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『世界最古の国』日本

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桃太郎

『日本人』が誰でも知っている『御伽噺』のひとつ、『桃太郎』。

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(上記は『桃太郎』Wikipediaより引用。)

 

 

 

 

保育園や幼稚園、小学生になっても舞台や絵本・漫画などさまざまな所で触れられる最も有名で人気な『御伽噺』のひとつです。

 

 

 

 

そんな『桃太郎』のお話を説明すると、「昔々、ある所にお爺さんとお婆さんが住んでおり、お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯物に出かけました。

お婆さんが川で洗濯物をしていると、大きな桃がドンブラコ、ドンブラコと流れてきたので、それを家に持ち帰り、2人で大きな桃を割ってみると、中から男の子(赤ちゃん)が出てきました。

その男の子に『桃太郎』と名付け、すくすくと育てていたある日、『鬼ヶ島』に住む『鬼』が暴れていると聞き、『鬼退治』に出かけました。

途中、『犬』『猿』『雉(鳥)』を仲間に従え、『鬼ヶ島』に向かった『桃太郎』一向は見事、『鬼』を退治して、『鬼』が奪い取っていた『金銀財宝』を持って、無事生還しましたとさ。」

 

 

 

 

と、このようなお話です。

 

 

 

 

 

さて、ここで気になるのは『鬼』から『金銀財宝』を持って生還したと言うこと。

 

 

 

 

 

逆の言い方をすれば、『鬼』にとってはいきなり襲いかかられ、せっかく集めた『金銀財宝』を奪い取られたことになります。

 

 

 

 

 

『桃太郎』の噺のモチーフとなっているのは、『吉備津彦(きびつひこ)』が『吉備国』(現在の『岡山県』)を中心に悪さをしていた『温羅(うら)』と呼ばれる『鬼』を退治すると言う伝説からきていると言う説が一般的になります。

 

 

 

 

 

ただこの話、実は裏がありまして、当時『朝廷』側の『吉備津彦』に従わなかった、『温羅』を成敗し平定したと言う話が真実なのです。

 

 

 

 

昔から『勝てば官軍、負ければ賊軍』と言う言葉があるように、もしかしたら、当時の『朝廷』側に逆らうものを『鬼』とし、『朝廷』側がその地を滅ぼし、平定したことの正当性を示すものだった可能性があるのです。

 

 

 

 

 

と言うのも、もちろん平定した『吉備津彦』を主祭神とした、『吉備津神社』や『吉備津彦神社』などどちらも『備中・備前』の国一宮となっており、さらには『備後』の国一宮である『吉備津神社』もやはり『吉備津彦』を主祭神となっているかとからも、その強さと地域を守ってくれたとして、未だにその地域では信仰深いものとなっています。 

 

 

 

 

 

特に『備中国』一宮である『吉備津神社』は『吉備津彦』信仰の総本社ともなっている神社で、その本殿は『国宝』にも指定されています。

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(上記は『吉備津神社Wikipediaより引用。)

 

 

 

 

 

また、『延喜式神名帳』には、『名神大社』にも列しているほどの由緒ある神社であり、人々から崇拝されています。

 

 

 

 

 

 

そして、ここで面白いのが敵であり『鬼』であった『温羅』を祀る『艮御崎神社(うしとらおみさきじんじゃ」が現在の『岡山県』や『広島県』東部を中心に数多く点在していること。

 

 

 

 

『艮御崎』とは『温羅』のことを指しており、別名『艮御崎神』とも呼ばれていること。

 

 

 

 

また、『艮御崎神社』は『吉備津神社』の北東位置、いわゆる『鬼門』の方角に本殿があること。

 

 

 

 

そして、『御崎』とは『御前神(みさきがみ)』で『神様の使い』と考えられていることなどです。

 

 

 

 

 

 

そもそも、『吉備国』は『古代日本』では『4大王国』の一角であり、『記紀古事記日本書紀)』や伝承にも第10代天皇である『崇神天皇』の命により『吉備津彦』・『稚武彦命(わかたけひこのみこと)』の兄弟が、『吉備国』に進出してきたと言う記録が残っています。

 

 

 

 

 

要するに『大和(朝廷)』が『吉備国』に攻め滅ぼしにきたと言うことです。

 

 

 

 

となると、本来はどちらがこの国を守り豊かな生活を送って過ごしていたのかと言うのは一目瞭然ですね。

 

 

 

 

また、『吉備国』は『弥生時代』から『塩』の生産地でした。

 

