いよいよ、入学式や入社式が始まり、新生活をスタートさせる日となりました。
いつの間にか2022年もすでに3分の1も過ぎ、あっと言う間に1年が過ぎ去って行く気がしてならないと言う思いにもなるこの時期。
あと、3分の2も楽しんで生活して行きましょう!
そして、入園式や入学式・入社式という新しい門出を迎えるのを季節は、知ってか知らずかちょうど「関東地方」以南では『桜』が満開となっています。
さて、四月朔日と言えば『西洋文化』から取り入れた『エイプリル・フール』がここ最近では有名ですよね。
実は、この風習『フランス王国』の国王であった「シャルル9世」がきっかけで成立したと言われています。
と言うのも、もともと『カトリック教』の多い『ヨーロッパ圏内』では、新年を「3月25日」としていました。
「3月25日」とは、『大天使ガブリエル』から『聖母マリア』に『救世主・キリスト』を懐胎したことを、直接告げた『受胎告知』の日と『新約聖書』に書かれている日となります。
(上記は『受胎告知』「レオナルド・ダ・ヴィンチ」作 より引用。)
そして、「3月25日」から「4月1日」を新年の『春祭り』として、大きく賑わっていましたが、それを「シャルル9世」が新年を「1月1日」と暦を変更してしまいました。
それに反発した『フランス国民』が「嘘の新年」として馬鹿騒ぎし始めたのが、きっかけとなっています。
他にもいくつかの説がありますが、どちらにせよ、今では少し微笑ましい風習となっていますね。
また、『エイプリル・フール』は『全世界共通』で、①人を傷つけない、②罪の無い、の2つの条件に『午前中』にだけ嘘をついても良いとされています。
『日本』では他にも、4月1日は新年度を迎え、衣替えの季節でもあるので、『四月朔日』や『四月一日』と書いて、「わたぬき」とも呼ばれています。
これは昔、冬の間は防寒のために着物に綿をつめていたのを、暖かくなったこの日に、綿を抜く風習があったことからになります。
他にも『浄土真宗』の開祖である『親鸞』の誕生日であることから、『親鸞聖人誕生祭』と言う春の法要が始まる日でもあります。
(上記は『安城御影』より『絹本著色親鸞聖人像』 より引用。)
また、来年の2023年(令和5年)には、『親鸞聖人』の誕生850周年、翌年には『浄土真宗』を立教開宗800周年を迎え、慶讃法要が『浄土真宗本願寺派(西本願寺)』などで行われます。
機会があれば、ぜひ一度体験してみたいものですね。
そして、『日本』で唯一の記念総合情報機関である『日本記念協会』の創設日や、国営から民営化された『JT(日本たばこ産業株式会社)』・『NTT(日本電信電話株式会社)』・『JRグループ』の発足が、4月1日となっています。
さらに、『iPhone』や『iPad』などで有名な『Apple』もこの日に会社登記を行なっているので、『日本人』にとっては少し、感慨深いものとなります。
『アメリカ』の新年度は9月スタートですからね。
と、他にもさまざまな記念日や発足日の4月1日。
皆さんも、心機一転、心を弾ませてみてはいかがですか?