皆さんは数学の世界で『完全数』ということばがあるのをご存知でしょうか?
『完全数』とは、自分自身が自分自身を除く正の約数の和に等しくなる自然数のこととなっています。
と言っても、いまいち分かりずらいのでもう少し簡単に説明すると、ある数字の約数を全て足した数字と、そのある数字が同じになる数字のことを言います。
例えば、2の約数は「1」と「2」になります。
これを足すと
1+2=3
だから『完全数』とは言わないのです。
3の時も同じく、3の約数は「1」と「3」になります。
これを足しても
1+3=4となるのでこれも『完全数』とは言いません。
では、1番始めの『完全数』とはどの数字かというと、その数字というのが…。
『6』
6の約数は「1」「2」「3」になります。
これを足すと
1+2+3=6になります。
このように、その数字の約数を全て足して、その数字と同じ値になる数字を『完全数』と言います。
また、最後の約数の数字を2倍にしたら、その数字と値が同じになるという性質も持ち合わせています。
では、他にはあとどのくらいあるのかと言うと
最初の3つは、『28』・『496』・『8128』となっています。
28=1+2+4+7+14
496= 1 + 2 + 4 + 8 + 16 + 31 + 62 + 124 + 248
8128= 1 + 2 + 4 + 8 + 16 + 32 + 64 + 127 + 254 + 508 + 1016 + 2032 + 4064
となります。
さて、『完全数』とはもともと『ピタゴラス』が名付けた数字にその名前が、由来しているとなっていますが、その証拠となる文献は見つかっておらず、ただの武勇伝的なものでした。
また『中世』の『聖書』の研究者の中には「『6』と言う数字は、神が世界を最初に創り出した6日間(『天地創造』)である。『28』と言う数字は、月の公転周期であり、これら2つの数字は、地上と天界における神の完全性を象徴している。」と述べています。
このように、不思議な公式で当てはまる『完全数』。
現在では、その数字は51個まで発見されており、今でもその研究は常にすすめられています。
『完全数』が発見されてから2500年以上、未だにその数字を求めて熱心に研究しているんですね。
さて、数学の中での『完全数』は『6』や『28』などですが、世界で最も読まれている本ではそうでは無く、『7』となっています。
その本とは『聖書』であり、その中の記述では先程言った、『天地創造』が6日間であり翌日の7日目を『祝福日(安息日)』としたとなっています。
だから『7』と言う数字は『神』を表し、完成したと言う数字で最も重要な数字になっているんです、
そんな所から1週間は7日間となったり、『ラッキー7』は『7・7・7』となったんです。
ちなみに言うと『3』も『三位一体の神』を表していることから、『7』が3つ並んで『ラッキー7』になるんですね。
また、『仏教』においても『7』と言う数字は特別な数字で、『釈迦』が産まれてすぐ7歩、歩き『天上天下唯我独尊』としゃべったという逸話もあるくらいです。
『日本』には『七福神』という7人の『神様』を揃えて、縁起物としたりとやはり『7』という数字には特別な神秘的な数字となっています。
そして、現実的な数字の世界では『完全数』である『6』は、『聖書』の世界では『完全数』である『7』=『神』に届かない数字、『不完全数』として扱われているのです。
その最たるものが『聖書』の『ヨハネの黙示録』に書かれた数字。
『6・6・6』
『獣(悪魔)の数字』と呼ばれています。
この現実的には『完全数』であり、『聖書』では『不完全数』である数字、『6』をアルファベットに掛けて、全ての数字を足すと驚くべきものが浮かび上がってくるのです。
A B C D E F G H I J K L M N
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
O P Q R S T U V W X Y Z
15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26
例えば、現代ではほぼ全ての人が1日として触らない日はないコンピュータ。
これをアルファベットにすると、『Computer』となります。
そしてこの単語に数字をつけ加えると、
C o m p u t e r
3+15+13+16+21+20+5+18=111
111×6=666
となるんです。
また、都市伝説では有名な『ビルゲイツ』。
彼は『日本』のある場所に壮大な敷地の別荘を建てました。
その敷地面積は約6600㎡。
そしてその場所というのが『日本』でも有数の避暑地である『軽井沢』。
これをアルファベットにして、数字を付け加えていくと、
K A R I Z A W A
11+1+18+9+26+1+23+1=111
111×6=666
となります。
さらに現在、政府が推進している新型コロナのワ○チン。
この呼び方は『ドイツ語』から来ており、英語だと『vaccination』となります。
そして、これも同じように数字を当てはめていくと、
V a c c i n a t i o n
22+1+3+3+9+14+1+20+9+15+14=111
111×6=666
となります。
そして、もうひとつ政府が推進しているものがあります。
それが…。
『マイナンバー』
(上記は『地方公共団体情報システム機構』公式ホームページより引用。)
これをアルファベットに当てはめていくと、
M y N u m b e r
13+25+14+21+13+2+5+18=111
111×6=666
となるんです。
たまたまですがね。
このように、数学の世界での『完全数』と信仰するものによって少しニュアンスの違ってくる『完全数』。
どちらも本当の『完全数』となっており、その人によっての受け取り方もさまざまです。
何が正解というのはその人自身が決めるものなので、一概に正解を出すことはできませんが、ひとつだけ分かっていることは、さまざまな分野で『完全数』があると言うこと。
これを、踏まえて生活していくと、また新たな発見ができるかも知れません。
そういえば、『Google』のアプリの『Chrome』は『6・6・6』が隠されており、その名前の由来も『完全数』からとっていたなぁ。
(上記は『Google Chrome』Wikipediaより引用。)
そして、その親会社の社名は『アルファベット』。
(上記は『Alphabet Inc.』Wikipediaより引用。)