2024年もそろそろ終わりを告げようと年末に向けて、今年流行ったものがさまざまな分野で続々と発表があります。
中でも個人的に「いよいよ年末だなぁ。」と実感するのが『酉の市』と『勤労感謝の日』。
『酉の市』は来年も商売繁盛を願って『熊手』を購入する風習です。
一方の『勤労感謝の日』は「国民の祝日」として、法律でも定められた祝日。
そして、この日は「赤飯の日」でもある事をご存知だったでしょうか?
【出典:『農林水産省』公式ホームページより。
https://traditional-foods.maff.go.jp/menu/sekihan
2024年11月21日利用。】
と言うのも、そもそも『勤労感謝の日』とは、『天皇』がその年の五穀豊穣に感謝し、また次の年も豊作になるように神様に祈りを捧げる『新嘗祭』が起源となります。
この時、神様とその年に出来た「新米」を唯一一緒に食事することが許されているのが『天皇』。
神様と一緒に食事する事によって、強いては「国民の安寧」も願う『宮中儀式』だったんですね。
だから、古来から11月23日に行われる『新嘗祭』以降に新米や新酒を食べ始めると言うのが、風習でした。
ただし、11月23日になったのも『太陽暦』となった1873年から。
それ以前は『太陰暦』を我が国では採用しており、「繁栄」と言う縁起の良い「霜月(11月)の2番目の巳の日」と定められていたんですね。
と言うのも、昔は今よりも技術が発展していない時代。
9月に稲を収穫して、2ヶ月程度乾燥させてようやく食べることが出来たのが、いわゆる「新米」です。
今では、乾燥させる機械があるおかげで9月半ばから「新米」が流通していますよね。
今年、「米不足」となった記憶も新しいと思いますが、その時も政府は「そろそろ新米が流通するころだから、心配しないように!」と注意喚起していました。
だから、ちょっと今ではその時期も早くなって来ているんですね。
実際、我が家にも親戚の農家から新米が届いたのは、10月前半でした。
ただまぁ、古来からの伝統的にはこの日を境に食べ始めると言う事だけ、覚えておいて欲しいですね!
そして現在では「労働者全員に対して、感謝をする日」となった『勤労感謝の日』。
だから、おじいちゃん・おばあちゃん・お父さん・お母さん・子供や孫、家族が全員揃ってお互いに感謝する日なんです。
ちなみに我が家では毎年、この日は「手巻き寿司」をみんなで食べるのが恒例となっています。
そして、この日を境にやたらとパーティーが増えるのも事実…。
もっと頑張らないとだなぁと実感する『勤労感謝の日』。
だからこそ、こーゆう『ハレの日』は大事なんですね!