さまざまな物価が高騰する中、給料は上がらず日々の生活がますます厳しくなってきている昨今。
2023度の『春闘(春季労使交渉)』に向けて、『経団連』は11月7日に基本給を一律5%引き上げるベースアップをを中心に積極的に会員企業に呼びかける考えを明らかにしました。
実際に賃金は上がるかどうかはわかりませんが、それまでの間、食材など少しでも無駄なく過ごさなければいけませんよね。
とは言え、無駄なくと言っても食材に関して言えば食べても良いもの、危険なもの、食べても良いけど食べない方が良いものなどがあり、それをちゃんと把握していないと、時には取り返しのつかない事態を引き起こしてしまう可能性も持ち合わせています。
その代表的な食材と言うのが、『トマト』。
と言っても、『トマト』の『ヘタ』の部分が食べてはいけないんです。
見た目もキレイだし、買い物をする時には必ずと言ってついてるあの緑色の部分。
あれ、食べると下手したら命の危険性だってある『毒』なんですよ。
その理由は2つ。
1つ目は『ヘタ』に付着しやすい雑菌です。
なかでも、主となる雑菌が『大腸菌』です。
これが繁殖したものを口にして感染すると、『食中毒』や『嘔吐』・『下痢』などを引き起こし、成人でも体調が悪かったり、小さなお子さん・高齢者であれば最悪、『死』に至らしめてしまう可能性だってあるんです。
『文部科学省』が『トマト』の細菌を減らす洗い方についての実験を3通りで行いました。
①、『ヘタ』を取ってから流水で洗う
②、『ヘタ』を取らずに、流水と薬品で洗う
③、『ヘタ』を取らずに流水で洗う
です。
さて、この3通りの実験の結果、どれが一番細菌が検出されなかったのか、どれが一番検出されたかお分かりでしょうか?
答えは検出されなかった順に①→②→③となっています。
この結果からも分かるように、『ヘタ』を取って流水で洗うのが一番、細菌が付着せずに食べられるんですね。
2つ目の理由は、『ヘタ』自身に含まれている毒素の『トマチン』と言う自然の毒があることです。
『トマト』自身が害虫から実を守るように、この自然な毒を発生させているんですね。
もうひとつ気をつけなければいけない、代表的な食材が『じゃがいも』。
(上記は『農林水産省』公式ホームページより引用。)
『じゃがいも』の『芽』は学校の家庭科の授業で習うような、食べてはいけないもののひとつです。
でも、実は『緑色』に変化してしまった『じゃがいも』も、同じ自然な毒を発生させてしまうんです。
また、傷ついた『じゃがいも』も同じ自然な毒を発生させます。
だから『じゃがいも』、特に柔らかい『新じゃが』の保存には最新の注意が必要で、選ぶ時にも色が変わっていたり、傷が付いていないものを選ぶことが重要です。
ちなみに、緑色に変化してしまう理由は、『日光』や『蛍光灯』なども含めた『光』に当ること。
だから『新じゃが』を買ってきたら、1個ずつ新聞紙に包んで、冷蔵庫の野菜室で保存するのがオススメです。
そうすることで、『光』を遮断することが出来、さらに傷もつきにくくなります。
それでも『芽』が心配な方は、『りんご』と一緒に新聞紙に包むと、『りんご』から出すエチレンガスが『芽』を出しにくくします。
そして、ここで勘違いして欲しくないのは「加熱すれば大丈夫だ」と言うこと。
加熱しても全然大丈夫じゃありませんから、必ず、『芽』や緑色になった部分は切り捨てて、口に入らないようにして下さいね。
高温で焼いても、揚げても毒の数値はほとんど変わらないので。
その他にもたくさんの危険性のある食材がありますが、特に注意して欲しいのは『生乳』と『ナチュラルチーズ』。
(上記は『JA全農あおもり』公式ホームページより引用。)
『生乳』と言うのは搾りたての牛の乳。
もちろん搾りたての牛の乳は、新鮮で美味しいですが、それだけ時間が経てば細菌が増殖します。
さらに、『ナチュラルチーズ』はそれを『チーズ』にしたものなので、例え冷蔵庫に保存しているからといって、過信していると食中毒に感染する可能性があります。
(上記は『雪印メグミルク』公式ホームページより引用。)
だから封を開けたらなるべく早く食べ切って下さい。
それが何よりのオススメですよ。
このように身近な食材も、実は危険な食材だったりします。
しっかりと知識を持ち、美味しく食べ切って下さいね。