伝説などに登場する想像上の生物、『龍』。
全世界にさまざまな伝説として、登場しています。
特に『日本』では、縁起の良いものとして、独自の文化が広がり『神社仏閣』でも、その力強さと凛々しさから、数多くの信仰を集めてきました。
また、「上杉謙信」や「伊達政宗」などの武将にも◯◯龍などと言った異名が使われてるほど、その存在感を比喩しており、これも強さだけでなく、カリスマ性を持ち合わせた凛々しさが余計に前に出ているような気がします。
さて、そんな『龍』ですが、ある国が世界で唯一、その形から『龍の国』と言われているのをご存知でしょうか。
その国とは、我々が良く知っている国で、2600年以上も1つの王族とともに続いている世界最古の国。
『日本』
(上記は『NASA』撮影画像から引用。)
上の画像は、『NASA 』が宇宙船から各国の夜の様子を撮ったものですが、その時の『日本』の様子です。
どうですか、『龍』に形に見えませんか?
「北海道」が頭で、「本州」が胴体と足、「四国」が後ろ足で、「九州」が尻尾のように。
この画像は世界中の人々から、絶賛されました。
そして、もうひとつ『龍』がいることにお気づきでしょうか?
それは、「九州」を頭にして見てみると分かります。
(上記は『JAXA』撮影画像より引用。)
このように、『日本列島』自体が『昇り龍』・『降り龍』になっているのです。
『龍』は『皇帝』の化身と言われています。
そして世界で唯一、英語で『Emperor(エンペラー)』と言われている存在があります。
それが、
『天皇』
『日本国憲法』の第一章・第一条には、
「『天皇』は『日本』の象徴であり『日本国民』統合の象徴であって、この地位は、主権の存する『日本国民』の総意に基づく。」
と記載されています。
『日本列島』を含めて、『日本』そのものが『天皇』という事なんです。
そして、それを守護・維持をしていかなければならないのが、我々『国民』なんです。
分かりやすく言えば、『内閣総理大臣』や『都道府県知事』が地元に演説をしに来るとします。
また、『天皇』が「行幸(『天皇』が外出すること)」のために、地元に来るとします。
皆さんだったら、どちらに行きたいと思いますか。
なぜか、『天皇』には心を寄り添うような感情を少し抱いてしまうというのになるのではないでしょうか。
それが我々『日本国民』の『国民性』なんです。
だから、『正月』や観光などで『神社』にも行くし、節目の時期に『神社』で御祈祷してもらうんです。
そして、『天皇』は『天照大御神』を祖として『天津神』と言われている系列の、世界最古の家系の王族ですが、『日本』にはその弟である『素戔嗚尊(スサノオ)』を祖として、『国津神』と言われている系列があります。
中でも有名なのが、『大国主神(オオクニヌシ)』や、その子供である『事代主神(コトシロヌシ)』、そして『建御名方神(タケミナカタ)』ですが、やはりこちらも我々『日本人』には古来から、文化や風習などで切っても切れないものとなっています。
例えば、旧暦の10月を『神無月』と呼びます。
これは、10月に全国の神様たちが『大国主神』が主祭神である『出雲大社』に一堂に集まって、翌年の抱負などを話し合うとされていますが、やはりここでも中心は、『国津神』がいます。
(上記は『出雲大社』から引用。)
また、『建御名方神』の住われる諏訪地方では、この月を『神在月』と呼んでいます。
これは、全国でも出雲地方と諏訪地方だけこう呼ばれていると言われています。
その理由は一節には、『建御名方神』は『龍神』であり、その大きさから諏訪湖から動かなくても、『出雲大社』まで届いてしまうからだそうです。
また、『大国主神』・『事代主神』は『正月』などに縁起の良いとしてある、『七福神』の神様になります。
(上記は『浅草名所七福神』ホームページより引用。)
中でも取分け人気な『大黒様』と『恵比寿様』。
この2柱が『大国主神=大黒天』・『事代主神=恵比寿』なのです。
そう考えると身近にあったんだなと感じる事が出来ますよね。
また、『国津神』の神様たちは、よく『龍神』として扱われています。
そして、その祖である『素戔嗚尊』は8本の頭を持つ、龍の『ヤマタノオロチ 』を倒し、『天照大御神』に『三種の神器』である『草薙剣(くさなぎのつるぎ)』を献上し、出雲の国で国造りを始めています。
やはり、ここでも『龍』の存在が出てくるんです。
関東屈指にして、最強のパワースポットと言われている「埼玉県秩父市」にある『三峰神社』。
(上記は『三峰神社』撮影より引用。)
ここに2012年に突如として、『龍』の模様が水をかけると浮かび上がるようになったとして、話題になりました。
そして、この2012年というのが『辰年』だったんです。
(上記は『三峰神社』撮影より引用。)
やはり『龍』と『水』、そして『日本人』と『天皇』は繋がっているんですね。
『水』を安全に飲めるのは『日本』を含めて全世界で15カ国しかありません。
そう言うとこからも、『日本』全体が奇跡の国であり、だからこそ古来から大事に守られてきているのしょう。
現在、『TOKYO 2020』が開催されています。
これはある意味では我々『日本人』にとっても、全世界にとっても大事なものとなっています。
コロナ禍という全世界でのパンデミックがある中での開催として、今後の基準となっていく今回の大会。
そんな中で、開催を中止させるべきや、ワクチン接種でも政府の対応が遅い、新規感染者の拡大や、新たに緊急事態宣言の発令など問題は山積みです。
では、一体どしてこのような状況で自国開催が実現したと思いますか?
多分、他の国では無理だったでしょう。
その答えは、『日本人』1人1人が『日本人』として、『日本』というものを誇りに持ち、大事にしているからです。
だから、開催出来たのです。
『日本=龍の国』、『龍=天皇』、『天皇=日本国民』という誇りを忘れずに、これからも伝承と守護をしていきたいですね。