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『世界最古の国』日本

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本所横堀 時の鐘

今回は『本所横堀』の時の鐘です。

この場所は墨田区に位置にしており、錦糸町からも徒歩でいける距離にあります。

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この辺りもなかなか面白い話がありまして、1657年に江戸で大火、俗に言う『明暦の大火』が発生してしまいました。

 

 

 

 

この時の被害は、江戸時代最大であり「江戸城」の天守閣を含むなど、「江戸城」自体も大被害にあい、さらにはそのまわりにあった大名屋敷や、江戸市中の市街地までも大半が焼失してしまうという大火災になってしまいます。

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これを契機に江戸市中の都市改革がはじまり、

江戸城内にあった『御三家』の屋敷を城外に置くことになりました。

 

理由は諸説ありますが、万が一同様の大火災が起きて同じ場所にいると、徳川家が滅亡しかないですからね。

 

 

これにともない、大名屋敷や寺社なども移転。

 

 

 

また、江戸市中でも当時は防衛のために「千住大橋」だけしかなかった橋をたて、多数の市民の逃げ道を確保しました。

 

 

 

 

当時、この一本しか橋が無かったために、被災者みんながここに集まり渋滞状態になってしまい、逃げ遅れて亡くなってしまった市民が多数いたためです。

 

 

 

 

これを機に市街地が拡大し「深川」など東側も発展していきました。

 

 

 

 

また、この『明暦の大火』で焼失してしまった江戸城天守閣はこれ以降、再建されることはありませんでした。

 

 

 

現在、この天守閣をもういちど復活させようと言うプロジェクトもあるようですので、個人的にはそれは楽しみですがね!

 

 

 

 

そして、東側の市区整備により、このあたりが碁盤の目状に整備され、さらに運河も水運に利用することになりました。

 

 

 

また、江戸と現在の千葉県を結ぶ街道や大横川・横十間川が交差する場所から物流の拠点となっていきました。

 

 

 

 

そして、時はさかのぼり1634年に日光東照宮の御霊屋の普請を3代将軍・家光から仰せつかった『伊達政宗』が、この大横川に材木置き場をつくりました。

 

 

その時に職人たちに時間を知らせる為に設置したのが、この『本所横堀』の時の鐘だったのです。

 

 

 

また、この辺りの本所には『本所七不思議』と呼ばれる会談の都市伝説があり、「置行橋(おいてけばし)』は、この時の鐘の近くが舞台となっており、落語などで噺のネタにもなるくらい、親しみのある地域でした。

 

 

 

 

 

さらに、明治に入ってからも物流の拠点となっていたこの錦糸町に「総武鉄道」(下総国の「総」と武蔵国の「武」を取った鉄道)の駅を置いたのもこのような背景からになります。

 

 

 

 

 

さて、この本所の『時の鐘』を建てた「伊達政宗」ですが現在の宮城県に「仙台藩」を築きます。

また、政宗も『天海』の影響で風水を好んだのか、仙台にも仙台城や神社仏閣を結ぶと『六芒星』になるようにできています。

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ただ、今回は仙台藩の『六芒星』については長くなってしまうので、割愛しますが必ずいつかご紹介しますので、お楽しみに。

 

 

 

 

さて、『本所』の時の鐘の近くに東京の有名な観光スポットであり、電波塔となっている「スカイツリー」があります。

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そして、2012年に完成するまで電波塔、また東京のシンボルとして未だに人気の観光スポットの「東京タワー」。

 

 

そのすぐ近くの徳川将軍家菩提寺である『増上寺』境内にあった『芝切通し』にも時の鐘があります。

 

 

 

 

 

次回はここをご紹介したいと思いますので、是非お楽しみに!