先日開催された『横田基地友好祭 2024』では、去年の来訪者の約プラス10万人、2日間で30万2000人が訪れたと『横田基地』が発表しました。
ここで気になったのが、『在日米軍基地』の周辺を走る車のナンバープレート。
通称、『Yナンバー』と呼ばれるもの。
(※上記はイメージです。)
実はこれ、ちゃんと『国土交通省』や『 全国自動車標板協議会』に認められた、れっきとしたナンバープレートなんです。
その意味は、
【Y】は、「『在日米軍人』とその関係者が『日本国内』で購入した課税普通自動車』。
分かりやすく言うと、『日本』の各地に在る『米軍基地』に来た米軍人とその家族たちが、『日本』で車を購入して、その時の自動車取得税や毎年ある自動車税をしっかりと『日本』に税金を納めていり普通自動車が【Y】ナンバーの車ということです。
その他にも
【A】は、「『在日米軍人』とその家族が『日本』で購入した軽自動車・二輪車」。
これは、上記と一緒で、『日本』で購入して税金を納めている軽自動車と二輪車ということです。
【E】は、「『アメリカ』で購入して『日本』に持ち込まれた『在日米軍人』とその家族の免税車両。」
これは、『アメリカ』で購入しているから『アメリカ』でを自動車取得税を納めているので、『日本』の税金は免除されている車両ということになります。
ただし、毎年の自動車税はきっちりと『日本』に納めています。
ちなみにある話では、この【E】ナンバーを所有している『米軍人』とその家族は、『米軍』の中でも階級が上の人だからだとか。
毎回空輸で運ぶのに同じ車も一緒に持って行けるような『米軍人』とその家族は、階級が上で、給料が高くないとそんな出来ない!というちょっとした「ステータス」と見られているようですよ。
そして珍しいナンバーが【よ】。
これは「『米軍』を退役した元『米軍人』と家族が【E】ナンバーを保有していた車両が【よ】に切り替わる。」となっています。
これの何が珍しいかって、そもそも【E】ナンバーとは現役時代に『アメリカ』で購入した車両です。
そして『アメリカ』での定義として、「退役= 軍人や軍属が軍の所属を離れること」となっていますが、実は入隊して20年以上の『米軍人』が辞めた時にのみ、『退役軍人』と扱われるのです。
逆に言えば、20年未満で辞めたのは『除隊』扱いされているんですね。
そして、20年以上も現役の『米軍人』を続けて、尚且つ『アメリカ』で購入した車両じゃないと【よ】ナンバーにならないんです。
だって、『日本』で購入した車両は【Y】か【A】ナンバーになっちゃうでしょ?
だから、めちゃめちゃ珍しいナンバーなんです。
そして、なぜ【よ】という『日本語』表記となるかと言うと、辞めた元『米軍人』は、『日米地位協定』により一般人として扱われるため、『日本』に在留するには『 在留資格取得許可』の申請と、『住民基本台帳』への登録が必要となります。
じゃないと、『不法滞在者』となってしまいますから。
だから、『日本』に住んでいる一般人扱いとなるため、『英語』表記から『日本語』表記へと切り替わるのです。
中々面白いですよね!
ちなみ何故【Y】や【A】、【E】のアルファベットが選ばれたのか?
その答えは、
【Y】は、初めて『在日米軍』と家族が私有する自動車の納税を取り扱った『税務署』が「横浜」だったからその頭文字の「Y」を取ったものとなっています。
【A】は普通自動車以外の「Another 」から。
【E】は免除という意味の「Exemption 」から。
そして【よ】は、「横浜」の頭文字を『日本語』表記したもの。
だから【よ】は、唯一『日本語』表記で走行する自動車のナンバーで『日本人』が乗れない車両なんですよ!
最後に『日本語』表記で絶対にナンバーに使われない文字が「お」・「し」・「へ」・「ん」の4文字です。
その理由は、
「お」は、「あ」・「す」・「む」に文字が似ており見間違える可能性があるのと、「を」と同じ読み方だから。
「し」は、「死」を連想してしまうから。
「へ」は、「屁」を連想してしまうから。
「ん」は、単純に呼びづらいから。
という理由になります。
最後の2つは意味分からん…。