 

 

 

『塩』は古代から『全世界』で貴重な物であり、生きていく中で必要不可欠な物です。

 

 

 

 

ちなみに、『塩』は英語で『ソルト』と言いますが、『古代エジプト』では、『ピラミッド』を建設する際に労働者に支給されていたのが、この『ソルト』だそうです。

 

 

 

 

今で言う、賃金ですね。

 

 

 

そこから「労働をして賃金を稼ぐ者」が「サラリーマン」となったと言う説があるくらい、『塩』は貴重な物だったのです。

 

 

 

 

 

さらに当時の『吉備国』は『新羅』からの支援を受けて、鍛鉄技術が進み、製鉄品の生産技術が優れていました。

 

 

 

 

このような事から『大和(朝廷)』は力をつけ過ぎると目障りであり、さらに『塩』の手に入れることが出来る『吉備国』に目をつけ、攻め滅ぼしたのでしょう。

 

 

 

 

 

ただ、この地域には、あの有名な『伯方の塩』など今でも特産物になるような『塩』が脈脈と受け継いでいることも興味深いところです。

 

 

 

 

 

そして不思議な事に、『日本人』は神話に出てくるような古代から、その国は滅ぼしたり、乗っ取ったりはするけれども、その国に祀られている『神様』までも奪ったり壊したりはしない性質があるんです。

 

 

 

 

 

もちろん、祟りだったりを畏れてということもあるのでしょうが、それ依然にその土地の文化と今ある文化を混合して発展していく道を選んだ、相手に対しても尊敬の心を持った民族です。

 

 

 

 

 

だからこそ、一度も滅びずに『世界最古』の王朝『日本』が続いているんですね。

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話は別ですが、『温羅(うら)』を祀る『艮御崎神社』は『鬼門(北東)』の方角と言いましたが、『十二支』でこの方角は『丑』・『寅』に当たります。

 

 

 

 

 

だから、『鬼』の姿は牛の様に角が生えて、虎のパンツを履いている容姿になったんです。

 

 

 

 

 

また、『温羅』は『神様の使い』とも言いましたが、「うら」と言う音を見てみると面白い事に「裏」や「占」と言う字も当てはまります。

 

 

 

 

「裏」とは「表」があってのもの。

 

 

 

 

「表裏一体」と言う熟語があるように切っても切り離せないものです。

 

 

 

 

さらに「占」とは、事物に現れる現象や兆候を『神様』のお告げによって、吉凶を予知することとなります。

 

 

 

 

やはり、『温羅』は『神様の使い』としたのは決して全てが悪というわけでは無い、という意味からこの名前になったという事が分かります。

 

 

 

 

 

そして、もうひとつ「うら」という音であることばがあります。

 

 

 

 

 

そのことばとは、「思い」や「内心」などの意味がありますが、その字と言うのが…。

 

 

 

 

 

 

『心』

 

 

 

 

 

 

やはり、『心』があるからこそ人間なんですね。

 

 

 

 

 

そう言えば、最新号の『少年ジャンプ』掲載での『ワンピース』で『ワノ国編』が完結しようとしています。

 

 

 

 

実はここにも『桃太郎』が関係していまして、

主人公である『モンキー・D・ルフィ』は『猿』。

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(上記は『ワンピース』より引用。)

 

 

 

カイドウの息子、『ヤマト』は『犬』。

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(上記は『ワンピース』より引用。)

 

 

 

 

 

元・白ひげ海賊団、一番隊隊長である『不死鳥 マルコ』は『鳥(雉)』。

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(上記は『ワンピース』より引用。)

 

 

 

 

 

そして、それら従えた『ワノ国』将軍に返り咲いた棟梁が『モモの助』は『桃太郎』。

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(上記は『ワンピース』より引用。)

 

 

 

 

最大の敵であった『カイドウ』は『鬼』。

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(上記は『ワンピース』より引用。)

 

 

 

 

 

さらに『ワノ国』とは『和の国』、すなわち『日本』そして『日本人』を表しているのです。

 

 

 

 

 

 

やはり『桃太郎』とは『日本人』の『心』には切っても切れ外せないものなんですね。

 

 

 

 

 

最後に、ゲームで人気の『桃鉄』ですが『日本』の地理の勉強には最適なゲームですよ。

 

 

 

 

小学4年生のうちの子も、これで『都道府県』の位置と特産物を覚えました。

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(上記は『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!』より引用。)