2022年12月6日、今年1年間に流行った『食』がなんだったのかを決める『今年の一皿®️ 2022』が発表されました。
今年を象徴は『冷凍グルメ』。
(上記は『株式会社ぐるなび』より『今年の一皿®️』から引用。)
2020年から続く『コロナ禍』の中で、制限は無くなったとはいえ、未だ外食を控えている人が多い『日本』。
そんな中で、少しでも家庭内で美味しいものを食べたいけど、面倒な調理はちょっと…。などと言う方が多いと思います。
そこで各企業がお店の味そのまま、自宅のレンジでチンするだけで食べられるようにと、開発し提供出来るようなったのが『冷凍グルメ』です。
まさに、『企業努力』の賜物とも言える『冷凍グルメ』。
品質も落とさずに、現在の世界情勢の影響からのインフレが続く中での、お手頃価格。
本当に『日本人』の器用さ、そして『食』に対しての熱い思いが伝わります。
一昔前までは、『冷凍グルメ』なんて言葉自体が無く、『冷凍食品』と言われていました。
『冷凍食品』の代表的なものと言えば、餃子や唐揚げ、チャーハンに鍋焼きうどんとなりますが、『冷凍グルメ』は違います。
お寿司や刺身、中華料理やハンバーグ、ケーキまでもがあるのです。
それも調理から冷凍保存全てをお店で一括管理し、中には自動販売機でも買えるくらい高い技術を持った『冷凍グルメ』。
これを約15分〜30分程度、自然解凍しとけばすぐに食べられるなんて、素晴らしい。
帰宅してから、すぐに冷凍庫から取り出し、お風呂を焚いて湯に浸かり、サッパリした後にパジャマに着替えたその時間で、もう食べる事が出来るなんて、まさに『時短』ですよね。
現代に合った、現代ならではのと言うべき『冷凍グルメ』。
脱帽してしまいます。
冷凍と言うことで、保存性・フードロス削減の観点からも社会性に富んだ『冷凍グルメ』。
これからの『日本』の食文化を支える、ひとつとなってくることは間違いないでしょう。
『特別賞』には『乳酸飲料』が選出されました。
(上記は『株式会社ぐるなび』より『今年の一皿®️』から引用。)
これも、今年の顔と言っても過言じゃないほどのもので、なんと2022年ヒット商品第一位には『ヤクルト』から販売の『Yakut1000/Y1000』が選ばれたほどです。
(上記は『Yakult』公式ホームページより引用。)
これは今までの『整腸作用』などに加え、現代社会の問題にも上がっている『睡眠不足』や『ストレス緩和』などのキーワードに沿って合わせた商品となっています。
みんなが疲れていると言うことと、より一層『健康思考』に『日本人』がなってきていると言うのが、分かりますね。
その他『ノミネート』されたのが『ガチ中華』。
(上記は『株式会社ぐるなび』より『今年の一皿®️』から引用。)
これは『日本人』好みの味よりも、より本場『中国』の味にした『中華料理』です。
ちなみに本来、『中華料理』と言うのは『日本人』の口に合わせた料理であり、本場の味は『中国料理』と呼ばれています。
だから、『中華料理』は『中国風料理』と言う方が正しいんですね。
それが最近は海外旅行にも制限が掛かっている中で、本場の味を食べたいと言う思いから今年のノミネートとなりました。
もうひとつの『ノミネート』で、今後更に伸びるであろうものが、『プラントベースフード』。
(上記は『株式会社ぐるなび』より『今年の一皿®️』から引用。)
これは読んで字の如く、植物由来の加工製品となります。
温暖化を防止するためのCO2削減のためにも、本物の肉よりも大豆や小麦などを加工した商品が増えてきており、環境問題にも効果的となります。
と言うのも、実は牛のゲップにはメタンガスが含まれており、その排出量は全温暖化ガスの中の5%。
牛のゲップだけで5%も排出量があるんです。
これを防ぐため、それから他にも『動物愛護』の観点からも現在、世界中で注目されている食料となっています。
もしかしたら、今後思いも寄らない食べ物が植物由来の加工製品だったなんて事があるかもですよ。
このように今年の顔となった食品たち。
来年は一体どんな物が『今年の一皿®️』に選ばれるか楽しみですね!
冷凍寿司、購入して『ハレの日』に食べようかなぁ〜。