、それだけ暑くどんな人でも、生死に関わるような事態になってしまうと言うことなんです。
特に、外で働いている人や運動する人、高齢者や子供には注意を呼びかけなければいけません。
意外と、当の本人は気づきませんから…。
では、熱中症は一体どんな場合に起こるのか。
その要因は、①環境、②からだ、③行動により熱中症を引き起こす可能性があると考えられています。
(上記は『環境省』ホームページより引用。)
平常時は、暑さによって体温が上がっても、汗や皮膚温度などが上昇し、体温が外へ逃げる仕組みに『生物』はなっています。
(上記は『環境省』ホームページより引用。)
ただ、この仕組みの限界を越えると、体内に熱がこもり熱中症へとなってしまうのです。
そして、この限界値は個人によってバラバラ。
その暑さで大丈夫な人もいれば、そうでない人もいる。
だから、「このくらいの暑さで、何を言っているんだ!」なんて『厳禁』なんです!
下手したら、本当に生死に関わる事態を引き起こしてしまいますよ!
その対策としては
①日常生活での熱中症予防のポイント
こまめに水分補給する。
②エアコン・扇風機を上手に使用する。
③シャワーやタオルで身体を冷やす。
④部屋の温度を計る。
⑤暑いときは無理をしない。
⑥涼しい服装にする。
⑦外出時には日傘、帽子を着用する。
⑧部屋の風通しを良くする。
⑨緊急時・困った時の連絡先を確認する。
⑩涼しい場所・施設を利用する。
などと『環境省』も発表しています。
『経済産業省』はこの異常なまでの気象上昇に伴い、電力供給のひっ迫する見通しとして、初めて『電力供給逼迫注意報』を発令しましたが、これはあくまでも使っていない照明を消す
など、無理の無い範囲内での話です。
決して、「暑さを我慢して下さい。」との呼びかけではありません。
また、『関東甲信地方』『東海地方』『九州南部』には『気象庁』から『梅雨明け』の発表が6月27日にありました。
いよいよ本格的な『夏、本番‼︎』
無理せず、しっかりとした『熱中症予防対策』をし、生活して下さい!
でないと、本当に生死に関わる事態になってしまいますよ…。