ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 https://analytics.google.com/analytics/academy/certificate/TiepweC8SKqeaAXTDSMm8A

『世界最古の国』日本

#神社仏閣#歴史#都市伝説#グルメ#漫画#アニメ#ゲーム#その他生活にありとあらゆるものなどに関することを書いています。ここに記載するすべて記事の引用素材は誹謗中傷を目的としたものでは無く、著作権を侵害する目的で作成したものではありません。

鏡開き

本日、1月11日は『鏡開き』の日になります。

 

 

 

『鏡開き』とはお正月に、『年神様』にお供えしていた鏡餅を家族みんなで「雑煮」や「ぜんざい(お汁粉)」にして頂く、『日本』の風習になります。

 

 

 

 

また、この鏡餅に『年神様』のパワーが宿るとされており、これを頂くことによって『年神様』の運気やパワーをもらうとともに、一年の無病息災を願うと言う意味があるんです。

f:id:TOTAN:20210111152203j:image

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、なぜこの餅のことを鏡餅と呼ぶのかを知っていますか?

 

 

 

鏡は映すものであり、特に古代では祭祀や吉兆を占う際には必ず用いられるほど、大切な物でした。

 

 

 

現在でも、『伊勢神宮』系列の神社には必ず鏡が祀られていますよね。

 

 

 

この鏡とは。

 

 

 

 

 

そうです。

 

 

 

 

三種の神器』のひとつ。

 

 

 

八咫鏡(やたのかがみ)』

 

 

 

 

そして、この『八咫鏡』とは『天照大御神アマテラスオオミカミ)』の御神体になります。

 

 

 

 

もうお分かりですよね?

 

 

 

鏡餅「鏡」とは『八咫鏡』轢いては、『天照大御神』を表すものだったのです。

 

 

 

 

また、『年神様』のパワーを宿す(移す)と言うところからも、この形になり「鏡餅」と呼ばれるようになったのです。

 

 

 

 

 

そして、『鏡開き』の「開」という字。

 

 

 

 

 

神社の鳥居のように見えますね。⛩

 

 

 

 

実は『鏡開き』とは『古事記』などで、有名な『岩戸開き』のことなんです。

f:id:TOTAN:20210111163535j:image

 

 

 

 

天照大御神』は太陽神です。

 

 

 

『年神様』そして『天照大御神』のパワーを宿す餅をいただき、その年を明るい年にするといった意味があったのです。

 

 

 

 

 

また、『岩戸開き』で開いた岩を投げ飛ばした神様である、『天手力男アメノタヂカラオ)』は「力の神様」になります。

 

 

 

 

こういった所から「力もち」ということばがあるのです。

 

 

 

 

 

さて、話は変わりまして1月11日はもうひとつ、『蔵開き』の日となっています。

 

 

 

 

これは商家などが新年があけ初めて蔵に入っていたものを出して、出荷させる日となっており、この時に家族全員で集まり縁起物の鏡餅を「雑煮」や「ぜんざい」にして食べるという風習になります。

 

 

 

 

この「ぜんざい」の語源も面白く、一説には毎年、10月に『出雲大社』に神様がみんな集まり、「今年はどのような年であったか。そして、来年はどのような年にしていこうか?」などと話し合う会議が開かれています。

 

 

 

だから10月が出雲地方と長野県の諏訪地方以外では『神無月』とよぶんですね?

 

 

 

 

逆に神様が集まる出雲地方と諏訪地方は『神在月』とよばれています。

 

 

 

 

諏訪地方?と思う方もいらっしゃると思いますが、ここ諏訪地方で有名な神社の『諏訪大社』。

 

 

 

この神社の神社の主祭神は『建御名方神タケミナカタ)』になります。

 

 

 

 

建御名方神』は『大国主神オオクニヌシ)』の2番目の子で、水龍の神様でもあります。

 

 

 

 

龍である『建御名方神』はそのあまりに大き過ぎる姿のために、その場所にいながらでも『出雲大社』に届いてしまうために、この地域でも『神在月』と呼ばれているのです。

f:id:TOTAN:20210111172859j:image

 

 

 

 

話は戻しまして、この会議の時に振る舞われるのが「神在餅(じんざいもち)」であり、これが訛って、「ぜんざい」となったという説があります。

f:id:TOTAN:20210111183612j:image

 

 

実際、『出雲大社』の参道には「ぜんざい屋」が多くあり、名産品ともなっているので訪れた際には、是非ご賞味ください。

 

 

 

 

 

 

また、「雑煮」も日本各地で味の違いがあり、京都府など関西地方では「白味噌」を使った「雑煮」が定番となっています。

f:id:TOTAN:20210111181536j:image

 

 

私はまだ食べたことが無いので是非、一度は食べてみたいですね。

 

 

 

 

 

そんなたくさんの歴史が詰まった1月11日。

 

 

 

 

皆さんも家族団欒で楽しい『鏡開き』にして下さい。