この風習は『日本』独自の風習で、その始まりは諸説あるようですが、平安時代の第60代天皇である『醍醐天皇』が月見の宴を開催して和歌を楽しんだことが由来しているという説が、一般的になります。
また、月の美しさのなかでも、『十五夜』の次に美しいとされており、平安時代からつづく我が国の伝統的な風習のひとつにもなっています。
『十五夜』と『十三夜』はどちらも月見をして楽しむものですが、どちらか一方しか見ていないと『片見月(かたみつき)』などと言われて、縁起の悪いものとされてきました。
逆に両方ともを見ると縁起の良いものとされていて、『十五夜』の方を「前の月」、『十三夜』の方を「後(のち)の月」と言い、2つ合わせて『二夜(ふたよ)の月』と呼ばれています。
ちょうど『十五夜』の時期あたりは台風や秋雨前線で雨も多くなかなか見ることできないですよね。
それに対して、『十三夜』の時期にはそれも落ちいついてきて秋晴れが多いことから、両方の月を見ることで縁起の良いものとなり、さらに中々見ることができない『十五夜』のほうが、より聴き慣れた風習として、現在まで伝わっているのだと思います。
また、『十五夜』の時期あたりが芋の収穫時期であることから、別名を「芋名月」と言われています。
それに対して、『十三夜』の時期は栗や豆の収穫時期であることから、別名を「栗名月」や「豆名月」とよばれて、収穫に感謝しお供えします。
うちの子供の学校の給食では、昨日は「栗ごはんの枝豆入り」が出ていたそうで、美味しかったからおかわりしたなんて言っていました。
やはり、旬のものを頂くというのが一番なんですね。
さて、10月31日は『ハロウィン』になりますが、46年ぶりの『ハロウィン』の日に満月になります。
また、一年の中で一番小さく見える満月で『ブルームーン』とも呼ばれています。
満月の夜は「出産」が多かったりと、不思議なことが起きやすいと言われていますが、さらにこの日は『大安』という吉日にも重なっています。
また、翌日の2020年11月1日は一年で数回しかない最も良い吉日とされている『天赦日』で、さらに日曜日となっているので、神社仏閣に参拝して良い気をいただきたいですね!
神社仏閣は特に朝に参拝するの良いと言われていますが、この時期の少し肌寒い澄み切ったまだ汚れのない朝に参拝し、一日の良いスタートを切るのも良いと思います。
参道などがあれば、好きなお店に立ち寄り、食事や一服をするのも良いかもしれませんね!