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『世界最古の国』日本

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鍋料理 人気No.1

緊急事態宣言を解除してから早、1ヶ月。

 

 

 

 

 

コロナ禍も『日本』では、何故か落ち着きを見せており、「東京都」での感染者は毎日50人以下となってきました。

 

 

 

 

 

何故かね…。

 

 

 

 

 

現在、飲食業界も活気を取り戻しつつあり、居酒屋では『年の瀬』も近づき、ここから本格的な繁忙期になるでしょう。

 

 

 

 

 

そして、この時期に居酒屋や家庭での定番メニューといえば『鍋料理』。

 

 

 

 

 

「寄せ鍋」や「キムチ鍋」など様々とありますが、その中でも堂々の人気No.1の鍋料理。

 

 

 

 

 

 

「おでん」。

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(上記は『日本水産株式会社(通称『ニッスイ』 「関東風おでん レシピ」より引用。)

 

 

 

 

 

 

やはり寒い季節に『日本人』の心と身体を芯から温める定番鍋は昔から愛されている『日本料理』、「おでん」だったんですね。

 

 

 

 

 

 

その「おでん」の歴史は古く、『鎌倉時代』末期辺りから、「おでん」という言葉が出てきています。

 

 

 

 

 

 

 

というのも、元々は「豆腐料理」である「田楽」を丁寧な言葉に直した時に、最初に『お』を付けるのが優雅というところから、「お田楽」となり、それを省略した言葉が「おでん」となりました。

 

 

 

 

 

また、当時は「豆腐」を串に刺して焼いた物が「田楽」と呼ばれていましたが、その後『江戸時代』に入り、「味噌」を塗ったものが、『江戸庶民』の中で大流行。

 

 

 

 

 

 

そのうちに、「豆腐」以外にも「こんにゃく」に「味噌」を塗った「味噌田楽」が広まっていき、こっちの方が「おでん」と呼ばれてるようになっていきました。

 

 

 

 

 

その後、現在の「愛知県」で「味噌田楽」を煮込んだものが作られ、「煮込みおでん」の方が主流となり、さらに「はんぺん」や「野菜」などと一緒に煮込んだ「おでん」が全国に広まっていったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで、面白いのがまず、始めは『鎌倉時代』の「豆腐料理」だったということです。

 

 

 

 

 

 

 

これは、『鎌倉時代』に『禅宗』によって誕生した「大豆」を「肉」に見立てて料理した『精進料理』から発展していったということになります。

 

 

 

 

 

 

『精進料理』で有名な料理では、他にも「胡麻油」でたくさんの野菜や「豆腐」を炒めたあとに、汁物にした「けんちん汁」があります。

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(上記は『キッコーマン株式会社』「ホームクッキング」より引用。)

 

 

 

 

 

 

「けんちん汁」の名前の由来は、「鎌倉市」にある『禅宗』の寺院、『建長寺』で作られて、「建長汁」と呼ばれていましたが、それが訛って「けんちん汁」となったとされる説もあります。

 

 

 

 

 

「おでん」も「けんちん汁」も今では家庭の食卓に当たり前に出る料理ですが、実は『鎌倉時代』の『精進料理』で繋がっていたんですね。

 

 

 

 

 

だから、『日本人』の心に馴染み深く人気の料理となっているのです。

 

 

 

 

 

 

さらに「煮込みおでん」となった「愛知県」は「八丁味噌」の産地としても有名です。

 

 

 

 

 

八丁味噌」は『江戸幕府』の初代将軍である「徳川家康」の出身地、「愛知県岡崎市」で作られた「味噌」のことを言いますが、「家康」が長寿で健康だったのも『「麦飯」と「味噌」のおかげ。』とまで言われていますから、そんな所からも、江戸庶民たちには広く伝わっていったのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

そんな当初は「味噌煮込み」の「おでん」でしたが、『関東』・『関西』ともに、「鰹節」や「昆布」などの「ダシ」の製法技術が発展。

 

 

 

 

 

『関西』では土地柄、「昆布」の『旨味』がより多く取れる『軟水』だったために、「鰹節」・「昆布」を主とした薄い色の「おでん」が普及していきました。

 

 

 

 

 

 

逆に『関東』は土地柄、『硬水』という事と、江戸市民の大半が肉体労働者だったために、より「塩味」を感じる「醤油」を好み、これに「鰹節」と「昆布」でダシをとり、「味醂」を加えた濃い色の「おでん」が普及してしきました。

 

 

 

 

 

 

歴史と食文化、そしてその土地柄は、密接な関係にあるんですね。

 

 

 

 

 

 

 

ただ、『江戸幕府』開府以来、さまざまな土地から集まってきた現在の「東京都」。

 

 

 

 

 

その分、その人その人の家庭の味があり、濃い色の「おでん」だけとは一概には言えないようです。

 

 

 

 

 

 

これも、歴史と食文化、そして土地柄が生み出したものなのでしょう。

 

 

 

 

 

 

そして、もう1つ面白い調査結果がありまして、『日本』での主要7大都市のある、「北海道」・「宮城県」・「東京都」・「愛知県」・「大阪府」・「広島県」・「福岡県」のうち、「北海道」のみが、鍋料理の中で人気ランキングが2位というものになりました。

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ちなみに「北海道」の鍋料理ランキングNo.1は「キムチ鍋」。

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(上記は『マルコメ株式会社』「豚キムチ鍋」レシピより引用。)

 

 

 

 

 

「キムチ鍋」もめちゃくちゃ美味しいですし、この季節に食べたくなる鍋のひとつですよね。

 

 

 

 

 

ちなみに個人的には「生たまご」に付けて、少しマイルドにして「日本酒」と一緒に食べるのが大好物です。

 

 

 

 

 

 

また、具材の好きなランキングはというと、1位・2位は『全国主要7都道府県』では、全て「大根」・「たまご」という結果になっています。

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王道の具材はやはり、皆んな好きなんですね。

 

 

 

 

 

シミシミの「大根」に「たまご」。

 

 

 

 

それに「和辛子」を塗って、熱燗でクィッと行くと、最高に幸せな気分になりますね。

 

 

 

 

 

ちなみに「東京」の下町には、「日本酒」に「おでん」のダシを入れた「ダシ割り」という飲み方があります。

 

 

 

 

 

作り方は簡単で、ワンカップの「日本酒」を50ccほど呑んだら、その中に「おでんダシ」を注いで、お好みで「七味唐辛子」を入れると、これまた最高に美味しいです。

 

 

 

「鰹節」や「昆布」のダシと、練り物や野菜など具材からのダシの、旨味が混ざり合った「おでんダシ」、それに「日本酒」。

 

 

 

 

 

 

この冬、是非お試しあれ!

 

 

 

 

 

ちなみに個人的には、「おでん」の味が染みた「木綿豆腐」をご飯の上に乗せて、それを掻っ込み、それを「日本酒」で流し込むのが、一番好きです。