先日、3人目のこどもの『お宮参り』を迎え、『産土神様(うぶすながみさま)』にも挨拶が出来、ホッとひと安心した今日この頃です。
と言うのは、本来ならもう少し早くやる予定だったんですが、3回目の『緊急事態宣言』が発令されてしまい、こんなご時世だし無理してもと言うことで延ばしたんですが、その『緊急事態宣言』も延長してしまったので、今度は『百日祝い』が近づいてしまい、意を決してと言うことになったんです。
さて、そんな『お宮参り』ですが、他にも『初宮参り』・『初宮詣(はつみやもうで)』とも呼ばれていますが、その起源は「鎌倉時代」には発生しており、「室町時代」にはすでに今のような御祈祷を受けるようになりました。
そして、この『お宮参り』の主役はほかでも無く、「赤ちゃん」です。
と言うのも、産まれて約1ヶ月が過ぎて住んでいる土地の『産土神様』にご挨拶をし行き、これから健やかに幸せに生活が出来ますようにと祈願をする『日本』の伝統儀式なんですね。
そして、これは神様に産まれて最初に会う、初めての儀式ということで超が付くほど重要な行事なんです。
だから、「白羽二重(しらはふたえ)」を内側に着て、「祝い着」と呼ばれる着物を着る和装が正装となっているんです。
また、一般的には男の子は生後31日・女の子は生後33日に参拝しますが、地域によっては日にちが違ったり女の子の方が先になったりと、さまざまです。
また、『お宮参り』の際になぜ、父方の祖母が抱っこをするかというと、昔は命に関わることが多かった出産を「穢(けが)れたもの」として考えられており、その「穢(けが)れ」の期間がまだ母親は終わっていないから、このようになったと言われています。
ただ、現在ではそういったものもあまり、気にすることも無く、医療も発達してきているので、出産時に命を落とすというのも少なくなってきています。
そんな中で出産をした母親の体調を考えて、父方の祖母が抱っこするようになっていったんですね。
里帰りなどで何かと、母方の祖母は大変ですから。
また、「赤ちゃん」は生後1ヶ月まではまったく免疫力が無いことと、母親の方は出産した際の痛みや出血、胎盤を剥がすなど、それを事故に例えると「全治2〜3ヶ月のケガ」と同じだそうです。
そう考えても、やはり生後1ヶ月で父方の祖母が『お宮参り』では「赤ちゃん」を抱っこした方が良いんですね。
まだ、ケガをしている状態と一緒なんですから。
さて、そんな『お宮参り』が終わり、その後に両家が揃って食事会を開くことが多いと思いますますが、一般的な風習では「お祝い膳」として、邪気を祓うと言われている「小豆」の入った「お赤飯」。
また、背中が曲がるまで長生きして欲しいとして「海老」。
そして、「めでたい」という言葉から「鯛」などなど。
最近ではちょっとお高いレストランなどを予約したり、自宅で「寿司」を頼んだりなど、多種多様になってきています。
特に現状、『緊急事態宣言』最中であり、外食をしてもお酒を飲むことができないなど、色々な面で気を使うので、個人的には、自宅でのんびりと食事会を開いた方が良いと思います。
実際、私どもも『お宮参り』後の食事会は自宅で開き、気兼ねなく家族で楽しむ事ができました。
ただ、1人目「鰻屋」・2人目は「しゃぶしゃぶ屋」となっていたので、3人目にして自宅となり明らかに手抜きになってきていると妻と話していましたがね。笑
そんなこんで無事に『産土神様』にも初挨拶が出来、『お宮参り』も終えた訳ですが、これからやると言う方は真夏と真冬はお気をつけ下さい。
くれぐれも体調と相談した上で執り行わないと大変ですから。
ちなみにこんなニュースが先日飛び込んでまいりました。
(上記は「TBS NEWS 」2021年5月14日配信 より引用。)
ねっ、ヤバイでしょう?
なぜ、こんな大事な事をもっと大々的に報道しないのか…。