小・中学校の『夏休み』が始まって早くも1週間が過ぎましたが、学校が休みで子供たちは嬉しい一方で、毎日の昼食の献立を何にするか悩んでいる親御さんも多いのではないでしょうか?
『夏休み』と言う長期の子供の休みに経済的・肉体的・精神的にも大きく負担のかかるこの時期。
少しでも負担を減らしたいですよね。
さて、そんな中で『全国学校給食協会』が発行している学校給食の業界誌、『月刊 学校給食』の調査で「1番人気の給食メニュー」を2021年7月に発表されました。
その対象となるのは、栄養教諭・学校栄養職員・給食調理員になります。
その映えある第1位は…。
『カレーライス』
(上記は『株式会社 明治』より引用。)
さすがと言った安定の第1位‼︎
これぞ、『Top of Top 』といいますか、学校給食と言ったらやはり、これですよね。
実際、栄養面としてもじゃがいもやにんじん、肉や玉ねぎなどさまざまな栄養素を含んでおり、まさに「栄養の宝箱やぁ〜!」なんです。
あの『日本人』初の『メジャーリーグ』殿堂入りを果たした「イチロー」さんですら、毎日『カレー』を食べて体を整えていたそうです。
そんな学校給食の『カレーライス』ですが、現在は『地場産物』といったその地域で採れた米や野菜・魚介類などを多く使うことが推奨されており、それによって『郷土愛』、しいては『日本』の食料自給率を高めること及び、『第4次食育推進基本計画』を目標としています。
また、ただ『カレーライス』と言っても『キーマカレー』だったり、ナンを使った『カレー』を学校給食としてだしたりして、国際的な『食文化』の教育の一環としての目的も含まれています。
ちなみに私の子供の小学校では毎月1回、各都道府県や外国の『郷土料理』が出されるそうですよ。
食べる事によって、地域の『食文化』を学校給食で学べるなんて、羨ましい限りですね。
次づいて第2位は…。
『揚げパン』
(上記は『株式会社 明治』より引用。)
きな粉やココアの粉をまぶした砂糖たっぷりの甘〜い『揚げパン』。
こちらも、学校給食のメニューとしては頷けるメニューです。
と言うか、学校給食以外で食べた事が無いかも…。
と言うくらい、学校給食の代表的な『揚げパン』。
実は最近では、カロリー量の多さと栄養面からあまり出される回数が少ないのだとか…。
だから尚さら、『揚げパン』が献立に入っている時はテンションが上がりそうですね。
さて、次は堂々の第3位。
これも大人も子供も、ご飯のおかずにもおつまみにも合う最強の料理。
『から揚げ』
(上記は『株式会社 明治』より引用。)
うーん、納得の第3位‼︎
もはや、語らずとも『日本国民』のほぼみんなが好きな料理ですよね。
個人的に私も大好きな料理です。
『から揚げ』と言っても、味付けがにんにくだったり、生姜だったり、醤油だったり塩だったりと、さまざまなバリエーションのあるこの料理。
ここから『味』と言うのを『食』を通して学び、この『食文化』が各家庭に引き継がれていくんですね。
そのきっかけとなるに過ぎないんです、学校給食と言うのは。
こうしてみると、普段から家庭やレストランで当たり前のように見かける料理が2種類も入っていたり、甘くて美味しい最近ではあまり見かける回数の少なくなってきた料理などがトップ3を独占しています。
なるべくしてなっていると言うような料理ばかりですね。
ちなみに『冷凍みかん』や『ソフト麺』も上位にランクインしていました。
(上記は『株式会社 SN食品研究所』公式ホームページより引用。)
(上記は『ニッポン放送NEWS ONLINE より引用。)
ただ、この個人的にはこの2つは馴染みがあまり無いんだよなぁ〜。
とにもかくにも、学校給食は『食文化』としても成長する過程でも、大事な教育の一環のひとつです。
子供たちの中には『夏休み』明けになると痩せて帰ってくる子も多いそうです。
2019年の『厚生労働省』が行う『国民生活基礎調査』によると、なんと『日本』では17歳未満の子供が『貧困』にあたる割合が13.5%もあると言う事実が分かりました。
これは7人に1人が『貧困』状態であると言うこと。
考えられない数値です。
その背景にはさまざまな要素がありますが、何よりも子供のうちはしっかりと食べ、栄養をつけなければいけません。
だから『食育』と言う観点からみても、学校給食って大事なんですね。
皆さんも、是非もう一度世の中のことを考えて、子供や仲間たちと一緒に学校給食のことについて語ってみては如何でしょうか?