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『世界最古の国』日本

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春分の日

本日は『春分の日』になりますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

 

 

 

 

今年はコロナウィルスの影響によって、外出も自粛している方々も多いと思います。

 

 

 

実際、私の家庭なんかは上の子が小学生なので、その影響をモロに受けている状況ですが、それでもなんとかやっています。

 

 

 

 

さて、そんな本日『春分の日』ですが、なかなか勉強になることを見つけてしまいました。

 

 

 

 

 

 

『彼岸(ひがん)』

 

 

 

 

と言うことばです。

 

 

 

 

よく『お彼岸』と言うことばで、この時期にご先祖さまのお墓参りに行かれる方も多いと思います。

 

 

 

 

『お彼岸』と『お盆』の時期に、家族一同が集まって、お墓参りをしたあとに、みんなでご飯を食べるなんていうのも、まだたまに聞いたりしますが、なかなか良いものですよね!

 

 

 

 

 

 

 

さて、この『彼岸』と言うのは、実は仏教用語になります。

 

 

 

 

 

以前、戦国末期の『織田信長』また『豊臣秀吉』の時代に『浄土信仰』が全国で流行したと言うのをお伝えしました。

 

 

 

 

この『浄土信仰』というのは『南無阿弥陀仏』と唱えれば、『阿弥陀如来』が助けてくれ、また仏門に入らなくても良い。

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さらに、妻子を持つこと、肉・魚も食べもよいなどで、民衆に支持を得たんですね。

 

 

 

 

そんな『阿弥陀如来』が悟りをひらいた『極楽浄土』の場所が、日本からみて西にあります。

 

 

 

 

春分の日』・『秋分の日』は太陽が真東から真西にへと、沈むことから、この『極楽浄土』を思いながら、手を合わせおがんでいたのが始まりになります。

 

 

 

 

 

 

さらに日本人の遥か昔からある、「太陽信仰」・「先祖の霊の供養」するなどの風習から、現在のようなかたちになって行ったのです。

 

 

 

 

 

また、豊作を願って「日願(ひがん)」と言う太陽信仰のことばが仏教の『彼岸』と結びついたという説もあります。

 

 

 

 

そして、天皇陛下がおこなう『宮中祭祀』のひとつに『皇霊祭(こうれいさい)』という行事があります。

 

 

 

 

 

これは『大祭』として、歴代の天皇・皇后・また皇族などの霊をまつるための儀式になります。

 

 

 

 

 

また、これは毎年、「春」と「秋」に行われていて、それぞれ『春分の日』を『春季皇霊祭』。

秋分の日』を『秋季皇霊祭』となります。

 

 

 

 

 

 

さらにむかし民衆たちは「お彼岸」にいちばん近い「戌の日(いぬの日)に、氏神様のいる神社に参拝し、春には『五穀豊穣』を。

秋にはその年の収穫を感謝する『収穫祭』をしていました。

 

 

 

 

 

キリスト教にも、同じようなものがありますね。

 

 

 

 

春の『イースター』と、秋の『ハロウィン』がまさにそうです。

 

 

 

 

いまでは両方もビッグイベントとして、日本でも知れ渡っているのが分かると思います。

 

 

 

 

 

 

さて、『春分の日』に食べると縁起の良い食べ物をご存知でしょうか?

 

 

 

 

 

やはり、一番有名なのが『ぼた餅』ですよね。

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『ぼた餅』は春のあんころ餅になります。

 

 

 

 

そして、秋のあんころ餅は『おはぎ』。

 

 

 

 

 

この名前の違い。

 

 

 

 

春に咲く「牡丹(ぼたん)」の花と、秋に咲く「萩(はぎ)」の花からきていんです。

 

 

 

 

 

また、『ぼた餅』は「こし餡」で、『おはぎ』は「つぶ餡」となっています。

 

 

 

 

 

この理由も、聞くと中々面白いのですが、小豆(あずき)は秋に収穫ができ、そのまま新鮮なものを使えたので「つぶ餡」になります。

 

 

また、逆に春は収穫から時間が経ってしまい、そのままよりも潰して加工しなければいけなかったので「こし餡」になりました。

 

 

 

 

いずれにしても、昔は「甘味」を摂取できる大変貴重なものだったことから、先祖の墓に感謝の意味を込めて、お供えしたのだと思います。

 

 

 

 

 

また、あずきは赤い色をしているところから「邪気を払い、身を守ってくれる効果」があるものと考えられおり、縁起物として食べられていました。

 

 

 

 

 

次に『春分の日』に食べると良いと言われているのが、『精進料理』です。

 

 

 

 

これは、先祖供養・また仏教の世界では『不殺生戒』ということばがあり、肉や魚を食べないと言うものがあります。

 

 

 

そのかわりに、野菜や海藻などを使ったメニューをかんがえ食べていました。

 

 

 

 

いまでも、寺院の近くの食事処に行くとこのような料理を食べることができる場所もありますので、是非機会があればお食事下さい。

 

 

 

 

それから、「はっさく」や「つくし」、「キヌサヤ」なんかも『春分の日』の縁起物になっています。

 

 

 

 

 

 

さて、『春分の日』・『秋分の日』にだけ太陽の通る、いわゆる『レイライン』をご存知でしょうか?

 

 

 

 

 

これは、千葉県にある上総国一宮である『玉崎神社(たまさきじんじゃ)から始まります。

 

        ↓

古来から唯一、八方除(はっぽうよけ)で、相模国一宮の『寒川神社(さむかわじんじゃ)』

 

        ↓

世界遺産』にもなり日本一の山である『富士山』

 

        ↓

日蓮宗』の総本山である『身延山久遠寺(みのぶさん・くおんじ)』

 

        ↓

その『法華経(ほっけきょう)』を守護神で『七面大明神(しちめんだいみょうじん)』という「女神」をお祀りしている『七面山(しちめんさん)

 

        ↓

日本一の湖である『琵琶湖』に浮かぶ『竹生島(ちくまじま)』

 

        ↓

伊勢神宮と言われて、『皇大神社(こうたいじんじゃ)』・『豊受大神社(とうけだいじんじゃ)』

(それぞれ、元内宮・元外宮とされている。)

 

 

        ↓

そして、言わずと知れた出雲国一宮でもある『出雲大社(いずもおおやしろ)』

 

 

 

 

 

を一直線に太陽が遠っているのです。

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そして、『夏至』・『冬至』もこの中で唯一、『レイライン』が通っている神社があります。

 

 

 

 

それが、

 

 

 

 

寒川神社』⛩

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まだ、GPSなどもない時代に、これほど精密な一直線で建てているというのが、本当に不思議で興味深いですよね!

 

 

 

 

このような事を知りながら本日をお過ごしになると、少しは話のネタともなるので、是非!

 

 

 

 

それでは良い祝日を!