『厚生労働省』は『日本人』の2021年分の平均寿命と平均余命を記載した『令和3年簡易生命表』を2022年7月29日に発表しました。
結果は男性の平均寿命は 81.47 年、女性の平均寿命は87.57年となり、やはり世界でも有数の『長寿大国』だということが伺えます。
そんな『長寿大国』だからこそ、気をつけなければいけないのが、なんと言っても『健康』。
特に、『腎臓』は別名を『沈黙の臓器』とも言われており、その機能が30%以下にならないと、自覚症状が現れず、気づいた時には「もう手遅れだった…。」って事も少なくない臓器のひとつです。
では、『腎臓』の役割とは何かと言うと、「全身の老廃物や余分な水分・塩分をろ過し、それらを尿として排泄し、常に体内のバランスを最適に保つようにしてくれる臓器」となります。
また、骨を強くするビタミンDの分泌によって、カルシウムやリンの排泄を調整し、骨を丈夫にしたり、赤血球を作り出すホルモンや、血圧を調整するホルモンを分泌し、体内の水分や塩分を調節し、血圧をコントロールしてくれる働きもあります。
昔から、『肝腎(心)要(かんじんかなめ)』と言うことばがあるくらい大事な臓器なんです。
【出典:『公益財団法人 日本腎臓財団』公式ホームページより。】
例えば、暑い夏の日に水をガブ飲みしたりすると、おしっこがたくさん出ますよね。
逆に、あまり水分が取れていない冬は、おしっこの量は少ないけど、色の濃いおしっこが出るなんて経験をしたことがあると思います。
これ、全て『腎臓』でろ過して、体内の水分・塩分調節や老廃物の排泄をしてくれている恩恵なんです。
そんな、めちゃめちゃ身体の為に働いてくれている、別名『沈黙の臓器』と呼ばれる『腎臓』。
その現代の社会において、最も最大の敵は『リン』と言うミネラルで、特に食品に含まれる『無機リン』と『有機リン』になります。
中でも、食品添加物や加工食品に含まれる『無機リン』は体内への吸収率が90%以上と極めて危険です。
また、赤身肉や牛乳・卵・プロセスチーズにナッツ類などに含まれる『有機リン』も20%〜60%もの吸収率があり、避けた方が良いものとなっています。
逆に『有機リン』でも、納豆や豆腐・油揚げや豆乳などいわゆる『大豆』からの加工食品は、その吸収率が0%となっているので、積極的に摂取したい食品となっています。
では、『無機リン』は何の食品に多く含まれているかと言うと、ベーコンやハム・ウィンナー・ソーセージ、インスタント麺やコンビニの弁当など。
さらには魚の干物や練り物などに多く含まれています。
そうなってくると、食べる食品ってかなり限られてきてしまいますよね…。
でも、ゼロとは言わないまでも、これを注意しながら食べることが重要なんです。
例えば、毎日朝食で食べていたソーセージやベーコンエッグなどを避けて、納豆に豆腐入りの味噌汁などに変えてみてはどうでしょうか?
それだけでも、『リン』による『腎臓』への負担は改善されます。
また、毎日30分×5日のウォーキングを理想的な数字として、1日4100歩以上を目標に歩くことが良いとされています。
(※1日4100歩以上から『腎臓』に効果があるとされている為。)
さらに就寝時には、腹巻きをしてお腹周りの血行を良くすると、内臓全体の体温も高め、免疫力低下を防ぐとともに、その就寝時間も6〜7時間にするのが良いとされています。
その理由は、就寝時間が5時間以下、ないしは8時間を以上は『腎臓病』が悪化すると言う調査データが報告されているからです。
とは言え、個人的にも朝食には『目玉焼き』が定番となっています。
やっぱり、バランスが必要なんですね。
これからは『人生100年時代』。
少しでも長く健康的な身体で過ごせるように、気をつけて生活して行きましょう。
そのうち、200年時代になるかもね…。