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『世界最古の国』日本

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物価上昇の危機

10月に入り、急に『新型コロナウィルス』の感染者数が激減しており、緊急事態宣言も解除され、飲食業や旅行業などでは、ようやく『希望の光』が見えてきたような気がします。

 

 

 

 

 

 

そんな中、水を指すようにあるものが、高騰しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

そのあるものとは…。

 

 

 

 

 

 

原油価格』。

 

 

 

 

 

この『原油価格』が上がったことによって、今季の冬は、去年の冬よりもより厳しい生活が強いられると予想されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

では、一体なぜ今季の冬がより厳しい生活となるか。

 

 

 

 

 

そもそも『原油』とは、油田から採掘して、精製する前のものこと言います。

 

 

 

 

そして、精製された後のものこと『石油』と言います。

 

 

 

 

 

 

『石油』は、天然ガス・灯油・軽油・ガソリンなどの製品となります。

 

 

 

 

 

中でも、『日本』は生活する上で最も重要な『電気』・『ガス』・『水道』のうち、『電気』・『ガス』がこの『石油』に直轄しています。

 

 

 

 

 

2021年9月16日には大手電力会社10社が、いっせいに11月の家庭用電気料金を値上げすると発表しました。

 

 

 

 

 

その上げ幅は10%を超えて、さらに10月26日には12月の家庭用電気料金も値上げすると発表しました。

 

 

 

 

 

その値段は、平均モデルの「従量電灯B(一般家庭向け)・30A(アンペア)、使用電力260kWh/月」では11月分と比べて12月分は114円も値上がりするとなっています。

 

 

 

 

 

『ガス』に関しても、大手ガス4社で11月には約90円も値上げすると発表しており、通常の生活にも支障が出てきそうです。

 

 

 

 

 

さらには、今季の冬は『ラニーニャ現象』で平年並、もしくは低くなると予想されているので、さらなる『電気』・『ガス』の使用量が増えて、家庭でもよりいっそう厳しい生活となりそうです。

 

 

 

 

 

これだけ聞いただけで、何か『年末年始』も不安が募ってきますよね。

 

 

 

 

 

 

でも、これだけでは済まされないんです。

 

 

 

 

 

我が国『日本』は…。

 

 

 

 

 

生活するのに重要なものと言えば、もうひとつありますよね。

 

 

 

 

 

それは、『食料』。

 

 

 

 

 

 

実は『日本』は先進国では珍しいくらい、食料自給率が低い水準であり2020年度の自給率は『カロリーベース統合食料自給率』が37%、『生産額ベース統合食料自給率』が67%しかないんです。

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(上記は『農林水産省』『日本の食料自給率』より引用。)

 

 

 

 

 

と言うことは、残りの『食料』は海外からの輸入で賄っているということですよね。

 

 

 

 

 

 

輸入していると言うことは、飛行機や船などで『日本』まで運んでおり、それに使用されているの燃料は『石油』。

 

 

 

 

 

 

その『石油』の元である、『原油』の値段が上がってしまえば当然、輸入の運賃も値上がりし、それに積まれ込まれた「食料」も上がってしまうと言う訳です。

 

 

 

 

 

「肉」も「野菜」も「果物」も…。

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(上記は『農林水産省』『食料自給率 品目別自給率』より引用。)

 

 

 

 

ここで、驚くべきことに『日本人』には古くから欠かせない「大豆」までもがその推移は6%しかない事が、上記の表からでも分かります。

 

 

 

 

 

 

「大豆」と言えば、「醤油」や「味噌」、「納豆」や「豆腐」など、『ユネスコ無形文化遺産』に登録された『和食』には欠かせない食材ばかりですが、それが実はほとんどが輸入品から賄っていたと言うことになります。

 

 

 

 

 

普段、口にするもので『食料自給率』が90%以上のものと言えば、唯一「米」97%・「鶏卵」97%・ギリギリ「野菜」が80%となっています。

 

 

 

 

 

ただし、「鶏卵」は『国内』で生産された『飼料自給率』にすると12%まで落ち込んでしまいます。

(『飼料自給率』とは、『国内』だけで生産されている「家畜」に対しての「飼料」の自給率。そのほとんどが、海外から輸入品で賄っている。例えば、「とうもろこし」など。)

 

 

 

 

 

 

と言うことは、「米」だけが唯一『日本』で賄っている食材ということになります。

 

 

 

 

 

でも、少し考えてみて下さい。

 

 

 

 

 

農家さんたちは、『稲作(米作り)』を手作業でやっているわけではありませんよね。

 

 

 

 

 

 

「稲」を刈るためや土を耕すために、重機を使ったりします。

 

 

 

 

 

それには「ガソリン」が必要ですし、「稲刈り」をし終え出荷前の乾燥などの保存には『電気』が必要になります。

 

 

 

 

 

 

さらに言えば、品質管理や出荷し、消費者に届けるには、『電気』や「ガソリン」が必要で、その大元となるのが『原油』なのです。

 

 

 

 

 

だから、『日本』の物価そのものが、上昇の危機に面しているのです。

 

 

 

 

 

 

家庭の食卓で出される朝食の定番、「納豆」や「たまご」、「焼き魚」なども価格上昇の可能性があるんですよ。

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(上記は『吉野家』「特朝定食」より引用。)

 

 

 

 

 

例えば、「納豆」は主にパック詰めをされている商品が多いです。

 

 

また、「たれ」や「からし」や、中に入っているビニールなどは全て『石油』から出来ています。

 

 

 

さらには、その主としている「大豆」が輸入品ともなれば、その結果はお分かりになるはずです。

 

 

 

 

 

「たまご」も前述であったように、「飼料」の値上げの懸念、そして「焼き魚」では、漁に出るための船に『石油』がかかっているのです。

 

 

 

 

 

こうしてみると、『原油価格』の上昇がいかに私たち『日本人』の文化や食生活にとって重要だと言う事が分かってきます。

 

 

 

 

 

そして、今後も『原油価格』上昇は続くことになるでしょう。

 

 

 

 

 

 

その理由としては大きく4つに分けられています。

 

 

 

 

①コロナ禍からの世界的な経済回復による、『原油』の需要の高まり。

 

 

 

 

②『アメリカ』の長期金利の上昇による、円安傾向を受けて、輸入価格に影響。

 

 

 

 

 

③『アメリカ』で起きた巨大ハリケーンの影響による石油関連施設の復旧の遅れ。

 

 

 

 

④『石油輸出機構(OPEC)』と『ロシア』を繋ぐ、『OPECプラス』が『原油』の追加生産の見送り。

 

 

 

 

 

 

ただし、10月31日に「ローマ」で行われた20ヵ国・地域首脳会議(通称『G20』)閉幕後に、「バイデン大統領」が、その不十分な対応の『ロシア』と『サウジアラビア』を批判したことによって、『原油先物価格が下落。

 

 

 

 

これによって少しは、『物価上昇』の歯止めとなることでしょう。

 

 

 

 

 

このように、『日本』はひいては『全世界』が1国だけでは経済を回せない時代。

 

 

 

 

 

それを踏まえて私たちも生活していかなければいけません。

 

 

 

 

 

知らず知らずに、取り残されないように。

 

 

 

 

 

 

気づいた時にはもう、遅いのですから…。