いよいよ、2022年(『令和4年』)の新年を迎えることが出来ました。
今年はいったいどんな年になるか、楽しみでしかありませんね。
今年の『元旦』も我が家と言えば、毎年恒例の
朝8時には『初詣』に出かけて、そのあとはみんなで実家に行って、地元の『神社』から持ち帰った『御神酒』を頂きながら、『尾頭付きの鯛』と『おせち』をつまむと言うのが定番スタイルとなっています。
個人的には毎年、『元日』のこの日だけは、朝から誰にも文句を言われずに、「酒」を飲めると言うことで1年の中でも1番の『ハレの日』となっています。
『初詣』の際に、『神社』や『寺院』で頂けるこの『御神酒』。
実は、持ち帰ったその日に頂くのが一番『ご利益』があるとも言われているんですよ。
それは飲まない訳にはいかないでしょ!
さて、『元日』と言えば、テレビなんかでも『初日の出』が縁起物としてなっていますが、それとセットで『富士山』も取り上げられることも多いと思います。
私の地域は『初日の出』の方向と『富士山』が逆方向なので、ちょうど同じ方向からセットで見れる地域の方々は羨ましい限りです。
ただ、私の地域の『総鎮守』の『神社』では『鳥居』のある『表門』から『富士山』がちょうど見えるので、毎年『初日の出』を浴びながら、『富士山』と『神社』を背に家族写真を撮るのが、恒例となっており、それを1年間待受画像にしています。
これも少し面白い話がありまして、『神社』の『鳥居』はこういった『太陽』を中心として建てられている場所が多いんです。
特に『天照大御神』を主祭神とした、『伊勢神宮』系列の『神社』では。
そして、その『総鎮守』である『伊勢神宮』でもちょうどこの時期にだけ、『鳥居』から『御来光』が差し込むように設計されています。
(上記は『伊勢神宮(内宮)』 インスタグラムより引用。)
では、なぜこの時期だけにかと言うと、『冬至』が関係しているんです。
その理由は、『冬至』は一年で一番『太陽』が出ている時間が短い日となっていることから、この日を境に『太陽』が再び長くなっていくと言う発想をもとにしています。
そして、このことを『一陽来復』と言うんです。
だから、『冬至』を境にして新たに『福』を招きいれることが出来ると言う見方をしており、それにちなんで『伊勢神宮』でもこのような設計になっているんですね。
さすが『太陽神』である『天照大御神』を主祭神として祀る『国家の総鎮守』。
また、『クリスマス』の起源も『冬至』としており、これもこの日を境に『太陽』の出ている時間が長くなることを祝福するものとなっています。
『日本』にある『神道』と『キリスト教』、そして『聖徳太子』以降に広まった『仏教』がここで全て繋がるんですね。
さて、『お正月』といえば、『鏡餅』や『門松』・『しめ縄』を飾りますがこれは『年神様』を家に御招きするためのものです。
『鏡餅』は『年神様』が宿るものとして、『門松』は家に招くための目印として、『しめ縄』は『年神様』が降りたった『神域』となっており、邪気を祓う『結界』として、それぞれ意味があるんです。
また、『お正月』に欠かせないものと言えば、『おせち』ですが、これももともとは『年神様』への供え物として、捧げるものなんです。
供え物として捧げた後に、家族が集まり、食材の恩恵に感謝し、またワイワイと賑やかに食べるで、『年神様』もそれを見て、喜んで下さり、『福』をもたらしてくれるのです。
そして、ここで一番大事なのは、『伊勢神宮』系列である『天津神』と、『出雲大社』系列である『国津神』を『お正月』に昔から『日本人』は敬意をはらってきたこと。
逆に言うと、『お正月』だからこそ、両方の『神様』を敬い、それが伝統・そして『日本の文化』となってきたのです。
良いものを受け入れ、『国造り』をした『神様』たちまでも受け入れられる感受性が備わっているのです。
そんなめでたい『お正月』ですが、今年の『干支』は『寅年』です。
『寅年』は『日本』にとって、新たなスタートのきっかけとなる年になります。
また、『金運』・『家内円満』にもご利益がある年となっています。
『令和4年』も良い年にしたいですね!