6月も中旬が過ぎ、真夏並の気温になっている地域も多くなっています。
こんな時はシャワーをサッと浴びるだけで、済ませてしまっている方も多いと思います。
でも、そんな時だからこそ入って欲しいのがお風呂なんです。
というのも、お風呂に入るとさまざまな効果があり、大人はもちろん、特にお子さんには絶対に毎日、入浴した方が良いんです。
まず、お風呂に入ったことによっての効果で一番は「疲労回復」。
その理由は、温かい湯船に浸かることによって身体が温まり、血行が良くります。
これによって、血液中の酸素や栄養素が全身に行き渡り、老廃物や二酸化炭素などを体外に排出してくれます。
特に子供は「疲れ知らず!」と言われるように元気に見えますが、大人と同じように毎日の疲れは蓄積されています。
そんな疲れを回復させるのが「良質な睡眠」。
もっと言うと、深い睡眠=「ノンレム睡眠」と、浅い睡眠=「レム睡眠」が「良質な睡眠」ということです。
「ノンレム睡眠」は深い睡眠の為、脳や体力などの疲労を回復させ、「レム睡眠」の浅い睡眠の時に記憶力を定着させるという事が分かっています。
だから、特に子供は学習能力を向上させる時期にお風呂に入ることが大事なんです。
さらに言うと、お風呂に浸かり身体の芯まで温まることによって「深部体温」を上昇させ、お風呂から上がることによって、その上昇した「深部体温」を低下させることで眠気を誘う事がわかっています。
その眠気により「良質な睡眠」となり、「成長ホルモン」も分泌され、健康的な成長を維持できるようなるんです。
ねっ、大事でしょ?
もうひとつ、お風呂に入った時の効果としては、湯船に浸かることによっての水圧による、マッサージ効果・リラックス効果が生み出されること。
お風呂の水圧によって、浸かっている部分が天然のマッサージをされているのと同じ現象となり、さらにその浮力によってリラックスした状態へと身体がなります。
だから、お風呂に入ることは心身共に回復、さらに学習能力向上と意味でも、毎日欠かさず入った方が良いんですね!
【出典:『ウェザーニュース』公式サイトより。
https://www.google.com/amp/s/weathernews.jp/s/topics/201901/180155/amp.html
2024年6月20日利用。】
ただし、お風呂に入る時には注意点がいくつかあります。
まずは、お風呂の温度。
夏は38〜40℃、冬はそれよりも1℃高い41℃くらいまでが理想の温度とされています。
というのも、熱い湯船に我慢して浸かるよりも少しぬるく感じる程度の湯船で15分〜20分程度、ゆっくりと浸かっている方が、身体の芯まで温まるからです。
そして、お風呂に入る時間帯も重要となります。
何が重要かというと、睡眠する1時間〜2時間前までにはお風呂に入っていることなんです。
というのも入浴後、身体の温度は徐々に低下していきます。
そして、1時間〜2時間後に通常の体温に戻り、そのタイミングで眠りに就くことが、「良質な睡眠」にとってベストタイムなのです。
それから、必ずお風呂に入る前と入った後には「コップ1杯の水」を飲む事!!
これによって急激な『脱水症状』を防ぐことが出来ます。
と、このように大人はもちろんのこと、実は子供にとってもお風呂に入ることが大事だということが分かって頂けたと思います。
だとしても、くれぐれも無理の無いようにその時の体調に合わせて、お風呂の時間をお楽しみ下さい!
いわゆるこれが『浴育』‼︎