『関東地方』では桜も咲き始め、肌で春を感じる季節となりましたが、『卒業式』や『入学式』など、『ハレの日』が多い時期ともなりました。
また、『春分の日』を前後に『御彼岸』の時期でもあるので、家族で集まると言うのが多いと思います。
そんな『ハレの日』や『おもてなし』の定番メニューとして人気なのが、なんと言っても『寿司』。
『寿司』とは祝いの席に欠かせない食べ物と言う意味からも、このような催し事の際には、適したものとなっています。
そして、一昔前までは『寿司』と言ったら、高級なイメージで、出前では、4〜5人前で一万円超えの、まさに『ハレの日』など、みんなが集まった時にしか食べられ無いような感覚でした。
それが今ではとてもリーズナブルで食べることが出来る『庶民の味方』へと変貌し、実現したのが、『回転寿司』です。
特に、小さな子供や女性でも気軽に食べれるような『サイドメニュー』が充実している店もたくさんあるので、とても行きやすい場所となっているのが魅力的な『回転寿司』。
2022年3月に『マルハニチロ』が発表した『回転寿司に関する消費者実態調査2022』の「どれくらいの頻度で回転寿司を利用しているか」と言う調査では、20代〜50代が月に一回以上は利用していると言う結果になりました。
その理由は、1位が「値段の安さ」、続く2位が「ネタが新鮮」、3位が「家から近い」となっています。
(上記は『マルハニチロ』「回転寿司に関する消費者実態調査2022」より引用。)
そして、面白いことに「何皿程度食べることが多いか」と言う調査では、平均皿数が1番多い地域が「東北地方」と言う結果になりました。
(上記は『マルハニチロ』「回転寿司に関する消費者実態調査2022」より引用。)
この結果を見ると漁獲量の高い地域の方がやはり良く食べているような気がしますね。
また、平均の寿司を食べる皿が全体では9.6皿・男女別では、男性平均が11.3皿・女性平均が8.0皿と言う結果となりました。
(上記は『マルハニチロ』「回転寿司に関する消費者実態調査2022」より引用。)
以外と、あまり食べないと言うのが印象的ですが、『回転寿司』の業界では1貫当たりの量をシャリとネタを合わせて約23gと言うのが基準となっているので、一皿2貫乗っていると考えるとそれなりに食べている計算となります。
全体→ 9.6(皿)×23(g)×2(貫)=441.6(g)
男性→11.3(皿)×23(g)×2(貫)=519.8(g)
女性→8.0(皿)×23(g)×2(貫)=368(g)
となり、一般成人男性の一回の食事の量が約450gということからも、妥当な数値だと言うことになります。
さて、『回転寿司』で一番良く食べるネタランキングでは11年連続して「サーモン」が1位となりました。
これを聞くともはや、『不動の1位』と言う風格すら感じてしまうネタですね。
実際に大手『回転寿司』チェーン店3社では、「サーモン」のメニューが『スシロー』では7つ、『無添くら寿司』では6つ、『はま寿司』では8つとなっており、期間限定メニューを含めるとさらに多くの割合を占めています。
次いで2位のネタは「マグロ(赤身)」・3位は「ブリ・ハマチ」と言う結果となっており、両ネタも漬けや炙りなどのメニューを含めて、その店でも多くの割合を占めているネタとなっています。
やはり、定番のイメージがあるネタがTOP3を占めているんですね。
また、『回転寿司』の楽しみと言えば、なんと言っても、サイドメニュー。
そのメニューの多さや、その店独自の味などでたくさんの人を惹きつけています。
中でも、人気メニューと言えば「茶碗蒸し」や「味噌汁」、そして「ポテトフライ」です。
特に、小学生では「ポテトフライ」が絶大な人気商品。
また、『回転寿司』とは全く関係のない「ラーメン」もランキングしています。
もはや、『回転寿司』は食のアミューズメント・パークとでも言えますね。
そんなサイドメニューですが、平均の皿数は2.1枚。
高級なイメージがある『寿司屋』には無い、新しい魅力がそこにはいっぱい詰まっているんですね。
そんな『回転寿司』ですが、現在の世界情勢の中、価格が上がるという危惧がなされています。
とは言え、これからもたまに来る『ハレの日』には、少し奮発してでも食べてみたいですね!