近頃、朝晩の気温も随分と低くなる時間も増え、木々のも色付き始めている中で、山々ではちょうど『紅葉』の見頃となってきました。
個人的には、この時期になると気持ちが「高揚」する季節であり、一年の中で一番好きな時期となります。
『紅葉』だけに…。
と、しょーもない小ボケをかました後ですが、そんな『紅葉』と言えば、『ピクニック』や『紅葉狩り(もみじがり)』は、定番中の定番だと思います。
そして、それに欠かせないのが『お弁当』。
やはり、『食欲の秋』とは良く言ったもので、美味しい物が溢れてくる季節となりました。
中でも、定番は「おにぎり」や「サンドイッチ」を主食として、「唐揚げ」や「卵焼き」などですが、この「サンドイッチ」という名が『イギリス』の貴族から取った名前ということをご存知でしょうか?
その貴族の名前とは「第4代サンドウィッチ伯爵 ジョン・モンタギュー」。
彼は、貴族として、また政治家として多忙の日々を暮らしていたので、その片手間に食べられるように作らせたのが、「サンドウィッチ」の由来となっています。
(上記は『ローソン』公式サイト 「ミックスサンド(増量)」より引用。)
ここで、ひとつ都市伝説のお話を。
「第4代サンドウィッチ伯爵 ジョン・モンタギュー」は、ある秘密結社の会員でした。
その秘密結社とは『悪魔崇拝』をしたとされる『地獄の火クラブ』。
そして、彼はこの秘密結社の筆頭会員であると暴露され、後年までその印象が絶えず、不人気のまま政界を引退しますが、その引退は民衆に多いに歓迎されたまま退任していったそうです。
実際には、この秘密結社はただの『上流階級の社交場』としての組織だったそうで、それを思うと何か寂しい人生だったのであろうと、少し同情心も生まれてきます。
ただ、この『地獄の火クラブ』の会員の中には、のちに『イギリス』の『フリーメイソン』である『イングランド首位グランドロッジ』の『グランドマスター』になった人物がいました、
また、会員では無いものの、常連には「ニューヨーク州」の『フリーメイソン』のロッジの『グランドマスター』にもなった、「ベンジャミン・フランクリン」もいました。
「ベンジャミン・フランクリン」は『アメリカ合衆国 建国の父』のひとりとして称され、現100$(ドル)札の肖像にもなっているほど、『アメリカ人』にとっては身近な人物です。
(上記は「ベンジャミン・フランクリン」Wikipediaより引用。)
どちらにせよ、「サンドウィッチ伯爵」と『フリーメイソン』が繋がっていた可能性がある事が、このことからもその様子を伺うことが出来ます。
そんな、「サンドウィッチ伯爵」から由来している軽食の代表である「サンドウィッチ」。
ここ最近では、コロナ禍の影響による「リモートワーク」などでより一層、需要が増えているようです。
さらに、『紅葉』のシーズンなどと相まって、大手コンビニ各社でも、「サンドウィッチ」部門に多大な力を注いでいます。
また、『アメリカ』や『カナダ』では、『ベテランズデー』・『サンクスギビングデー』・『クリスマス』など祝日が増えるので、その文化に合わせて『日本』でも、その需要は増えていくことでしょう。
『クリスマス』での定番の軽食と言えば、「サンドウィッチ」というイメージが強いですからね。
ここで面白い調査がありまして、大手コンビニ各社での1位の売上、『関東』では「おにぎり」ですが、『関西』では「サンドウィッチ」という結果になっています。
その理由は、『関東』ではやはり、『年貢』を給料としていた『米文化』が根強く残っており、『関西』では「小麦」を主とした『粉物文化』が根付いていることからと言う見解が多いようです。
また、『関東』では明治維新後も、すぐには税収がお金では無く、「米」で支払われていました。
特にそれは農家などに多く、その結果、『首都 東京』に「米」がたくさんあったことにより、軽食での「おにぎり」が以前と変わらず、続いていったのだと思われます。
逆に『関西』では、幕末期に「神戸」に外国人が入ってきた事によって、西洋の食文化が広く伝わっていきました。
また「大阪」は『商人の街』としても有名な土地柄ですが、忙しい合間を縫って片手で食べられる「サンドウィッチ」の方が、その見た目の美しさからも、人気を高め広まっていたのでしょう。
買い物に行った時に、店員が彩りの良いオシャレな「サンドウィッチ」を片手に食べていたら、お客は気になって、
「それは、何や?」「これは、サンドウィッチ言うて、西洋から入ってきたもんや。」「それはええな、うちにもひとつくれ。」
みたいな感じで、店員自身が広告塔になって広まっていたのだと思います。
さすが、『商人の街』と言ったところですね。
そして、驚くべきことに「京都」は「パン」の年間消費量が全国第1位ということ。
「京都」と言えば、『和食』というイメージですが、地元民は意外と『西洋食』の方が好みだったんですね。
その理由は、これも『京都人』は「健康よりも、見た目重視」ということ。
やはり、元々『貴族文化』のそして1200年も続く『古都 京都』。
「華やかさ」が無ければ行けないという、文化と誇りの表れなんですね。
こうした様々な理由から、『関東』は「おにぎり」、『関西』は「サンドウィッチ」の方が売上が高くなっているのだと考えられます。
ちなみに、「サンドウィッチ」の定義は「パンとパンの間に、さまざまな具材を挟んでいる料理」ということで、「ハンバーガー」や「ホットドッグ」なども、その一部に分類されているんですよ。