2025年4月13日にいよいよ、『大阪・関西万博2025』が開幕します。
【出典:『大阪・関西万博』公式ホームページより。
2025年3月28日利用。】
2005年に開催された『愛・地球博』以来、『日本』では20年ぶりの開催となります。
そんなビックイベントを開催するに当たって、現在、前売り券の販売について、いくつかの懸念材料が浮上しています。
まず、1つ目は当初計画していた前売り券の販売枚数が全く目標数に届かなかったこと。
その対応として、当日券を販売する形に移行しましたが、その代わりに予約無しの来場者が押し寄せることによって、電車や道路などの交通インフラや、人工島の会場自体にもその負荷が掛かり、運営に多大なる混乱が起りえると懸念されています。
と言うのも、その理由は1つは、しっかりと交通インフラがしっかりと整備されていない人工島である『夢洲(ゆめじま)』を会場に選んでしまったこと。
2つめはパビリオンの建設の遅れや、『空飛ぶクルマ』などの目玉となる体験型施設が当初とは全然違う模様となってしまった為に、運営側が積極的にアピールが出来なかったこと。
だから、予想以上に前売り券が販売出来なかったし、当時券だと、それこそどれだけの来場者が訪れるか把握出来ない分、運営側がパニックになってしまうと言う懸念があるのです。
まさに、後手後手の対応ですね。
そして、もうひとつ前売り券の懸念材料としてあがっているのが、「個人情報保護方針」の規約。
そこに記載されているのはまず、ユーザーの基本情報として、氏名・ニックネーム・性別・生年月日・住所・メールアドレス・電話番号・国籍または居住国の情報等・支払い及び決済に関する情報(クレジットカード番号等)です。
まぁ、これは良くあることなので分かります。
何かしらの手続きをする時、結構この辺は記入したりしますもんね。
続いて、位置情報・生体情報(顔画像、音声、指紋等)・所属先に関する情報(企業名、団体名、部署名、役職等)。
あれっ、なんかきな臭くなってきましたね。
音声や指紋、さらに来場者の働き先まで知る必要があるんでしょうかね?
さらにこう続きます。
医療に関する情報(障がい者認定の情報)。
医療に関する情報は分かります。
持病がある来場者だったら、何かあった時に早急な対応が出来ますから。
問題なのはその次です。
SNSに関する情報(LINE、X、Facebok、Instagram、XはGoogle等のアカウントやプロフィール、パスワードに関する情報等)。
入力情報(言語設定、メール配設定、既婚・未婚の別、子どもの有無、趣味嗜好その他当協会の入力フォーム等の協会が定める方法を通じてユーザーが入力又は送信する情報等(上記に含まれる情報を除く。))。
なんでSNSのアカウントやパスワード、さらに結婚してるかしてないか、子供がいるかいないか、趣味までもを知る必要があるんでしょうか?
そして、最も恐いのがこのユーザー情報を第三者に提供する場合があると記載されている所です。
その該当する第三者というのが、
①.政府(博覧会に関係する規制局、外国政府や地方自治体を含みます。)、博覧会国際事務局(BIE)、博覧会への協賛企業、パビリオン出展者等の博覧会の関係者。
②.SNS事業者、広告関係会社、広告配信事業者、データ分析事業者、DMP事業者、媒体社その他協会が業務を提携する事業者。
要するに、海外も含めた政府や自治体、SNS事業者(LINEやX、InstagramやYouTubeなど)などにユーザーの個人情報が手に渡ってしまうということです。
さらに広告関係者や、データ分析事業者などにも手に渡ることによって、そのユーザーの好きな情報のみを伝えるようなアルゴリズムになってしまい、他の外の情報を遮断してしまう可能性もある恐さも持ち合わせているのです。
実際の記載されたものがこちら。
【出典:『大阪・関西万博2025』公式ホームページより。
2025年3月28日利用。】
ここまで見ても分かるように、このような懸念材料からも前売り券の販売が滞っているのです。
確かに行きたくなるよなぁ。
でも元々、今回の万博って『生と死』がテーマだったからこれもある意味じゃあ、今の社会と未来の社会への『生と死』なのかもしれない。
【出典:『2025年国際博覧会検討会 報告書
(案)』より。
2025年3月28日利用。】
気になる方は47ページをご覧下さい。
結構、度肝を抜かれますよ!