『日本』に数多くの『発祥の地』というのが存在しています。
中でも『近代日本』の文明を支えている多くのものが、「神奈川県 横浜市」に集中していることをご存知でしょうか?
有名どころで言えば、「鉄道発祥の地」として横浜市中区桜木町に記念碑が建てられています。
そして、来年の2022年は「鉄道開業150周年」を迎えるにあたって、さまざまなイベントが予定されています。
では、なぜ「横浜ー新橋」間が最初の駅として選ばれたのか?
それは、『江戸幕府』に震撼を与えた事件がきっかけになります。
その事件とはご存知、『ペリー提督』率いるあの!
『黒船、来航!』
(上記は「日本財団図書館(電子図書館)」 船の科学館から引用。)
この事件により、全国の大名・武士はもちろんその他の一般庶民たちにまで心の底から恐怖を与え、『尊王攘夷』・そして『日本』の近代化を進めました。
なぜなら、こんなデカイ軍艦、その当時の『日本』にはひとつも無かったんですから。
ただ、これには実は裏がありまして、「黒船」が浦賀沖(現在の神奈川県 横須賀市)に来ることは、老中筆頭である「阿部正弘」や御三家で常に江戸に常務している水戸藩の「徳川斉昭」・有力譜代大名の「井伊直弼」、そして雄藩である外様大名の「島津斉彬」など、ごく少数の大名は知っていました。
しかも、1年前に。
このごく一部しか伝わらない、そして当時の世界情勢を知るごく一部の有識者しか、その脅威が分からないという『江戸幕府』の体制が、もはや解体への道に進むしかなかったのでしょう。
そんな時代に『ペリー提督』率いる『黒船』が浦賀沖に来航。
政権のトップもその他全国民がパニクるのは無理もありません。
この時、12代将軍「徳川家慶」が病床に伏せていた状態であったため、『開国』を決定することができず「ペリー提督」らは翌年に改めて来ると告げ、一度帰国をするのですが、それを期に軍備を強化することになったのです。
その軍事強化によって出来たのが今やデートスポットなど『日本』でも有数の観光地。
『お台場』
「台場」とは『黒船』を迎え撃つための大砲を設置する台の場所ということなんですね。
ちなみにその後「江戸幕府」解体へと尽力した幕末きってのヒーロー、『坂本龍馬』は近くの「浜川砲台」で警護をしていたと伝わっています。
また、次の来航に備える為に「江戸湾(現在の東京湾)」の出入り口である「横須賀市 浦賀」に『日本』初の国産製「西洋軍艦」の造船所が作られてました。
その後、この場所は海軍・海自の最大の基地へと引き継ぎられていくんですね。
(上記は「海上自衛隊横須賀地方総監部ホームページ」より引用。)
そして、1年後『ペリー提督』率いる『黒船』が再び浦賀沖に来航。
その時、『ペリー提督』ははじめ江戸、それがダメなら品川か川崎で会談をしたいと要求してきました。
『江戸幕府』側は『江戸城』からあまりにも近過ぎるとそれを拒否。
そこで、白羽の矢が立ったのは当時、小さな田舎町の漁港であった「横浜」でした。
そして、この地で『日本』と『アメリカ』の間に『日米和親条約』が締結したのです。
この時、『アメリカ』側の献上品として、蒸気機関車の模型が渡されたのです。
これがきっかけで「明治時代」に入り首都・「東京(皇居)」からほど近い「新橋」と「横浜」を鉄道が繋がるようになったのです。
だいぶ、脱線しましたがようやく元のレールに戻れましたね。
鉄道だけに!笑
でも、実はそれ以前に『日本』でそれも「長崎」で鉄道を走らせていた人物がいました。
それが、『イギリス』商人として『坂本龍馬』を仲介役に武器を売買していたあの人物。
『死の商人』としての異名もつ。
ただ、この鉄道は約1ヶ月程度の試運転で終わってしまい、鉄道の営業運転とまでは行きませんでした。
ですから、「横浜ー新橋」間が「鉄道発祥の地」・「長崎」の方は「我が国鉄道発祥の地」となっているのです。
そして、イギリス人の『トーマス・グラバー』と、アメリカ人の『ペリー提督(マシュー・カルブレイス・ペリー)』は、ある事で繋がっているのです。
そのある事とは…。
『フリーメイソン』
2人はここで繋がっていたのです。
さらに、「台場跡地」付近に埋め立て地として出来た『お台場』。
ここにも『フリーメイソン』ゆかりのものがあります。
そのゆかりのものが…。
『自由の女神像』
『アメリカ ニューヨーク』にある『自由の女神像』は『フランス フリーメイソン』から『アメリカ フリーメイソン』へと独立100周年を記念して寄贈されたものです。
そして極めつけは、この『お台場』という地。
ここは「東京港埋立第13号地」なんです。
「13」と言えば、「フリーメイソン』では『聖なる数字』。
その上に建つのは『フジテレビ』。
『フジテレビ』のマークはなぜだか名前に似つかないマークですよね。
(上記は「株式会社フジテレビジョン」から引用。)
また「フジ」とは言わずと知れた『日本』の象徴とも知られ、2013年に『世界文化遺産』になった『富士山』。
この2つを足すと…。
『フリーメイソン』の象徴でもある『プロビデンスの目』になるのです。
そして、ここ『フジテレビ』で20世紀最後に華々しくデビューしたスーパーアイドルがいます。
そのスーパーアイドルとは今年、一時グループ活動を休業した…。
『嵐』
彼らは1999年11月3日にデビューしました。
1999をひっくり返すと「6.6.6」という数字が出てきますよね。
また11×3=33になり、「33」は『フリーメイソン』では最上階級の数字になります。
さらにメンバーの頭文字。
松本→M
相葉→A
櫻井→S
大野→O
二宮→N
↓
『メイソン』と読めるわけです。
『フジテレビ』のキーチャンネルは『8チャンネル』になりますが、これを鏡文字にすると「33」という数字が出てきます。
これは果たして偶然なのでしょうか。
それとも…。
話は戻しまして、『日米和親条約』・『日米修好通商条約』以降、ただの田舎町漁港に過ぎなかった「横浜」は開港し、近代化(『文明開花』)の象徴としてさまざまなものの発祥地となっていきます。
それは今ではライフラインとして欠かせない、「ガス・電気・水道」から理容室や公園、そして食文化まで。
いまでもファッションやオシャレなものを発信し続ける「横浜」。
一度、発祥の地を探して巡ってみるのも良いかもしれません。