2024年11月5日、午後8時(『日本』時間で)から『アメリカ』の今後の行く末を決める『大統領選挙』が始まりました。
この選挙のやり方、『日本』の選挙と全く違うやり方で行っていることを知っていますか?
『日本』の場合はまず、国民が〇〇党のだれ誰を選んで、選ばれた中の一番数が多い〇〇党の中でさらに、党首を選びます。
この党首が『日本』の『内閣総理大臣』になるって訳です。
『日本』の『衆議院』の議席数は465議席となっており、過半数を超えるには233議席が必要になります。
この議席数にひとつの党では過半数を取れないから他の党と一緒に手を組むことから『連立政権』と呼ばれているんですね。
過半数を超えなければ、政策を決定する時の多数決で負けてしまうから。
逆に『アメリカ』はまず2大政党として『民主党』と『共和党』があります。
その中でそれぞれ代表を決め、『大統領候補』として出馬します。
そしてその時に、『選挙人』と言うのが選ばれ、彼らの投票によって、『大統領』が選ばれる訳です。
うーん、『選挙人』って何?
そしたら、『アメリカ国民』の投票って意味ないじゃん?
って思ってしまいますよね?
そんな事はないんです。
『選挙人』と言うのは各州の中で選ばれた、各党の代表のことで、今回であれば『共和党』の『トランプ』を国民が選びたければ、『トランプ』に投票をする『選挙人』を選ぶと言うことになります。
(こんな感じ!)
その数は『アメリカ』全体で538人。
だから、この過半数の270人が選ばれれば勝利した!と言うことになります。
そして、ここで『選挙人』の数ですが当たり前だけど、各州によって違います。
例えば、人口の多い『カリフォルニア州』は54人、『テキサス州』は40人。
【出典:『BBC NEWS JAPAN』公式サイトより。
https://www.bbc.com/japanese/articles/c4gzpp2329go.amp
2024年11月6日利用。】
逆に人口の少ない『ワイオミング州』や『デラウェア州』はたったの3人など決まっており、その選出方法は、その党や州に貢献した人物が選ばれることから『名誉職』に近いものとなっています。
ここで大事なのが、 50州のうち48州が「勝者総取り制」で、その州で最も多くの票を獲得した候補が、州の選挙人全員の票を獲得すると言うこと。
例えば、『カリフォルニア州』であれば54人中でもっとも多い票を獲得した候補は54人分の票が手に入ると言うこと。
もうひとつ大事なのは、『激戦州』と呼ばれる地域のこと。
これは『アメリカ』の歴史的背景によって、地域によって〇〇党に入れると言うことがほぼほぼ決まっています。
例えば、西海岸や北東部の地域では『民主党(ブルーステイト)』と言われており、逆に南部などでは『共和党(レッドステイト)』と言われているので、この地域に演説をしなくても、勝手に票が入る形とされています。
そんな中で、どちらの党にもしがみつかず、その時の政策によってどっちに票を入れるかが分からない7州のことを『激戦州』と呼んでいます。
『アメリカ』全体で538人の『選挙人』中、なんと7州合わせて93人。
だから、ここを抑えればかなりの数の『選挙人』の人数の確保が出来ると言うわけです。
ちなみに前回、前々回の『激戦州』で勝利した方が『大統領』になっているので、やっぱりここに焦点を当て政策アピールをするんですね!
このような方法で、当選する『大統領選挙』。
今回は『トランプ氏』が当選確実となりました。
【出典:『NEWS WEB』公式サイトより。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241106/k10014629931000.html
2024年11月6日利用。】
果たして、次の4年間どーなることでしょうね?
個人的には大きく世の中が変わると思います。
色んな意味でね!