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『世界最古の国』日本

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初売りさんま

お盆が過ぎて、少しずつ日が暮れるのも早くなってきたと感じるようになってきました。

 

 

 

 

もう夜になると、ちょっとだけですがその涼しさも感じるようになり、昼間でもセミの鳴き声が少なくなってきている気もしており、『秋の訪れ』を実感している今日この頃。

 

 

 

 

 

『北海道』の『札幌市中央卸売市場』で19日、今シーズン初揚げされた『さんま』の初セリが行われました。

 

 

 

 

その値段、驚愕の1kgなんと23万円‼︎

 

 

 

 

120gの『さんま』が25匹入ったケースで1kgあたり23万円ですよ。

 

 

 

 

25匹入ったケースだとちょうど3kgとなるので、その価格は69万円。

 

 

 

 

とんでも無い金額です。

 

 

 

去年、過去最高額となった1kgあたり5万4000円を遥かに超えた4倍以上の値段で競り落とされた今年の『さんま』。

 

 

 

 

1匹あたりに計算すると、なんと2万8000円に相当してしまうんです。

 

 

 

 

いくら『初売り』の特別価格とは言え、こんな金額だと手も足も出ませんよね。

 

 

 

 

なんたって、1匹2万8000円なんですから。

 

 

 

 

それだけ、『さんま』自体が取れなくなってきたと言う事です。

 

 

 

 

『国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産資源研究所』の調査では、去年の20%程度低い来遊量とされ、今年は去年よりも我々、庶民が手にする値段も上がると予想されています。

 

 

 

 

『秋の風物詩』である『さんまの塩焼き』も、もう庶民の味では無くなるかもしれないですね。

 

 

 

 

 

とは言え、やっぱり『秋』になったら食べたい『さんまの塩焼き』。

f:id:TOTAN:20230824020933j:image

【出典:『みんなのきょうの料理』公式サイトより。

https://www.kyounoryouri.jp/recipe/20129_%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%BE%E3%81%AE%E5%A1%A9%E7%84%BC%E3%81%8D.html

2023年8月24日利用。】

 

 

 

 

 

さすがに庭で七輪を使って、炭火焼きなんてことには行かない現代の住宅事情でありますが、魚焼きグリルで簡単に調理することが出来ます。

 

 

 

 

ポイントとしては、網の方には『サラダ油』を塗って、『さんま』の皮の方には両面に『酢』を塗ると、皮が剥がれずにパリッと、中はフワッとジューシーに焼き上がります。

 

 

 

 

9月から10月までのは『さんま』の旬の季節となりますので、この時期だけの『さんまの寿司』も脂が乗っていてサイコーです。

 

 

 

 

そんな『さんま』で思い浮かぶのはなんと言っても『目黒のさんま』。

 

 

 

 

コロナ前には毎年大勢の客を集め、賑わっていた『目黒のさんま祭』ですが、2022年からは不漁の為に『目黒区民』限定で、しかも事前予約制となって実施されています。

 

 

 

 

今年も同様、『目黒区民』限定で実施となるようなので詳しくは下記の『目黒区ホームページ』をご覧下さい。

         ↓

https://www.city.meguro.tokyo.jp/smph/gyosei/shokai_rekishi/event/kuminmatsuri/sanmabosyuu.html

『目黒区ホームページ』より。

 

 

 

 

 

ではなぜ、『目黒のさんま』が自治体をあげてこんなに盛り上がりを見せているのかと言うと、実はこれ、『落語』の題目のひとつにあるからなんです。

f:id:TOTAN:20230824030237j:image

【出典:『絵本ナビ』より。

https://www.ehonnavi.net/sp/sp_ehon00.asp?no=4373&spf=1

2023年8月24日利用。】

 

 

 

この話を簡単に説明すると、

「時は江戸時代、将軍様が鷹狩りに目黒へやってきました。
その時立ち寄った茶屋でさんまを食べることになりました。
焼いただけの素朴な料理、でも脂ののった旬のさんまは、普段手の込んだ料理しか食べていない将軍様にとって大変おいしく感じられました。

お城に帰った将軍様、目黒で食べたさんまの味が忘れられず、家来にさんまを出すよう命じます。
ところが、お城の料理方、庶民が食するさんまなど将軍様に出したことがありません。
でも気を利かし、さんまを油抜き・骨抜きにして蒸し、食べやすいようにしてお出ししました。
それを食べた将軍様、何だかちっともおいしく感じられません。

そこで一言、「さんまは目黒に限る」と言ったとか。

こういった話から、「めぐろのさんま」が有名になったようです。」

 

 

 

となっています。

【出典:『目黒区ホームページ』より。

https://www.city.meguro.tokyo.jp/smph/gyosei/shokai_rekishi/sanma/roots.html

2023年8月24日利用。】

 

 

 

中々、将軍様もお食事事情は大変だと言うことが分かる『落語』になっていますよね。

 

 

 

一説には、将軍様の料理を、料理番が調理してから何人もの毒味係を通して将軍様の元へ運ばれるので、いざ食べる時にはもうすっかりと冷め切ってしまっていたのだとか…。

 

 

 

 

江戸幕府』を守るためとは言え、将軍様も意外と苦労していたんですね。

 

 

 

 

そりゃあ、『暴れん坊将軍』のように、城下に行きたくなるわ!

 

 

 

 

と、そんな歴史も垣間見ることが出来る『さんま』。

 

 

 

 

1匹100円とは言わないから、せめて100円台となって欲しいなぁ。

 

 

 

 

『塩焼き』と一緒にハラワタと醤油と七味を混ぜたヤツを身に付けて食べるのが、最高の『酒のアテ』になるんですから!